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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

中山庸子さんの「いいこと」ネタ帳

2017-10-02 | 読んだ本
今日も戦い済んで日が暮れて~~・・・(ーー;)アァシンド。。残業代も出ないのに残業してしまったクソっ。。

nanuさんが突然「昨日どうしてた?」と言うので、まさか「明るいうちから風呂に入って、温泉気分でカラオケへ・・」とも言えず、「特に何も・・」と答えてしまった。
「リアル充実」とは縁遠い私。。。

でもこんな暑からず寒からずの時期こそ、大の字になってゴロンとしばらく横になっていたいと思うのでした。
それだけで体の細胞がまた元気になれそうな気がするのです。


nanuさんは好きなホラー映画のビデオを借りてきて、1週間あればシリーズが全部見れると思ったら、あっと言う間に1週間経ってしまって見終わらないうちに返すハメになったそうです。

「嫁と娘が寝てから見ようと思ったけれど、9時半になったら「今からじゃもういいか」と思って寝ちゃったんだよ。」

「そうですよ、夜更かしして翌日寝不足だとホント後悔しますからね。そこは重要です。」

「年だな。」

「そうですね。」

そうです、体は大切です。(^_^;)


そして今、読んでいた本がこちら。

中山庸子の「いいこと」ネタ帳(中山庸子さん著)

これは一日の「いいこと」を日記に書いていきましょう、というお話。
この中山さんは、この「いいこと」日記が10周年になっているのだとか。
中身は、その日あった「いいこと」はもちろん、良かった本とか、映画とか、時には新聞の記事の切り抜きなどでも・・・若い頃中山さんは「こんな所に住んでみたいなぁ~」と思う理想をノートに貼っていたら、しばらくして本当にその町に住むことになったそうです。
(こういう風に視覚から何度も入ると、本当にそういう願いが叶うのだそうです。)

後で楽しくなるように、愚痴やらは紙に書いても丸めてポイします。
「いいこと」だけを書くのがコツだとか。。。

「へぇ~~~」とこれを読んで、さっそく来年のスケジュール帳はこの「いいこと」日記にしてみようかな?(^_^;)と思いました。毎日ちょっとずつ気がついたいいことや、楽しかったこと、リラックスしたこと・・・そういうのを自分の文字で残してみたら、またいずれ後で読み返したら楽しくなれそう。^^

ちなみに今、ほしくて買おうかどうか悩んでいるのが「スープメーカー」なのです。(^_^;)
それは材料を刻んで、レシピ通りにお水やらを入れて、30分放置しておくと、スープが作れている・・・というスープメーカーです。
それがあったら、夕方買い物に行っている間に・・朝、お風呂に入っている間にスープが作れてしまうんだよな~~と思うと、気持ウキウキしてくるのです。

nanuさんに言ってみたら「小鍋で煮ればいいだろ」と言われてしまいましたが・・。orz
でも、火を使わず勝手にスープができてるって、いいなぁ~(^_^;)と思ったり・・私は今までかぼちゃスープとか作ったことがないんです。そういうのを作ってみたい・・と頭の中で妄想してます。

さぁ。。いい加減に今日はもう寝ます。(^_^;)寝るほど楽はなかりけり~ですから。。。

「帰化人から見た靖国神社のすべて」/石平さん

2017-09-24 | 読んだ本
「帰化人から見た靖国神社のすべて」

石平(せき・へい)さん。
(中国人の書いた本か・・・靖国の悪口が書いてあるのかな)と思ったが、手に取ったのはただ今の北朝鮮問題で、私が外交にまた興味を持っていたからである。(あんまりこの手の本を読むのはしんどいのだが、怖いもの見たさで読んでみた。)

「私は平成19年11月に日本に帰化した。」で始まるこの本は、日本人に生まれ変わった方の執筆であった。
靖国神社の歴史、その意味、そしていつから靖国問題が生まれたか、そしてその背景にあるもの、今後の日本のあり方について書かれた本である。またここでもギョッとしたのは帰化したとはいえ中国の人がここまで調べ上げ、本を執筆したことである。

