里山人雑記

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ビューティフルバード

2020年01月26日 21時01分45秒 | Field Note<観察>
たまたま通りがかった道沿いで、オシドリを見つけました。
うん。やっぱ、この繁殖羽はすごい。ということで…

オシドリ Aix galericulata の証拠写真を。
手前の個体がオス、奥の個体がメスです。同じ種とは思えない色の違い。でもこのメスの色合い、良いですね。
こんな感じで多くのカモの仲間は、オスの繁殖羽が極端に派手、一方メスは一年を通して比較的地味な姿をしています。種類にもよりますが。

さて、オシドリのオス、体の真ん中やや後ろにある大きな羽根が際立ちます。オレンジ色の幅広の羽根です
この大きな羽根、形がイチョウの葉に見えませんか?
実はこれ、イチョウの形になぞらえて、「銀杏羽根(いちょうばね)」とも呼ばれるのです。
私、この羽根1枚持ってます(←自慢)。

そうそう、仲睦まじい夫婦のことを「オシドリ夫婦」と言うことがありますが、オシドリの番(つがい)、つまり夫婦関係は1シーズンきりで解消されるという…笑
やっぱりですね、「タンチョウ夫婦」とかの方が、生涯連れ添うから良いんじゃないですか。どうですか。
鳥に明るい人の結婚式等でスピーチする際には、うかつに「オシドリ夫婦」などとは言わない方が無難かもしれませんね。ははは。


↑尚、ここのオシドリも、例に漏れず警戒心が強いようで、道から見ると遠くに"点"の状態でした。
そこで衛星写真と地図を使って、プレッシャーを与えず潜めそうな場所を見つけて歩き、待つこと数分。
思惑通り、向こうから近づいてきてくれました。静かに数枚撮影し、移動するまで待ってからこちらも退散。

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地元では、間近で観察できるような場所、知りうる限りでは ないのです悲しい。
そのため、こんなに近くで観察できたのは初めてでした。思いがけず良い場所が見つかってラッキ~

それにしても、静かなところで静かに撮るとき、やっぱシャッター音は気になりますね。
今日は雨風のおかげか、鳥に気にする素振りは見えませんでしたが、これまでに何度も、シャッター音がした途端、鳥の動きが不自然になる場面を経験しています。
周波数にはよるでしょうが、音声でコミュニケーションをとる生物はやっぱり音には敏感…?

動きが少ない被写体であれば、ローリングシャッターでも歩留まりはまあまあいいはずですし…
こういうときには、ローリングでいいからシャッター音消して撮影できる機材があるといいなと思ったり…笑
(意訳:「M.zuiko 300mm F4.0 Pro」と「MC-20」または「α7」に「望遠」と「エクステンダー」をください笑)