きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

サガン

2011-11-08 | 女だから思ったこと
図書館でサガンについて書かれた本を借りた。

サガンに、はまったのはいつだったかなぁ?
世間もバブルなら、私もバブルの時代だったのは間違いない。

その影響と言うわけではないが、私は一時期ブッ飛んでいて、当時の数少ない写真の中に男子寮に潜り込んでいる写真がある。
それでかろうじて、やっと記憶を思い起こすのだが、私はある時「有馬記念を見に行きたい!」と言い出して、周りの男の子達が「それじゃ」と企画してくれて、一応女友達にも声だけは掛けてみたけれど、そんな企画に乗る子は居なくて(唯一の理解者MEGUちゃんは男とデートか何かだったんだろう)、私は数人の男友達と競馬場の帰りに、彼らの男子寮に「こんちはー^^/」と乗り込んだのである。

私がカメラを撮り出したのは、間違いなくkekeが生まれたからだったので、当時の写真があると言う事は、その中にマメな男子が誰か居たのだろうか。

当時はMEGUちゃんとディスコを覗いてみたり、酒を飲んで終電で帰ったり、仕事なんて二の次だった。
お互いに好きな男もいたし、そんな話もいっぱいして、高校生より高校生みたいだった。

ただ問題だったのは、私はその時結婚していた事だ。
もうこれが目の上のでかいタンコブで、煩わしくて煩わしくてならなかった。

子供が居たら違っただろう、と言ってくれる人もいたけれど、本人はあまりそうは思ってない。
とにかく家を出てからは、やりたい放題だった。
固い両親の下で押し込められてた当時のエネルギーが一気に噴出したのだから、止まらなかったんだ。
あれは子供が居る居ないに関係がなかったような気がする。
なので、私はあまり人の事は言えない、実は。


でも、実際に仕事してあれだけ遊んで、本を読む間もなかっただろうから、サガンにはまったのはその前、大学時代だったんだろう。
でも、とても懐かしいので、もう一度借りて読んでみよう。

あのバカな時代があって今に至るのだが、当時を後悔することはあれから一度もない。
「この先何があってもかまわない!」と思って飛び出してたし、今でもあれが無かったら、私の人生は半分死んでいたようになっていただろう。


そんな事を思い出すと、効率良く、いわゆる普通に成功することだけが人生ではないと思う。
恋愛もハッピーエンドになるものだけが全てでないと思う。

それはそれで価値はあるけど、面白いかどうかはまた違うと思う。
こうなってしまったら、「やりたい!」と思う事を、とことん追及していくのがいいかもしれない。
それができる条件が整う事も、与えられたチャンスかもしれない。

でも、そんな私でも自分の子供だけは、まともに(無駄なく)歩んでほしいと思ってしまう。
エゴかもしれないけれど。

ちなみにサガンも二度の離婚を経て、息子が1人いたのだそうだ。
それは今、初めて知った。(当時はそんなことまで関心がなかったのだろう。)


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