靖国神社のあらましは戊辰戦争(幕府軍をやっつけて明治政府が生まれた時期の戦争)から。それまでの戦争は藩と藩の戦い、それで報酬が増えたり土地がもらえたりしたが、これは国内の戦いなので、そのような報酬はない。国のために戦って命を落とした人を国が国民が讃える追悼施設の位置づけである。

丁度この当時、欧米の植民地政策が盛んで、中国や東南アジアを植民地にした欧米の国らが日本を植民地にするべく、向かってきたのである。それをいち早く察した明治時代の政治家は(そんな事は許さないぞ)と思い、日本国民は一つとなり、欧米諸国と渡り合って、独立を貫いてきた経緯がその背景にある。

その基軸にあるのが大日本国憲法であり、武士道であったり、神道であったり、教育勅語である。
教育勅語も某事件により、恐ろしいもののようにメディアで伝えられているが、この本で紹介されているのを見ると、当たり前の道徳精神なのだ。

「教育勅語」とはこの本では以下のように述べられている。

1.親に孝養を尽くしましょう。
2.兄弟。姉妹は仲良くしましょう。
3.夫婦はいつも仲睦まじくしましょう。
4.友達は互いに信じ合ってつきあいましょう。
5.自分の言動をつつしみましょう。
6.広く全ての人に愛の手を差し伸べましょう。
7.勉学に励み職業を身につけましょう。
8.知識を養い才能を伸ばしましょう。
9.人格の向上につとめましょう。
10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう。
11.法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう。
12.正しい勇気を持って国のため真心を尽くしましょう。

この12の徳目こそが日本人の集大成ではないかと著者は語る。
(今まで教育勅語と言うと恐ろしいものだと言う印象だったが、読んでみると当たり前の道徳にも見えるが。。。)

そして最後の「国のため真心を尽くしましょう」これが欧米の植民地にならぬための戦いとつながっていく。その国のため、両親や妻子のために戦って命を落とした方々が英霊となり祭られているのが靖国神社。
その後戦争に負け、GHQにより憲法の書き換え、教育勅語の撤廃・・・etcが行われる。それはこのような強い一丸となって戦う日本国民の気合をアメリカが恐れたということのようだ。

その一方で、筆者は中国人なだけ、中国に関して詳しいことが書かれている。
2014年習近平国家主席は、オランダ・ドイツ・ベルギーを訪れた。石さんはこの訪問を「欧州への対抗意識と優越感」を感じたそうである。古くに虐められた欧州への恨みを忘れていないのだと。

当然、それは日本にも向けられる。
党指導部・軍部の戦略「第一列島線」「第二列島線」というものがあり、第一の方には沖縄が、第二の方には日本全部が含まれている。つまり、中国では近いうち沖縄を、いずれは日本を属国にするつもりでいるのだと書かれている。

そうなるとどうなるか。
中国に占領された後のチベット人やウィグル人のようになるであろうと書かれている。
「反日で燃えている中国人民の手に掛かってしまえば日本国民がどれほど惨い仕打ちを受けるかと思うと、想像するだけでゾッとする。」と書かれている。
(高須クリニックの高須先生が、盛んにチベット人のニュースをツイッターでアップしているのは、そういうことだったのか。)

石さんは「それを避けるためには、国防を考えること。あの明治時代の日本人精神を取り戻すことだ」と語るのだ。「武士道」「教育勅語」「愛国心」これを取り戻して国を守ることを考えようと言う。

文章も長くなるので、大幅省略して、最後に元駐タイ大使の岡崎久彦さんとの対談がある。

ここに靖国問題・教科書問題は、実は日本国内にいる反日の人が最初は取り上げたもので、それが中国・韓国のメディアとうまく連携して、中国韓国で広められているそうである。
慰安婦問題も元は日本国内の人の書いた本が元になり、当初その韓国の地元の人も「そんなことありませんでしたよ」と証言していたのものが、政治的に利用され、結局世界中に広められてしまったというような感じなのだそうだ。

