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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

父に1日つきあう

2006-02-25 | 父の記録と母の思い出
今日は父と1日付き合うことになった。
妹が町内会の催しで朝から晩まで留守だったのだ。

病院に行く1時間前に起こしに行くのは早過ぎるかな?と思ったのだが、予測どおりなかなか起きてこない。「体がだるい」「眠れなかった」とか言いながら、やっと起こして、薬とご飯を食べてもらう。

朝の薬と一緒にお金が置いてある。
(ほんとはお姉ちゃんにお金を預けたいけど、おじいちゃんは自分で気前良く出してみせたがると思うから)と妹が気遣って置いたのである。前日に渡すと父が無くしたり遣ってしまうので、当日の朝こうして薬と一緒に置いておくことにしたのだ。

そして、私は妹と打ち合わせした棚を見る。
そこには父の保険証が置いてある。(こちらは父がいじって無くしてしまうと困るので、父が気がつかない場所に置いておくことになった。)
そこには手紙が添えてあった。せっかくの休みなのにごめんね、で始まって、薬だけは忘れないでほしいと書いてあり、最後に妹の携帯番号が書いてあった。

そうだ、私は妹の携帯番号をいちいち覚えていないから、メモっておかなくてはと思っていて忘れていたのだった。そう言う所もしっかり見抜いている妹であった。そして、足りなかったらこれを遣ってほしい、とここにもお金が置いてあった。

そして、父の通院につきあって、お昼を食べて、父のカラオケ喫茶につきあった。

<父の歌った歌の記録>
★アンダルシアに憧れて(近藤真彦)
★ふたりで竜馬をやろうじゃないか(堀内孝雄with五木ひろし)
★さよならだけの人生に(堀内孝雄)
★夜よ泣かないで(松山千春)
★狼たちの遠吠え(森進一)
    
認知症でも、歌は上手いのである。
『愚か者』でマッチの歌を歌うようになって、『さすらい』『泣いてみりゃいいじゃん』『あぁ、グッと』『アンダルシアに憧れて』辺りはよく歌っていた。
堀内孝雄と松山千春は定番である。あと矢沢永吉。
このカラオケ喫茶のママさんは、父の繰り返す話に耳を傾け(たぶんもう何度も聞かされているはずなのに)、時々父の脱線する妄想に私が「え~~」と言うと、「いいのよ、いいのよ」と目配せをするのだった。

「今日(妹の名前)は何時に帰ってくるんだ?」
「8時ごろって言ってたよ。夕飯は私達と食べるのよ。」
「kekeは何が好きか?」
「ん~そばとか、寿司とか、ハンバーグだよ。」
「どこで食べるかな。」
        ↑
この会話、今日一日で20回くらいしたと思います。(でも慣れたみたい)

夕方にはkekeもやってきて、3人で夕飯。
父はご機嫌で、また特攻隊の話をするのだった。(毎回kekeにはこの話)
kekeと別れて父を送ってから、しばらく妹が帰るまで家にいようと思ったのだが、私が夜1人で外を出歩くのが心配らしい。
「俺が送っていく」と何度も言うので、妹の帰る30分前に帰りました。

「俺が送ってく」って、父が1人で夜道を歩く方がずっと危ないのに。
父にとっては、いつまで経っても娘なんでしょうね~

保険証は明日妹に返しにいこう。あと父のサイフの残金も報告しないとね。^^;
今度、マッチのベストアルバムがあったら、借りようかな?