きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeからのお金

2016-05-16 | 息子keke
一昨日の同窓会でマグロ君(仮名)に息子のことを訊かれた。

「何歳だ?」と言うので25だと答え、「自立しているのか?」と言うので「家にいる」と答え、「何をしているのか?」と言うので「たまに働いたり家でブラブラしてるよ」と答え、彼女はいるのか?と言うので居ないと答えると、マグロ君はウ~ンと言い、(何故ならマグロ君の若い頃はたぶん仕事に女あさりにヒジョウに充実していてこんな状態が考えられないのだろう)「家に金を入れてるのか・・・?」と言うので、「入れてないよ。」と言うと、ますますウ~ンという顔をして、「それでも外に出ているだけまぁいいか。。。」と言うのだった。

翌日夕飯を食べながら、その事を思い出していたら、だんだん腹が立ってきた。
なんであんな男にそんなことまで尋問されなきゃならないんだ。

kekeはフラフラ冷蔵庫を開けにきたので、「keke」と私は言い、「お前はこの先どう考えているんだ、今のままでいいと思っているのか。」と言うと、「そうは思ってないけど」等と言うので、「それじゃこれからどうするんだ。」と言うと、部屋に戻ってしまった。

頭を冷やすべくまたしばらく考えたが、また腹が立ってきて「おいkeke。ドアを開けろ。」と言い「同窓会でも恥かしいんだよっ」と言うと「自分の見栄か」等と言うので、「言うから何もしたくなくなるとか言うけど少なくても1ヶ月以上何も言ってない」「なのに何もしようとしないじゃないか」「また来月も何もしないのか」「大学を辞めた後働くんじゃなかったのか」「ウソばっか」「家賃だって掛かってるんだからな、3万ぐらい食費以外にイレロ」等とボンボコ言って寝た。

翌日、kekeが早くに起きて来たので「この本に書いてある。」と私が言ったのはこの前読んだ「持たない幸福論」と言う本である。

「この本によると一番理想的な生き方は社会人とニートの中間で、年に半分働いて半分引きこもる生き方だと書いてあるんだ。」と私は言い、「お前がそういう意志でそういう生き方をしているならいい。ニートがいいと思ってしてるなら別にいい。それでいいと思ってないのにまた明日また明日で何んにもしないでいるのはおかしいんじゃないのか?」と言った。

そうだ、そうなんだ。
そうは思ってないのに何もしないのが気に入らないんだ。


それから仕事に行き、家に帰ってくると、kekeがやってきた。
封筒を持っていて、「これ。」と言う。

中に1万円札が何枚も入っているので「なんで?!」と言うと、「1月からのお金(3万×5ヶ月)」と言う。

エッ!@@と言うと、「それからこれ。」と角瓶を指差して「買って来た。」と言う。
「あっもうそろそろ買おうと思ってたんだっけ。母の日のプレゼントか?」と言うと「そうじゃない。」と言う。

「いったいどうしたんだ。まさか・・・死ぬ気でいるのでは。」
「そうかもね。」

ありがとうと言うとkekeは部屋に去って行った。

お皿も全部洗ってあった。

いったいどうしたのだろう。。。(逆に心配だ。)


12 コメント

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読んでいて、笑っちゃったぁ。 (かめ石)
2016-05-16 22:33:02
よかったねえ、
コミュニケーションができたようでよかったですねえ。

今読んでいる本にも、・・・

面白い本がありまして、・・・
伊藤たかみさんの
「八月の路上に捨てる」
という本でして、今から10年前に、芥川賞をとった作品ですが、面白い優秀な書き手です。

若い人々にも行きにくい時代ですねえ。

失礼ながら、此のブログ、面白かった。
そして、コミュニケーションできてよかったですね。
Unknown (みよ)
2016-05-16 22:46:36
それは気になりますね(カメ石さんとは逆の反応ですけど)
15万も?持っていたのでしょうか?気がかり。
sakeさんに感謝していることは角瓶で伝わってきますね。
ありがとうって言えなくて、なんだかいじらしいし哀しい。
きっとkekeさん本人がどうしたら良いのか一番わからないのかと思います。
今の若者はほんとに可哀相。
kekeさんに、どう声かけすれば良いのかわかりません。
sakeさん、辛いけど見守っているしかないのかな。
このコメントが的外れでありますように。
>かめ石さん (sake)
2016-05-16 22:54:06
またまた新しい知識が増えました。
伊藤たかみさんってどんな人?と思って調べてみたら、角田光代さんの夫だった時代があったとか?
どんな本なのだろう・・・離婚がらみの小説なのだとか。ちょっと興味しんしんです。自分の経験がベースになっているのかな。

ほんと、子供とコミュニケーションが取れましたね。この日だけかもしれませんが。
今までだったら、部屋にカギかけてふて寝だったのに、耳に届いたんですね。心が強くなったのでしょうね。20歳から、毎年毎年成長を感じます。

ブログでは端折りましたが「1ヶ月以上言ってない」と言ったら「ウソばかり(苦笑)」と言われました。
Unknown (ろこ)
2016-05-16 23:05:51
こんにちは。
 kekeさんも、苦しんで悩んでいるんですよね。
 姉の話です。姉はコネで入れてもらった会社を突然辞めて、家でフーテンしていました。お正月、30過ぎた娘に年老いた両親がお年玉をあげたのです。するとあんなに反抗していたのに号泣して仕事探しをするようになり、自分の身の丈に合った仕事を見つけて働くようになりました。
 反抗しながらも、親に申し訳ないと思っていたようです。不肖の自分に年金暮らしの親がお年玉をくれたというのが身に染みたようです。
 kekeさんは、お金の他に角瓶を添えたというのが泣けます。いい息子さんですね。
 