靖国問題も、中曽根さんまでは当たり前に総理大臣も靖国参拝をしていたのが、中曽根さんが親しくしていた中国の政治家が親日で叩かれたのを慮って、訪問を控えたのを皮切りに、ガンガン言い出したそうだ。
それをきっぱり拒絶したのが、あの小泉総理。
「やるなら勝手にやれ!」とそれを無視し靖国参拝を貫いたら、中国側もウッとなり、その問題は消えつつあった・・・が。

マスコミが騒ぐ中、その後の総理大臣が参拝を控えた後(民主党政権もあったし)に、安倍総理が(第二次)靖国参拝したら、今度は中韓が大騒ぎして、世界中にプロパガンダを広めた・・・・という経緯があった・・・と書かれている。
(安倍総理は第一次の時に是が非でも参拝しておくんだったと悔やんでいるとのこと。)


まだまだ内容はあるが、これから出かけるのでここで終わりにしておく。
石さんによると、小泉総理のアメリカをバックに中国の挑戦に真っ向から戦ったことの評価、安倍総理の今の外交も評価している。
(あくまでもこの本にはそう書かれているということである。)

ただ私はこの本を読んで、やっぱり中国は恐ろしい国だなと思った。
アリスさんやモンゴルさんの言われたことは本当だったのかと思った。

これを思うと、やはり国防は考えて行かなければならないことだと思う。
この本にメディアも永田町も左が多いと書かれていたが、もしそれが本当だったら、不倫騒動やらで国会議員を止めさせたりする報道も、それと関係あるのだろうか。

今度の衆議院解散について、「加計・森友隠しか」と揶揄されていることに、ある自民党議員が「そんな小さいことを・・」と言ったら、また騒がれた。
でも、本当に中国が日本を属国や奴隷にしようとしているのが本当なら、やっぱりそれは小さなことに思えてしまう。

今の自分は正直、金や女のスキャンダルで有力な政治家を貶めるのがアホに思えてしまう。
あの伊藤博文さんだって、女の人なんていくらでもいたじゃないか。
石さん曰くの「ゾッとする」という事になるぐらいだったら、そんな「小さなこと」より国防をしっかり考える人の方がいいではないかと思ってしまう。もちろん、この気持が「正しい」かどうかは分からない。
あくまで、今時点の感想である。

今度靖国神社の「みたままつり」に行ってみようかな。

この本のamazonレビューはこちらから

大直言/(青山繁晴さん、百田尚樹さん)

2017-09-17 | 読んだ本
連休2日目。

これから台風が通過する中、借りていたのは「大直言」。
青山繁晴さんと百田尚樹さんの対談を1冊の本にまとめたもの。

私はあまり対談本と言うのが好きではない。ただダラダラ話をしているだけで、要点を簡潔にまとめてくれればいいのにと思ってしまうから。この本は対談本ではあるが章ごとにテーマがしぼられていて、すっきりした内容になっている。「どうして今改憲なの?」と疑問にも最初の方で答えてくれている。

おおかたの日本人の戦争や国に対す考えと、世界(ただしC国とK国は除く)での日本の評価が全く違っていること。そしてその「おおかたの日本人」の考え方にはWGIPという戦後のプログラムが関係していて、自分の国に対する自虐概念を植え付ける教育(洗脳?)が、戦後から新聞・TVでなされているらしいのである。

本からの抜粋メモ

●広島の慰霊碑の「過ちは繰り返しません」は主語がないので実は誰が誰に言っているのかよく分からない。(これだけの文章を「あぁ日本人が戦争を始めたのでこうなったのね、私達が二度と過ちを繰り返してはいけないのね」と深読みできるのはWGIPで教育されていた証拠なのだそうだ。)

●青山さんはアメリカ政府の「真珠湾攻撃記念館」に行ってみたら、民間人の犠牲者の写真があった。「あぁこうやって日本を憎ませるのか・・」と思ってよく読んでみると「これはアメリカ軍が民間人を殺したもので、日本軍は民間人は殺さなかった」とちゃんと書いてある。(アメリカ人はフェアだなぁと思ったそうである。)

