これも図書館で何の気なしに手に取った本である。
「遺伝子組み換え作物」
たまに豆腐を買う時に「これは遺伝子組み換え大豆を使ってません」とパックに書かれているのを見て他人事のように思っていた。
ところが、である。この本によるとスーパーで売られているもので、米・野菜・果物・鮮魚・砂糖・塩・日本茶・紅茶・コーヒー・乾物を除くと全部遺伝子組み換え製品(以下GMO製品と呼ぶ)が関わっているそうである。肉類は牛肉の30%、鶏と豚肉の50%近くのエサがアメリカからの遺伝子組み換えとうもろこしからできているそうだ。よって肉・卵・牛乳・乳製品はGOM製品。油の原料になっているとうもろこしやナタネもGMO製品。洋菓子に使われるショートニングや生クリーム、和菓子に使われる水あめもGMO製品が含まれているそうである。
私はこういうことをうるさく言うオバサン連中が昔から苦手で、「いいじゃん、毒じゃないんだし、そんなこと言ってたら何も食べられないよ。」と思っていたし、今でもそういう気持があるのだが、さすがにこの本を読んで考えてしまった。というより、恐ろしくてほぼ飛ばし読みと言ってよい。知りたい気持はあるが、詳しく知りたくないので飛ばし読みなのである。
アメリカではこのような「遺伝子組み換え作物(GOM製品)」が幅をきかせていて、その代表がモンサント社と言う会社なのだそうである。そこでは除草剤とそれに強い遺伝子組み換え作物のタネをセットにして販売していて、それを受け入れないと農業経営できないような仕組みになっているらしい。
そのモンサント社など、GMOに積極的な会社は「遺伝子を組み換えても人体に影響は出ない」を名目にどんどん幅を広げ、アメリカで作られているとうもろこしの90%以上が「遺伝子組み換え」で、それを1番輸入しているのが日本だと言う。(飼料、油用、工業利用)
GMO製品の何が楽かと言うと、もともと虫がつかない性質を持っているので(この本では体内に殺虫成分と言う表現を使っている)、除草剤だけヘリコプターで撒いていれば何もしなくて収穫できるからと言う点らしい。でもそういう性質を持つ作物が体内に入って平気なの??といぶかしがられているのである。
当然ラットの実験もしており、ラットでは4ヶ月目から異変が現れた。ガンのような物質ができてしまったそうである。負けずにモンサント社グループも実験をし、こちらは「異変は無い」との結論を出している。しかし、こちらの実験は3ヶ月で終了しているそうである。
そういう怪しい作物が、米の消費の2倍の量、日本に流れ込んできているのが現状だそうだ。
今は直接目にはしなくても、飼料になっているし、工業利用でも運んでいる間にナタネが落ちて、港の近くではそこからGMOナタネが生えてきているのもあると言う。(それを調査している人がいるのにも驚いた。)飼料も価格を追求すると、このような遺伝子組み換えとうもろこしを使わないわけには行かず、この流れに逆行するのは難しいとのこと。
これを読むとうなってしまう。
消費者が安い物安い物をひたすら追い求めてきた末路がこれなのだ。
この本の作者手島さんは「私達にできることは、こう言うことを知って消費者が選別すること」だと言う。
今さら卵や肉を食べないわけにはいかないが、できるだけ体に良いものを選んで、そういうものを作っている農家や企業を応援する、と言う気持は大切かもしれない。
この本では各ページに、実際に木島さんがメーカーに直接聞いてお菓子類でも「使われているとうもろこしがGMO製品かどうか」確かめている。
「遺伝子組み換え作物」
たまに豆腐を買う時に「これは遺伝子組み換え大豆を使ってません」とパックに書かれているのを見て他人事のように思っていた。
ところが、である。この本によるとスーパーで売られているもので、米・野菜・果物・鮮魚・砂糖・塩・日本茶・紅茶・コーヒー・乾物を除くと全部遺伝子組み換え製品(以下GMO製品と呼ぶ)が関わっているそうである。肉類は牛肉の30%、鶏と豚肉の50%近くのエサがアメリカからの遺伝子組み換えとうもろこしからできているそうだ。よって肉・卵・牛乳・乳製品はGOM製品。油の原料になっているとうもろこしやナタネもGMO製品。洋菓子に使われるショートニングや生クリーム、和菓子に使われる水あめもGMO製品が含まれているそうである。
私はこういうことをうるさく言うオバサン連中が昔から苦手で、「いいじゃん、毒じゃないんだし、そんなこと言ってたら何も食べられないよ。」と思っていたし、今でもそういう気持があるのだが、さすがにこの本を読んで考えてしまった。というより、恐ろしくてほぼ飛ばし読みと言ってよい。知りたい気持はあるが、詳しく知りたくないので飛ばし読みなのである。