>みよさん (sake)
2016-05-16 23:20:27
みよさんも来てくださったんですね。
2月3月はよく働いていたので、たぶん持っているかなと思いますが。。。
「貯金があるから働く気になれない」と言うので、「家にも入れずに何が金があるだ、あるなら家に入れろ」と言ったのです。
でもみよさんが想像するように、お金がないのに払わねばとなると心配ですね。その方向も考えながら慎重にしていきますね。

もうこのままの生活がずっと続いてもいいと思うんですよ、内心。・・子供が自立していなくなると淋しいですからねぇ・・・でも本当にそれでいいのか本人に確認した方がと思って尋ねると「それでいいとは思わない」ようなんですね。
でも差し迫らないと「働かなきゃ」って思えないそうです。いったいいつになったら、そういう気持になるのでしょうね。そんなの、待っていてそう言う風になれるのかなぁ、不思議です。
>ろこさん (sake)
2016-05-16 23:27:37
ろこさん、こんばんは。

今まで何年こんな埒の明かないことでケンカしてきたのでしょう。でも今までは耳を押さえて布団にもぐってしまうようでした。
それが最近、心が強くなったのでしょうか、話を聞くようになったんです。
自分も親に反抗的な子供だったので、親の説教も叱りも大嫌いで一向に心を開きませんでした。いつもそっぽ向いてました。

ろこさんが言われるように親に悪いと思ったのかもしれません。私も感情任せで言い過ぎないようにします。
いつか気持が通じて、いい方向になる日が来ると信じて。。でも離れて行かれるのはちょっと淋しくなりますが。。
Unknown (あんじー)
2016-05-17 00:18:53
keke君、親が思うよりもずっと色んなことを考えたり、実行すべく用意してるのかもしれませんね。
でも、sakeさんのご心配も分かります。
私も親から小言を言われると布団かぶりたくなる派でしたから。

でも、あまりに意外すぎる行動。
いや、よくよく考えての行動だったのかな。
keke君が話してくれたら良いのですけどねー。
男の子は口下手が多いっていうし、難しいのかなぁ。
ちょっと心配になりますね。お母さんとしては。
>あんじーさん (sake)
2016-05-17 05:50:48
いったいどうしたのでしょうね?
私も喜んでいいのか心配した方がいいのか分かりません。
「家にもお金を入れたから文句を言うな」と開き直る算段なのかもしれません。

先ほど心配して「あんなにお金を出して大丈夫なの?」と尋ねたら「いちいちうるさいなぁ、もう~~~」と怒ってました。
怒るぐらいなので死ぬことを考えているわけではないような気がします。
私も親に話をする方ではなく、結婚相手もいきなり連れてきたりして驚かせたので、そういう行動パターンが似ているのかもしれません。(^_^;)いろいろ考えたけれど、自分が悪いことを言っているようには思えません。この先何が起こっても後悔しないようにしようと思います。
おはようございます (kao)
2016-05-17 09:20:05
死ぬことはないというきがします。。
が、sakeさんはやはり心配されますよね・
私も、これは大丈夫なのか
気をつけなさったほうがいいのか、
わかりませんが、まぐろさんは余計なお世話!”!
まぐろさんが余計なことするからまたsakeさんが
不安になって・・。
sakeさんとご子息が仲良く平和にすごせるなら、
ご子息がいま働いてなくてもいいではないのかと
思います。逆に、家庭が逃げ場になっているのだから、
ご子息はお幸せですよ。・・。。
レストランの同僚で、家庭内暴力で心のSOSを送って
いたのに家族に気づかれないから、悲観して自死して
しまったお兄様を持つ人がいて、そのひとが、娘さんが
引きこもりになったとき、「ああ、この子は家なら安心して
いられるんだな」と逆に安心したそうです。
sakeさん、ご子息が自死されるよりは今がお幸せ
なのではないでしょうか・・?
>kaoさん (sake)
2016-05-17 09:36:03
ほんとにマグロ君は大きなお世話ですよね!私もそもそもだんだん腹が立ってきたのは「息子kekeは人に迷惑をかけてない!」と思ったのです。ちゃんと働いて幾らたくさんお金をかせいでも、ああやって女の人に責任も持たずちょっかいを出している人より、働いてなくても人を泣かせたり迷惑をかけてない息子の方がよっぽど人間として素晴らしいと思ったのです。そんな人にあんな風に言われて・・・ハッキリ(ジョークっぽくでも)「アンタに言われる筋合いじゃない」と言ってやればよかった!

kaoさんの言われるように親子二人で仲良く平和に暮らせればこのままでもいいんです。
ただ「これで良くない」と思いながら、この状態のままでいるのはスッキリしないのではないかと言いたかっただけ。。。

なるほど、お兄さんを亡くされた方が引きこもりの娘さんを見て「家なら安心していられるんだな」と安心した・・・。経験が人を深く優しくするものですね。

私の妹も、前にkekeが部屋から出てこなかった頃に同じように言いました。「家の居心地がいいんだね」と。
それは内心、自慢して良い事かもしれませんね。

モノはみんな考えようです。今日のkekeに幸せが訪れることを願います。その手助けができたらいいですよね。(^o^)どうもありがとう。

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