●「特攻隊はクレージーな集団だ」と思っていたが実は海外では逆である。これだけの愛国心をもって自分を犠牲にしてでも祖国を守る神風特攻隊は、尊敬するパイロットとして海外の軍隊で評価されている。あれだけ戦争で負けても、分断されたり植民地化されずに済んだのはその心意気をアメリカが評価し恐れたから。

●安倍総理をヒットラーみたいに例える人がいるが、本当にヒットラーだったら言った途端に殺されている。
(これは昨日北朝鮮の史実を読んでも本当にそう思う。)

中国から日本にきた漫画家の孫向文さんが、日本のデモを見て驚いたのだそうだ。中国でそんな政権を批判するような行動と取ったら逮捕されどんな目に遭うか分からない。この国では政権を批判する自由があるのかと驚いたのだそうだ。(これは本に関係ない余談です。)


この本に政権が短期でクルクル変わるのは外交的に信用されないのでよろしくないという事が2回書かれていた。

そりゃ政権も変わるよ。
マスコミが今の政権のいい点は報道しない。強調されるのは現状の政治の問題点ばかり・・・有権者はそればかり見てるからまた違う党に投票して、当選してもくだらない問題(女性問題や言葉尻)で足を引っかけられ落とされて、またもや内閣が改造され、外国からは「またどうせすぐ他の人に変わるんでしょ」みたいに思われて・・・。また選挙で新しい人が当選して・・・・のコンティニュウ。

私が信頼しているロシア在住の北野幸伯さんのメルマガによると、安倍さんの外交力は素晴らしいものなのだとか。

アメリカのオバマ大統領、トランプ大統領とも友好ながら、ロシアのプーチン大統領とも関係がいい。
またフィリッピン大統領(ちょっとひと癖あるタイプ)との首脳会談の成功、イギリスとの関係もここでいいものに改善されているとか。(イギリスもEU離脱から他国と仲良くしたいと思っているタイミングでもある)
これだけ周りの諸国すべてといい関係を取っている総理大臣は歴代でも珍しく(特にアメリカとロシア共に友好関係を築けたことは過去あまり無い)、これを知っているかどうかで安倍さんの評価は大きく変わるのだ。

しかし、TVでこれを報道することはない。(なぜ?)
それを心の片隅に置いてTVを見てみると、また違ったものが見えてくるのではなかろうか。。。。

「大直言」の本・・・amazonの評価レビューもなかなか良いようである。

産経ニュース 秘録金正日を読む

2017-09-17 | 読んだ本
3連休1日目・・・・

まったく予定の無いまま、「どうして北朝鮮は爆弾を打って来たり日本を静める」等と言うのだろう?」と思い、検索してみた。

そして発見したのがこの記事である。

産経ニュース-秘録金正日-

リンク先は一番最初の(1)ですが・・・これなんと(69)まであるんです。@@
そして全て今、読み終えました。。。。(ーー;)おおざっぱですが。。

ハァ・・・・。


これを読んで、こうなったのが分かった気がします。

もちろんつまらなかったら、途中で止めてしまったのでしょうが、夢中で(69)まで読んでしまいました。

読んでいくうちに、聞き覚えのある名前が出てきたり、拉致解決を図った小泉さんも登場しました。
そしてどんどんおかしな方向になって行くと言うか。

(どうして未だに核を開発してるの?)(どうしてそれを落とそうなんて言ってるの?)と思っていましたが、そういう方法で今まで外交をしてきたんですね。
そして(ほらみろ、アイツら怖がってオレに頭を下げて来るじゃないか)と言っていたんですね。

その(世界常識との?)温度差(ふり幅?)がどんどん加速していき・・・今に至る。。。。

途中で韓国の金大中さんが太陽政策で温かい声をかけてみたり、ヒュンダイの会長さんが牛を1000匹送ったりする場面もあり、その途中優しい国や人も現れるのですが、それらは国を建てなおすというより、内部の権力争いばかりで人が失脚されたり処刑されたりで・・・