アメリカではこのような「遺伝子組み換え作物(GOM製品)」が幅をきかせていて、その代表がモンサント社と言う会社なのだそうである。そこでは除草剤とそれに強い遺伝子組み換え作物のタネをセットにして販売していて、それを受け入れないと農業経営できないような仕組みになっているらしい。
そのモンサント社など、GMOに積極的な会社は「遺伝子を組み換えても人体に影響は出ない」を名目にどんどん幅を広げ、アメリカで作られているとうもろこしの90%以上が「遺伝子組み換え」で、それを1番輸入しているのが日本だと言う。(飼料、油用、工業利用)
GMO製品の何が楽かと言うと、もともと虫がつかない性質を持っているので(この本では体内に殺虫成分と言う表現を使っている)、除草剤だけヘリコプターで撒いていれば何もしなくて収穫できるからと言う点らしい。でもそういう性質を持つ作物が体内に入って平気なの??といぶかしがられているのである。
当然ラットの実験もしており、ラットでは4ヶ月目から異変が現れた。ガンのような物質ができてしまったそうである。負けずにモンサント社グループも実験をし、こちらは「異変は無い」との結論を出している。しかし、こちらの実験は3ヶ月で終了しているそうである。
そういう怪しい作物が、米の消費の2倍の量、日本に流れ込んできているのが現状だそうだ。
今は直接目にはしなくても、飼料になっているし、工業利用でも運んでいる間にナタネが落ちて、港の近くではそこからGMOナタネが生えてきているのもあると言う。(それを調査している人がいるのにも驚いた。)飼料も価格を追求すると、このような遺伝子組み換えとうもろこしを使わないわけには行かず、この流れに逆行するのは難しいとのこと。
これを読むとうなってしまう。
消費者が安い物安い物をひたすら追い求めてきた末路がこれなのだ。
この本の作者手島さんは「私達にできることは、こう言うことを知って消費者が選別すること」だと言う。
今さら卵や肉を食べないわけにはいかないが、できるだけ体に良いものを選んで、そういうものを作っている農家や企業を応援する、と言う気持は大切かもしれない。
この本では各ページに、実際に木島さんがメーカーに直接聞いてお菓子類でも「使われているとうもろこしがGMO製品かどうか」確かめている。
でも、自分の目で確かめて
ちゃんと選別して
買うことが大切なのでしょうね。
安さばかりでなく・・。
ラットの実験、
三か月で打ち切りって怪しいですね。。、
もみ消したという感じですね。
今日は大変勉強になりました^^
有難うございます。
ただ日本ではまだ「遺伝子組み換えは怖い」と言う先入観があるので、大豆を使っている豆腐や醤油も「遺伝子組み換えではない」と言う表示をして、そういう製品で作っています。アメリカではこのような表示義務すらないそうです。
だから、もしも問題が出るとしたら、まずアメリカやあちらの国から出るような気もします。
しかし金に物を言わせて(?)、アメリカでGMO会社が幅をきかせているのはビックリです。力でとうもろこし分野を征服みたいな感じ。。。こういうシステムが日本に入ってくると怖いなぁと思います。
今は、戦争で ある民族が他のある民族を滅ぼそうとしたりダメージを与えようとしても・・・それはあまり賢いことではないと気がついたのでしょうか?
それよりも、書かれているように・・・・
ああ、書くだに恐ろしいことです。
あるいは単なるお金儲けを考えてのことでしょうか?
一人ひとりの生活者が、このことを知って孫子の代まで
危険でない食品を買うしか方法はない。
ぼくは、今緊急の政治課題になっている、TPPがとても危ない、危険なものと思っています。
シカシ多くの国民は、このブログの読者はそうではないと思いますけれども、政治にほとんど無関心、テレビのドラマを見たりはしても、今アメリカがあるいはそのほかの国が、日本に対してどのような要求をしているのかそれに対して、自民公明政権は。いうがままのとおりにしようとしているのかあるいは少しは抵抗しているのかを?しっかりチェックしなければ・・・・
日本危うし、それは台所から、医療から、じわじわと来ているように思いますよ。
モンサント、ぜひ調べて御覧なさい。
モンサント社、ググってみるとすごいですね。これをまったく知らずにいましたからね。
ちなみに実験で使われたラットは寿命が600日程度、20ヶ月です。単純比較はできませんが、人間の寿命を考えると、15年?20年?に相当するのだろうか・・それでも豚のエサや油に使われているだけで直接食べている訳ではないから、私の世代は問題ないでしょう。
でも30年後?40年、50年後はほんとに平気なの?
