あれから、この前買ったズボンをはいて、実家に行ってきました。
意外にも父は元気で「カラオケ喫茶に行こう」と言うのでトコトコついて行きました。また今度は前回とは別のお店です。
ここはまだ母が生きている頃から通っていたお店で、ママさんも母の事も知っているそうです。
こちらでも、カラオケの好きな60代の方々に圧倒されつつ、歌ってきました。選んだ歌は、「江戸ポルカ」。
「ねえ、(お嬢さん)この歌を歌っているイチ何とかって何て読むの?」
「あ・・^^これは、ヒトトヨウって読むんですよ。」
「あぁ~!あの座って歌う人ね?!」
「そうそう、そうです。^^」
こうして、また歌で会話がはずむのも、カラオケ好きならではなのです。
その方は「テネシーワルツ」を歌って、「お嬢さん、この歌知ってる?」と尋ねました。とにかくお上手!!歌は世代を超えて楽しめるのですね。^^
こちらのお店は「UGA」と言うカラオケの機械だったのですが、とにかく曲数が多くてビックリしました~!
私は歌本があるとまっさきに「中森明菜」と「中島みゆき」を見るのですが、ここでは今まで絶対無かったような曲がたくさんありました!!
中森明菜だと「哀愁マジック」「MOREもっと恋して」「ストライプ」「まだ充分じゃない」「BLUE BAY STORY」・・・これからさっそく中森明菜のカラオケに止みつきな友達にこの事を報告しなくては。
それから中島みゆきでは「十二月」。これは一度歌ってみたかったんだ~~♪
でも、とても人前では歌いにくい歌でもあります。なぜなら、この歌はいきなり
♪自殺する若い女が~この月だけ急に増える~♪
と言う出だしで始まる、女の悲痛な叫びをモチーフにした歌でもあります。
おそらく、妻子ある男性を愛した女が、暮れ正月にその男性が家族の元へ帰ってしまって、初めて嫉妬と孤独に目覚め、ギャーと頭を抱えて吐き散らす歌でもあるのです。
しかし、私が思うには、
♪何万人の女達がアタシは違うと思いながら♪
♪何万人の女達と同じと気が付いてしまう月♪
これは女の「私だけは他の女とは違う」と言う最後の砦(自尊心)が崩れる瞬間の歌であって、妻子ある男性を愛する女だけの歌では無いと思うのです。女として生きとし生けるもの全てが持つ歌なのであります。
そして、最後には
(泣き喚くのも信じきるのも思い切るのも)
♪みんな自由だ、みんな自由だ、人恋しと泣け、十二月!!
とし、ジャン!!!と激しい勢いで終わる曲なのです。崩れて叩きつけても立ち上がる力強い歌だと思っているのです。
とてもカラオケ喫茶で親の目の前で歌える歌ではありませんが、いつか必ずどこかで歌ってやる。(でも、場が引くか・・)
父が歌ったのは、
「カスバの女」←昔、母がよく歌ってた
「粋な別れ」(石原裕次郎)
「夜よ泣かないで」(松山千春)
「サンバディズナイト」(矢沢永吉)
ここらは父の十八番中の十八番です。^^
すっかり気を良くした父は、「また新しい歌を覚えたいから、レコード(CDの事)を買いたい」と言い出して、その後でCDショップに行きました。
「ふたりで竜馬をやろうじゃないか」と言う歌がほしいと言うので、「ほんとにそんな歌あるのか?!」と思って、店員さんに尋ねた所、ほんとにありました。
堀内孝雄と五木ひろしがデュエットしている曲だそうです。^^;
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そのうちこの曲が聴ける日が来るのかな?楽しみです。