(いったいこの国はこれからどうなっていくのだろう・・・)
よその国からは、どうにも入って行けないし、固唾を飲んでずっと見守ってきたということなのでしょうか。


大昔、この国も大政奉還というのがありました。
武力で戦わずにして、江戸城を明け渡すというアレです。

この国はこの先いったいどうなるのでしょう。

この話は(69)で終わりなのでしょうか。。。(+_+)(絵文字を使ってますがフザけている訳ではありません)


読んだあと「えぇ・・・・・」って感想しかありません。

でもこれを読破して、朝鮮半島の歴史が少し分かったような気がしてきました。
同じようにこれから読もうと言うかた、3連休にどうぞ。。。。

「折れない心をつくるたった1つの習慣」/植西聰さん

2017-08-20 | 読んだ本
今、読んだのは「折れない心をつくるたった1つの習慣」と言う本である。
植西聰さん著である。

この本のいう所によると、心の折れやすい人は自己肯定力が少ないので、ついつい「もっとああしなければ」「もっとこうしなければ」と自分を叱咤する方向に気持が向いてしまって、マイナスのエネルギーが増えていってしまうようである。

それを改善するには、その自分の悪い所に目を向けずに、まずは自分を好きになる。「こんな自分でいいんだよ」と思う。自分が本当に喜びそうなご褒美を自分にあげる、そういうことで少しづつ自分を取り戻し、エネルギーがプラスに変わって行くというのだ。そしてこうすればプラスのエネルギーが増えますよ、というポイントが見開き2ページごとに書かれているのである。

何年か前に小林正観さんの本と、上原愛加さんの本を読んで、「騙されたと思って本に書いてある通りにやってみよう」と思い、「ありがとう」と何度もつぶやいてみたり、いいことを探してちょこちょこメモにつけてみたり、たまにアイスクリームやイクラとか贅沢品を食べてみたりしているに、本当にだんだん楽しくなってきて、世の中が明るく見えたっけ。

この本も書いてある内容はほとんど同じである。
ただカウンセラーの方なのでそれが理論的に説明してある点が違うだけである。


この本によると、愚痴や悪口はなるべく言わない方がいいそうである。言われた方にマイナスのエネルギーがたまるから。

それならどうすればいいかと言うと、その怒りのシーンを頭の中のスクリーンにいっぱいに広げるそうである。そして次にそれをモノクロのシーンに変える。
更にだんだん頭の中でそのシーンの画面を小さくして、頭の奥に遠くに置くようなイメージにして、最後に「思い出さん、さようなら。私は今日からあなたを忘れて幸せになります。」とつぶやいて、その映像を遠くに投げてしまうのだそうだ。
そうすると、その怒りの出来事が薄れていくそうである。(それも今度チャンスがあったらやってみようと思う。)


それから「どうせ」と「なんて」を封印する。
「どうせ~」とか、「私なんて~」という言い回しを封印するそうである。

かつて私はこの二つの言葉が本当に大好きで、下手すればこういう言い回しをすることで自分は謙遜をしているのだ、というつもりでいた。
でも最近はどうも心に引っ掛かるようになった。

この二つの言葉は押し付ける側は気持がいいが、押し付けられる方は迷惑な言葉なのである。
「どうせ私なんて~~だから」と言われれば「そうだね、その通りだね」とは言いにくい。どうしても「そんなことないよ」と言わなければならない。それを何度も何度も繰り返されるといい加減ウザくなるのである。

「私は~~」という状況を前向きに「それでもできることを頑張ってみよう」という捉え方が多少なりともあれば、人様に向かって「どうせ私は~だから」みたいな言い方にはならない。どこか鬱積してる、自分とすぐ比較してしまう、人が幸せだと負けたような気になる・・・そういう気持が「どうせ」とか「私なんて」に見え隠れするのである。
心のどこかで「あなたが私より恵まれてるのって公平じゃないよね?」というニュアンスが見え隠れしてると言うか。。。例えば、自分の尊敬するような人(達人や先生)に「どうせ私は~なんて」と言う言い回しができるのか?要は内心相手をコバカにしてるから甘えから言える言葉なのである。

