さて、引き続きバイオーダーワインのご紹介です。
当店でも今年で4度目の入荷 年を重ねるごとに浸透度アップ、皆様に大好評の南アフリカ赤ワインです
<南アフリカ>KWV・メントーズ・オーケストラ2012 750ml ¥2,680(税別)
KWVは南アフリカでは皆さんお馴染みのワインメーカーだと思います。1918年南アフリカのワイン産業の安定を求めてブドウ栽培農家の協同組合としてスタート、今やブランデーやワインにおける南アフリカ最大の輸出業者であり、業界のスポークスマンであり、指導者であり、生産マーケティングの先駆者として政府機関とも密接な連携を取りながら、南アフリカ産業のリーディングカンパニーとして大きな役割を果たしています。日本への南アフリカワイン普及の先駆者でもあります。
このワインは、このKWVのインポーターである国分㈱さんのバイオーダーシステムによる年に一度の限定輸入品です。(バイオーダーとは、インポーターさんご紹介の特別アイテムを販売店がオーダーした数量のみ輸入するシステム)
通常輸入のシリーズ「ルーデバーグ」からさらに一歩進んだボルドータイプを目指した5品種ブレンド。手摘み収穫、選果を終えたブドウは、各品種ごとにアルコール発酵され、最高の液体のみが次の段階へと進みます。樽熟成は合計18ヶ月で、まず品種毎に12ヶ月熟成、その中から最良樽のみ選別後ブレンド、更に6ヶ月熟成されます。熟成にはフレンチオークを用い新樽比率は70%です。
熟した黒系ベリー、スパイスの香に、チョコレート、ヴァニラ、木、皮革などオーク由来の香が重なります。果実味は凝縮して濃厚、甘味、酸味、渋味が調和し、5品種のブレンド感が絶妙でひとつにまとまった印象です。口中はまさにオーケストラ、各品種の奏でるメロディが素晴らしいハーモニーを作り上げています。どっしりとした重厚感に口当たりなめらかなエレガントさも持ち合わせ、余韻も深く見事な仕上がりです
使用品種:カベルネ・ソーヴィニヨン53%、カベルネ・フラン22%、プティヴェルド17%、メルロー4%、マルベック4%
また、南アフリカは、自然保護の意識の高い国であり、ワイン造りにおいても、環境的、人体的にも健康的なブドウ栽培、ワイン造りを目指しています。自然環境に恵まれ、低農薬ブドウ栽培が可能、ワインの品質を安定させるための酸化防止剤の使用許可基準もヨーロッパ諸国に比べ極めて低いです。自然にも人体にもやさしいという点も南アフリカワインの魅力ですね
昨年入荷の2011年ヴィンテージと比べると、まず使用品種の比率がカベルネS、カベルネFの比率が高くなり、メルロー比率が下がりました。
香りの華やかさがアップし、開けたて甘味が強く感じられますが徐々に酸味が引き立ちバランスがよくなります。タンニンはやはりシルキーで、5品種の絶妙なブレンド感は健在! アフターまで続くスパイシー感がとても心地良いです。
続いて同じメントーズ・シリーズで今年初リリースとなります。「オーケストラ」で使用されているカベルネ・ソーヴィニヨン100%ワインのご紹介です。
<南アフリカ>KWV・メントーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2012 750ml ¥2,680(税別)
使用品種は一種類ですが、熟成期間、使用樽については、ほぼ上記「オーケストラ」と変わりません。「メントーズ」は、絶妙なブレンド感が魅力であるのに対し、こちらは、厳選されたブドウによりタンニン、酸味が豊かで、植物的な青っぽい香を持つカベルネSの基本的な特徴をベースに発酵、醸造、熟成の工程を経て、単体品種の魅力を最大限に引き出した味わい、まさに芳醇な「ザ・カベルネS」を実現!
熟した黒系ベリー、スパイス、スイカ、植物的な青い香、凝縮した果実味と酸味のバランスよく、そこに豊かで細やかなタンニンが溶け込み、味わいに奥行きを持たせています。完熟ブドウ風味にオークのニアンスが調和、ヴァニラのような甘っぽい香やスモーキーなニアンスも感じられます。口中で果実を噛み砕くかのような肉厚で力強い味わいですが、アフターに落ち着いた趣きを感じるのは、やはり細やかで丁寧な造りの表れでしょうか?
カベルネSのフルボディ派にはたまらない逸品です
ぜひ、お試しください