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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

男なら

2012-04-15 | 友人
「今日は乗る気がしない」とkekeに言われて、うだうだしてたら10時。

この時間から今更どこに行けばいいんだろう?と思っている所に電話が鳴った。
G子からだ。

「今、どこをドライブしてるのか?」と言うので、「まだ家にいるよ」と答えると、「どこか乗せてってくれ」と言う。

花見の相手もいないと言うのだから、T男は別れたのだろう。
何回かのメールのやり取りで、ケンカ別れしていた間、M君に話を聞いてもらって、この前も湖に二人で行った、と聞いていたので、「それじゃM君とつきあっちゃうか?」なんて冗談でも言おうかと思いながら車を出した。

G子は手を振って、いつものように車に乗り込んだ。

「いろいろあって困ってる」と言うので、「T男とは別れたの?」と訊くと、ううんと言い「それもいろいろあって困ってる」と言うので、「新しい男の出現で三角関係か?」と冷やかすと、「M君にコクられた。」と言う。

「えぇえええ~マジでぇ~~~~」

と驚きながら話を聞くと、「T男と別れるために自分と付き合え」と言うそうである。

「自分だって奥さんいるじゃん。」と言うと、「T男と違って、自分は他には女を作らない、ずっといつまでも傍にいる」そうである。

「えぇ~~~だってさぁ、ガンとかさぁ病気になったら、うちらは切って奥さんに看取ってもらうんだよ彼らは。大地震とかになったって、まず守るのは奥さんなんだよ彼らは。それを分かってて付き合うならいいけどねぇ。」
(と、人には正論を吐く。)

「奥さんとは契約なんだって。」とG子は言う。
「今はそう言う気持なんだろうけどね。。。しかし、あのM君がそんな事を言うなんて。。。ショックだなぁ。」

G子は「私だってもっとショックだよ」と言い、「男は100%そうなんだって。」と言う。

「100%ぉ?」
「100%。」
「私達の間で100%って言うのは、絶対だよ?」
「そう、例外ナシだよ。」

私達は「ありえねぇ~~」と叫んだ。

「信じられない」「何でそう言い切れる?」「訳わかんない」と口々に言いつつ、私達は「男はとうてい私達が理解できる代物ではない」と言うことだけは確信した。

「sakeちゃん・・・あれは借金もあったからいいんだけどさ。」とG子は言い、「浮気で離婚することはなかったんだね。」と言うので、「私もそう思う。浮気だけなら(また帰ってくるんだから)離婚することないんだよ。」と私も言った。
「男の浮気ぐらいで、ガタガタ騒ぐことは無いんだよ。」

そして、「なんせ100%なんだから、誰と結婚してもおんなじだ。」と二人で言った。

じゃあ結婚ってなんだろう。

でもそれでも意味のある事だと私達は知っている。

だって、それが私達には手に入らないことだから。

それに気付かない時、感謝できないでいる時、
神様がイタヅラするのではなかろうか。

だから、申し訳ないけれど、罪の意識はこれっぽっちもない。
私達が犠牲になって、守ってやってるとさえ思っている。


で、どっちが好きなのよ、と尋ねるとG子は迷わず「T男」と言う。

正直、M君の方が見かけも常識的にもイイ男なのに、どうしてT男なのか、私にも分からないし、G子自身もよく分からないらしい。
でも、M君は友達としてでしか考えられない、と言う。

私は「そのことは関係を深くしたくなければハッキリM君に言うべきだよ」と言い、「それならM君は友達のままでいてくれると思う。」と言った。
「これからどうなるのかな。」とG子は言うので「なるようにしかならないよ。」と私は言った。

「sakeちゃんだったらどうする?」と言うので、「二人と付き合って様子見かなぁ、それかM君とはしばらく距離を置くか。。。でもハッキリ言えることは、病気や天変地異とか最後には切られるのはうちらだ。」
「M君は他には女を作らないって。」
「でも、結婚する時には奥さんにそう言って結婚したんだよ、彼らは。」

G子は涙を浮かべた。

私はちょっとM君に腹を立てた。
何でだろう?と考えてみたけど、たぶんT男より自分なら、と言う自惚れに対してだと思う。

G子は「今度3人で会わない?」と言うので、「どっちと?」と言うと「M君と」と言うので、「いや、たぶん顔に出るし、その話になったら何か言わずにはいられないと思う。・・・ズルイよ。」と私は言った。

こんなに長い間付き合ってて、誰よりもG子の事を知ってると言ってて一番大切なことに気付いてないじゃん。

せめて別れる覚悟ぐらいしろよ、男なら。