そう思いながらも相手から「どうせ私なんて」と言われれば、「そんなことないよ」と言わなければならない、その言わされてる感が「ヤレヤレ」というマイナスエネルギーを持ち込むのである。

この本のその後に「誰かに励ましてもらったり、ほめてもらったりして、自分を救いあげてもらおうという気持は捨てましょう。」と太文字で書いてある。

私もそういう風に言いたくなる相手が約1名いるが、「その人に励ましてもらったり、ほめてもらったりして自分を救い上げてもらおうと言う気持は捨てましょう」本当にその通りだと思う。
そう言う気持が多少あるような人だったら、そう言う風にはしないだろう。これは親子でも夫婦でも友達でも、同じことである。この人と関わって行く間、どんなポジションになっても、この先ずっとこうなのだろう。それを自分がどう捉えるかしかない。

自分を元気づけるのは、最終的には自分だけ。
優しい人が多いから、人から励まされることは本当に多いけれど、それはありがたいけれど当たり前と思ってはいけない。できれば励ませる方になりたいな。

相田みつをさんの本から

2017-05-28 | 読んだ本
また相田みつをさんの本の言葉から。

(高橋元吉さんの詩を引用したあと)
水の流れは、浅いほど音をたてますが、深い渕になると静かです。

 人の悲しみも同じですね。ことばに出せるうちは浅いんです。本当に深い悲しみはことばに出せません。人の胸の痛みも自分で体験しなければわかりません。人の世のさまざまな苦しみ、あらゆる悲しみを体験し、それに耐えた人、それが観音さまだと思います。だから、こんなに静かな顔をしているんです。(原文のまま)


(引用おわり)


自分で体験しなければ、何も分からない。
私もそういうものだと思うのです。
なのに、どうしてまた知ったかのように裁こうとするのでしょう。
せめて、その傲慢さには気づいていたい。

悲しいことや辛いことが、人としての幅を広げてくれるような気がします。
私はどこかでそういう悲しいことや辛いことを避けようとアクションを起こしがちですが
むしろそういうことが自分をパワーアップしてくれるものだと感謝するべきかもしれません。

人と比べず、人のせいにせず、コツコツと積み重ねて行けば、いつかやがてまた違う景色が見えるかも。


昨日キャベツが余っててロールキャベツも作ったのだった。。(^_^;)
kekeもおいしい方が食べるかなと「ロールキャベツの素」で煮てみたけれど、油っこすぎた。

「パートナーにイラッとしたとき読む本」/武田双雲さん

2017-05-15 | 読んだ本
昨日は頭痛もしていて、少し横になっていた。
前の日借りてきた本を何冊の中で「パートナーにイラッとしたとき読む本」(武田双雲さん著)なる本があった。

なんでこんな本を手に取ったんだろう?と思うと、たぶんその前にOMさんが「最近旦那にイラッとする」という話を聞いていたからだと思う。自分にはあまり関係のないことだと思いつつ、その話を聞いた後で無意識に手に取ってしまったのだ。

OMさんは「旦那にイラッとする」という話をしてから、「sakeさんはなんで離婚したの?やっぱり価値観の違い・・・?」と言うので、聞きたいなら語りましょうとばかりに語り始めてみたが、あまりに強烈な話(旦那が他の人と結婚したくて離婚してくれと言われたんです)に引いていたような。。。
そこで手に取った「パートナーにイラッとしたとき読む本」である。

来年の今日、またこのページを読むことになると思うので、書いておこう。

●「~してやっている(あげている)」という意識を捨てる。
この「~してやっている眼鏡」で物を見ると、「~してやっている自分に対して充分な見返りがない」という思考回路に陥ってしまうそうである。「~してやっている」ではなく「~させていただいている」という眼鏡で見ると、逆に感謝の気持になれるそうである。

