里山人雑記

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TG-6撮り初め & ちょっとレビュー

2020年01月08日 20時20分44秒 | Field Note<観察>
仕事を終えた夜間、とある水辺へ足を運びました。
暖かい夜、雨の降りそうな空模様。
今日は出るかな…
到着すると、

↑卵塊のみ。カエルはおらず。
卵塊は、ニホンアカガエルのものです。ニホンアカは冬の間に産卵するため、この時期から水辺で卵が見られます。
お目当ては産卵だったのですが、ときすでに遅しでした。1~2週間前の暖かい雨で産んだのでしょうね。
次回を狙いましょう。

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さてここからは、TG-6のシャッタースピード低速限界に関するレビューをちょっとだけ。

TG-6では、シャッタースピード低速限界を設定できるのです!
これはTG-5にはなかった機能。購入の1つの決め手となりました。
しかし、使ってみてわかった注意点が!

それは、設定したSS低速限界よりも遅いSSになってしまう場合があるということです。
たとえば、「Aモード(絞り優占モード)、F値を2.1に固定」の状態で、「ISOの上限を800、SSの低速限界値を1/100」に設定したとしましょう。
明るいうちは、「ISO 600、SS 1/250」などで撮影できますが、暗くなってくると、ISOやSSが自動調節され、いずれ「ISO 800、SS 1/100」と、いずれも設定した上限と限界に達してしまいます。
ここからさらに暗くなった場合、なんと、ISOは800のまま、SSが1/80、1/60と下がり始めてしまうのです。
いやいやいや低速限界「SS 1/100」に設定してるじゃん??と思いました最初。
ただこれは、低速限界の意味が「これ以上SSを下げないSS値」ではなく「SSの調整を"一旦"やめて、ISOで明るさを調整し始めるSS値」という意味だから。
つまりAモードの場合、以下のような自動調整が行われるのです。

「はじめはSSを遅くして明るさを維持 → SSが設定した低速限界に達すると、お次はISOで明るさを維持 → ISOが上限に達すると、もうしゃあないからSSをさらに下げて維持。」
というわけで、「ISOも上限、SSも下限だから暗くなるに任せて明るさを維持することを放棄」とはならないわけです。←ここ要点

考えれば当たり前。M(マニュアル)じゃなくA(絞り優先)なわけですから。
「もうちょっと暗くてもいいんだけど…」と思い測光方式や露出をいじるも、やはり思い通りにはなかなかいかない(頑張ればならなくもないが、今は非常に手間暇がかかる)。
ここからはカメラの特性をつかんで設定を追い込み慣れていくに尽きますが、Mモード(またはSS優先モード)があればもっと簡単なのに…と思わざるを得ないですね。
TG-6にはP(プログラムオート), A(絞り優先), C1(カスタム1), C2(カスタム2)こそあれど、M(マニュアル)、S(シャッター優先)はないのです。

ちなみに、カメラ上で低速限界設定の項目を選択すると、『設定したシャッター速度に到達したら、ISO感度が上がり始めます。』との説明が表示されます。
しかし、「ISOも上限に到達したら、SSは設定した低速限界よりも下がり始めます」とは表示されません。
うん、Aモードだから考えてみれば当たり前だけど、期待しちゃうじゃん…笑

とはいえ、TG-5からするとかなり自由度が増したのは間違いありません。ナイスですオリンパスさん。
SS低速限界を設定できるし、ボディ内深度合成の枚数を細かく調整できるし、顕微鏡モードにしなくてもレンズから1cmで撮れるスーパーマクロAF&MFが使えるし…
TG-5のときに不自由だった点がかなり改善されています。周囲では、買い替えるほどの価値はないという声を聞いたりもしましたが、私は十分に価値があると思うなぁ…
ま、用途次第ですね。

はい、ということで、いくつか注意点はあるけども、TG-5から買い替えたメリットは自分としては十分にありました。

今度、簡単なレビュー記事も書きますね。
ただし、購入 or 見送りの判断に対しては一切の責任を負いませんのでご了承ください。
記事はあくまで参考程度に留め、店頭で触ってみてから購入等はご検討くださいね。