いつもの事ですが、こんな事でいちいち怒っててもしょうがないなぁ~と思うんだけど、銀行の待ち時間に読んでいた女性週刊誌の話。
「旦那が前に別れた子供に月に7万養育費を払っています。元奥さんが養育費を払えとうるさいんですが、こちらも家のローンやらで生活が苦しいのでどうにかなりませんか。(ちなみに旦那の年収は800万)」みたいな悩み相談。
それに対する(某TV番組で御馴染みの)弁護士さんの解答が、「うるさい元奥さんもアナタもどっちもどっちだね。養育費は相手の奥さんじゃなく子供に払うものでしょう。旦那さんがちゃんと払っているのは偉い!ちゃんと払っている旦那さんを誇りに思いなさい。」みたいな解答で愕然としちまいました。
養育費を催促する事って、世間様の感覚だとそんなにオ下品な事なんでしょうかね?生活が大変なら、早く再婚でもすりゃいいって事なのでしょうか?
私は離婚した当初から(kekeさんは他の男の人にはなつかないだろう)と思ってました。小学2,3年生も神経質な年頃(これから何が起こるか判らないと言うやたら不安が大きい)年頃。その時期に引越し、転校、離婚して、更に再婚って言うのは考えられなかったです。うちの子供は人見知りをする方だから、どんどん殻に閉じこもるような形になって(例えそれが離婚や再婚が原因ではなくても)行くのも怖かったり、そんな不安を打ち消すような強いきっかけも無かったのでしょう。
それから自分自身の問題。
この数日盛んに言われる「フラッシュバック」(「電車を見ると又思い出す」と言う類の)問題。誰かと信頼関係を築いて行こうとする際に、必ず節々で昔の嫌な記憶が蘇ると思うんです。最初は許されても、だんだん「又かよ」と言う状態になって行くのが予想され、その「又かよ」に脅えて堂々巡りになって行く自分が想像できると言うか・・・・ふぅ。若ければ美しい涙も、この年になるとあまり綺麗なものではないですし。
要するに、子供を抱えて再婚と言うのは、そんなに外部が想像するほど簡単な話ではないのです。
自分の伴侶を捨てて(諦めて?)子供を守ろうと思っている者から見ると(ただそこにあるのは責任感)、決まった金だけ払って、後は再婚しようが子供を作り直すそうが自由の輩なんて、ちゃんちゃら楽勝にしか見えません。そもそも新しい家族に精を出せば疚しさも吹っ飛ぶし、別れた子供は見なくて済むから悪い方には考える事も無い、過去の子供がどんな悪さをしても責任が無い。母子家庭だからと言われる事はあっても旦那が出て行ったからと言われる事は無い、世間から後ろ指も刺されない。今のまっさらな家族をきっちり養ってさえいれば、周りから自然に認められる。
しかも、「しつこい元奥さんから、あんなに養育費をせがまれても会えない子供にちゃんと払っている」と言う特権付きだとは。弁護士の先生もそう思うのか。
これがホントに一番ムカツクって言うか、養育費払うだけで、そんなに偉いのかと思うと、これ以上自分は生きているのが虚しくなります。早くこの世からサッと消えて無くなってしまいたい。お前が新しい家庭とやらでこの後育ててみるか!そんな気持になりますね、アハハハ。
それでも今月は入りました。
ありがたく感謝いたします。