●「自分は正しい、相手は間違っている」という考え方を捨てる。
相手が間違っているから変えようとするのではなく、自分と相手の考え方の違いを相談ながら落としどころを探るようにする。

(なるほどなァ~)と思い、私はたしかに結婚時代、いつも育児や家事を「やってあげてる」と恩着せがましく思って、やってない相手をダイレクトに変えようと思っていたんだっけ。
こうして振り返ると、結構地雷を踏みまくっていたなァと思う。

でも、そんな話も(思い出には決してならないけれど)、今となっては笑い話なのだ。

「私も悪かったんですよ、もう少し言い方を変えたり、落ち着いて考えればこうはならなかった。だからkekeにも言われるちゃうんです。アハハ。」と自虐ギャグ風に締めくくったつもりなのだが、OMさんは「違うわよ!sakeさん、離婚できてよかったのよ、そう思わないと。」なんて言ってくれるのである。(なんか温度差が。。)

そしてこの本に書いてあった<これだけで関係がグッと良くなる生活習慣>

・寝る前に感謝できることを数えよう。
・こまめに「ありがとう」を言うこと。
・他人にパートナーのことをほめる。


私もこんな風に言ってみたいなァ。(^o^)

毎日帰ってくるご主人様に「今日もありがとう」と素直に言ってみたい。
そして、寝る前に感謝できることを一つ二つ数え上げてから眠りにつきたい。

今ではこんな風に思うのだ。

そしてパートナーと言うとまた怒られるけれど、子供について寝る前に感謝したり、こまめに「ありがとう」って言ってみよう。。。。そう言えばあまりやってないよな、と今日からまたスタートだ。


頭痛の中、また頑張って作ってしまった。
・・・が、正直もうしばらく台所に立ちたくない。
この中で左下のじゃがいもとニラ、タコをキムチ味で煮た煮物があるのだが・・キムチもタコの煮物も苦手なので・・・もうあまり食べたくない。
(何故作ったかと言うと、この前のたこ焼きのタコが余ってしまったからなのだ。。。ORZ)

「大放言」/百田尚樹さん

2017-04-07 | 読んだ本
「大放言」百田尚樹さんの本を読む。

つまらなかったら途中で止めようと何の気なしに読んだが、一気に読んでしまった。面白かった。
私は漫才やコントで声を出して笑うことはまずないが、この本で笑った箇所が少なくても2ヶ所ある。これだけの本をここまでスラスラ読ませるのはやはり作家の力なのだろう。

この本は日ごろの発言の炎上騒ぎを受け、「こんなに嫌われているなら書いて書いて書きまくってやるゾ!」と言う百田さんのエッセーである。第一章「現代の若きバカものたちへ」と題し、こんなバカ、こんなバカ、こんなバカ、と列挙している中に「ブログで食べものを書くバカ」という項があり、これがまさに自分(私)のことなのであった。

私も知らなかったがなんと!2006年ではインターネットの世界でブログで最も使われている言語が英語を抜いて日本語が1位になったのだと言う。ちなみに60億人人口がいるなかで日本語を使っている人間は1億2000万人しかいないのに、だ。(この数字はすごいとしか言いようがないと百田さんも語る。)

最初はかっこいいことを書こうという気持があるようだが、大抵の人は3日もするとネタがなくなる・・・本も月に1冊読むかどうかだったり、映画だって面白かったかつまらなかったぐらいの表現しかない。あとは日々毎日の繰り返し・・しかし食事はどうだろう、逆に毎日同じとはありえない・・だから食事の写真を撮っては毎日せっせとアップする。
こうして毎日中身の何もない食事日記がこの極東の島国から毎日大量に生み出され、それも世界に向けてまた今日も発信され続けているのだ、みたいなくだりを読んで吹き出してしまった。
「でも自分も職業作家なのに、ツイッターで1円にもならないつぶやきをしちゃったりしてるんだけどね」なんて最後にまとめている。