すごく疑問ですよね。
単なる金儲けなのか、それとも見えない戦争ということもあるかもしれません。
どこで見たか忘れましたが、アフリカのエボラ熱も実は実験ウィルス(薬の実験のような類)ではないかと言う記事を見ました。
空想かもしれません。
私は新聞も見ないしあくまで個人的な意見ですが、この問題に自民党はそれなりに抵抗していると信じたいいですね。少なくても他の政党になったらさらにロビー活動には対抗できないのでは?と思ってしまうんですね。
たしかに消費税、雇用問題、いろいろ不満はあるけれど、一番大切な政治活動はこのあたりの抵抗ではないかと。。。
だから、どうでもいい不倫スキャンダルや献金?のようなものを殊更とりあげて、喧々囂々にして追い込むのはアホじゃないかと思います。
この10年ぐらいで自殺した政治家の偉い人が何人かいましたが、もしもその人がロビー活動によって追い込まれたら?・・・可能性もありますよね。(自民ばかり肩を持ちたくないけど、あまりにも無知な日本人が多すぎる。)
だからスキャンダルばかりを責めるマスコミも嫌いです。
ちなみにTPPでアメリカは日本の「遺伝子組み換え表示をやめろ」と要求していたとこの本には書いてありました。2年前の本なので、たしかそれは政府が抵抗したとか。
その代わりに他の要求を飲まざるを得なかったこともあるでしょう。だからちょっとのことでみんなでギャーギャー足を引っ張るより、もう少しみんなで賢くなりたいですね。
せめてNHKはこういう報道をもっとしてほしいなと思います。受信料を取るのならば。
ある日、法律が突然できて、・・・
食品などに表示義務がないようになると思います。
市場に、遺伝子組み換え食品が堂々と?出てくる・・・
どうすればよいか?
ぼくは、生産者が直接、産直マーケットなどの場で野菜や果物を売っているでしょう、そんなところで買うようにしていますよ。
安いし、上手いし、安全と思われる。
ただし。勤めなどのために時間のない人には無理か。
夜までそういうマーケットはやっていないもんね。
お米を、この間生産者から買ったら、安い安い、
デパートで見たら、確実に2倍以上はしていますね。
野菜なども昔のように味のしっかりしたものが多いです。
スローフード、ってことば、ご存知ですよね。
本来は、地産地消、というほどの意味なんだそうです。
目に見えるところで作られた農産物や海産物を近くの消費者が買って、おいしくいただく、これが一番安心ですよね。
しかし、こういう問題になると、アクセス伸びないなあ・・・
ぼくだけが何度も書き込み、失礼しました。
ただ私はそういうのはちょっと苦手で、その日その日の食べたいものを選ぶ楽しみがほしいんですね。
半額見切りのものを見つけるのも好きだし。
私もこれからちょっとそういう売り場に足を運んでみようと思います。この本を読んだからではなくて、イオンやヨーカドーの人ごみがちょっと苦手なんです。
カメ石さんが言われたように、どこでも同じものが売られてますしね。
せっかく車があるうちなので、車でなければ行けないような所に行ってみたいと思うんです。
食べるものは大切ですよね。
健康にもつながるし・・・そういう所で小さな喜びを感じていたいですね。^^
主に近くで採れたものが多いです
最近は直売所も増えました
以前は外食もよくしていましたが、自分で確認できないので最近はあまり行きません
お米も
こちらでは玄米で買って食べる時に精米機にかけます
そうするといつまでも美味しいし安いしですね
元旦那のお母さんがよく「農家は自分が食べる野菜と出荷する野菜は別に作る。自分が食べる方は形が悪くても農薬使わない」って「だからちゃんと洗わないとだめ」って言っていたのを思い出しました。
精米機がご自宅にあるんですか。でも、味も違うんですね。
ご両親がいつまでもお元気なのも、そういう食習慣と関係があるのかもしれませんね。^^
私も手作りできるものを増やしたいです。