きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

子連れの再婚

2005-06-05 | 母子家庭だから思うこと

今日は少し良くなったので図書館に行きました。

私は図書館に行くと、本を返すついでに返却棚で返却されたばかりの本をみつくろいます。他の誰かが借りていた本だから、案外面白い本があるような気がして。

そしたら、今日はある返却棚に「離婚」関係の本ばかり4~5冊並んでいたのに、ビックリしてしまいました。今真剣に離婚を考えている女性が借りたのだろうか、でも、離婚の本を何冊も図書館で借りるって、結構勇気が必要かも、なんて思ったりもします。まず、「今自分は離婚をするかもしれない」と言う現実を認めないとならないですから。

その中の一冊を何気に開いてしまいました。その本には離婚へ向けた精神論みたいなものが書かれていて、ちょっと面白いなとは思ったけれど、やっぱりこの手の離婚マニュアル本は、何か綺麗事過ぎているような気がします。読んでいると、あまりに実際の自分の生活状態(心のありかた)と掛け離れ過ぎていて、変なのです。

一番違和感を感じたのは、第4章くらいで『再婚への心がけ』みたいな章があって、「子供に関わりすぎるのは良くない、子供はやがては旅立つものだから、お母さん(或いはお父さん)も子供から離れて自分の楽しみを他にみつけましょう(伴侶を探しましょうのような内容)」が書いてあって、これは「えぇ?!」と思ってしまいました。

これは、お母さんが子供べったりになって子供の自立を阻害するのではないかと懸念して書かれたのかもしれませんが、私のここまでの経緯だと、それは違うような気がします。
7年前に離婚して、この会社に就職したばかりの頃に、私もさんざ周りに「子供に構いすぎ」と言われて、自分でも「本当に子供が大人になっても、このまますがりついて行ったらどうなるんだろう?」と心配になるくらいでした。

でも、そんな事はないです。中学になると、子供が自然にシカトするので、親も『もう関わらない方がいいんだな』と自覚します。そうして親子は自然に離れて行くもののようです。^^(うちはまだ少々過保護ですが)
だから、小学生のうちはいっぱい子供とベタベタしてていいと思います。お母さんから先に、楽しみをみつけて子供から離れて行くのは順序が違うような気がするのです。子供が離れていってからでも、自分の楽しみはみつかると思います。

再婚が良くないとは思いません。縁があれば再婚もいいと思います。でも、あくまで一番大切なのは子供の気持だと思うのです。子供が「えー」と思うような再婚なら身を引くくらいの気持の余裕はあった方がいいような気がしますが、これは経験の無い私では判らない気持かもしれません。でも、子供から離れて、他の結婚相手を見繕うのは本末転倒のような気がします。

でも、ドラマでも綺麗事の多い離婚マニュアルも『再婚』がハッピーエンドになっていて、不安になります。再婚すれば離婚は終止符を打つけれど、また新たに再婚生活のスタートが始まります。そこから先は、まだ答えが充分に出てないような気がするんですよね。

あの当時、「再婚しないの?」「まだ間に合うよ」と会社の人に言われた事は、「あぁ確かにその通りだった、あの時だったら間に合ったな」と事実だと思うのだけど、やっぱり後悔してません。だらしない動かない母だったけれど、それでもその時その時子供の事を一番考えていた事は、今の誇りになっているから。

一番後悔するのは、子供に負い目を持つ事だと思います。自分の楽しみは、それを過ぎてからでいいのではないでしょうかね?^^