kekeさんがスキー合宿に行った時、「一人で寂しくて涙が出るかもしれない」と思ったけれど案外平気だったから、修学旅行に行っても大丈夫だと思ってた。
実家に立ち寄ると、姪っ子の友達が数人遊びに来ていた。
「今日はお友達も預かる事になったの」妹はすごい量のスパゲティをゆでている。
「お姉ちゃんも食べてけば?今日keke、居ないんでしょ?」
「うん・・でも、いいよ、うちにカレーたくさん作ってあるから。^^;」
風呂上りの父が来た。
「sakeか?何しに来たのか?」
「お姉ちゃんはkekeが修学旅行で居ないから、顔を出してくれたんじゃない」
「そろそろ、帰ろうかな。^^;」
「お姉ちゃん、食べてけば?」
「ううん、何かね~こんな時くらい一人でぶらぶらしたいの。」
妹は一瞬目を輝かせた。
「そうっか~いいなぁ~そんな時が来るんだぁ・・」
「うん。」
「あ、うちは下がまだ居るんだっけ、一瞬その気になったけど。^^;」
と妹は言った。
まだ明るい夕方。こんな時間に服を見るなんて何年ぶりだろう。
今日、私はひとり。
ずっと朝まで何をしていてもいい。
洋服買っちゃった。1200円と1900円だけど
化粧品見たり、CDずっと聴いたり、こんなにやりたい事たくさんあったんだ。。
そうだ、今日は夏服着れるのと着れないの、鏡の前でチェックしてみよう。
もう少し、やせた方がいいかなぁ。
あの頃と同じ場所に戻ったみたい。ひとりでも大丈夫。
自分の好きなこと、たくさん従えていたあの頃に戻って。
自由がたくさんあったあの頃に戻って。
・・・・・
よくさぁ~、「女は、子供を産むと母になっちまって女を忘れる」とか嘆く人居るけど、嘆く前に自分が一人でぜぇ~んぶ子育ても家事もして、一日でも奥さん解放してみたらどうかしら。
女は、ひとりになればいつでも女に戻れるものよ。
そりゃ、ひとりであれもこれも全部やらせてたら、後回しになるものあるでしょうが。自分の胸に手を当てて、ちっとは考えてみ。
子育てカンペキでいつもニコニコ夫を送りだして、洗濯掃除に料理はカンペキ?!そんな妻を求めて止まないなら、自分も出世街道まっしぐら高収入で良いお父さんと帰宅後も家事手伝うカンペキ旦那になってみ。
そんな結論を確信した1日でもあった。