最後は「我が炎上史」と銘打って、今までの炎上騒ぎの説明、「これはこういう意味で言ったここの部分だけを強調されて使われただけ」ということが書かれている。これを読むと「なるほどなぁ、これでは百田さんもちょっと気の毒だよなァ」と思う。これはこの章だけではなく、曽根綾子さんのアパルトヘイト発言(?)や大企業の社長の発言などにも言及している。要はマスコミの解釈(偏向)の仕方でかなりニュアンスが変わってしまうのだ、というのがこの本の趣旨でもあるのだ。

百田さんという人は、私のこれまでのイメージは戦争賛美の怖い人だと思っていたが、この本を読んで大阪の人なので言葉尻はキツイけれど、そうでもないんだろうなぁ~と想像した。上から目線と言う感じでもない。この人はこの国が好きで日本人が好きなのだと思う。

最後に沖縄の基地のことが書かれている。
私はここでも今まで知らなかったことがいろいろ分かった。

普天間基地というのは元々は畑ばかりでさほど人が住んでいない場所だった。(1940年代までは13,000人程度)基地ができてからあれよあれよと人が増えて行き、(1970年代で39,000人、2015年になっては95,000人)基地の近くなら商売ができるからとその後で越してきた人が多いと言うのである。それから中には反基地活動の中には67㎡の中に600人が地主となっているケースもあるのだとか。ハンカチ1枚程度の面積でも地主なのである。

私はすぐに感化されやすい人間なのでこういう本を読むとなるほどと思うのだ。

前に韓国のパク元大統領が「日本と韓国と中国で教科書を一つにして歴史的認識を一緒にすればいいのに」とほんの一瞬言って、すぐに発言を引っ込めたような気がしたが・・・どうしてこんなに同じ国で右と左と歴史認識や見解が違うのだろうと思う。
大方の真実は一つなのでは・・・?と思うのだが。。。

ここのブログをいろんな方が読んでいると思うので、こういうことを書くのは非常に心苦しいが、ケント・ギルバードさんも百田さんも、このようなデータをとても持っている人なのである。こういう本を読まずにして拒否するだけでは語りに落ちるような気がしてしまう。相手の話を聞かずに反対反対だけでは、ずっとこのままだろう。


この本では出版社の苦悩もつづられており「頼むから図書館に1年以内の新刊本を置くのはやめてほしい。そうでないとみんな本を買わないから。」と書かれているが、私はそれには反対である。図書館で本を予約したところで、届くのは何か月も先、下手すれば半年待ち1年待ちの所も多い。雑誌は季節が変わる。図書館で本を置こうが置くまいが買える人は普通に買って読むだろう。貧乏人だって情報は早くほしい。

私がこうして読んでいる本はみんな図書館で借りた本だ。
それらがなければ、私はいまだにケント・ギルバードさんも百田さんも知らず、TV報道の偏向(?)も知らなかったし、反基地運動のことも知らなかっただろう。毎月6~7万で過ごしている人間が本を何冊も買えるわけがない。図書館がなければ本を読まないだけ。
それでも出版社もそんなにキツイのかと思い(でも私よりも高給取りなんだろうな)、これからは古本屋ではなく買う時は(とは言っても図書館で試し読みができなければ買うことはない)本屋さんで定価で買おうと思う。

「日本覚醒」/ケント・ギルバードさん

2017-03-26 | 読んだ本
昨日はOMさんと野菜の店に行く。

今日、野菜の店に行く時にOMさんが「いろいろ本を読んでいる友達から聞いた話なんだけど」と言い、「新聞やテレビだけではダメなんだってね」と言う話をしていた。新聞やテレビでは中国や韓国のこと(主に日本に対する仕打ち)をどれほど報じていないか、と言う話らしい。
中国がどれほど脅威かと言う話を聞かされたそうである。

だから私は「どうもそうらしいですよね。私も誰の言っていることが正しくて何の情報が正解なのかはいまだに分からないんですよ。」と言い、でも最近ここらあたりの人が何となく信じていいのかなぁ~と思って、まぐまぐや本を読んでみたりしてますよ、と言う話をしたら、OMさんがぜひそれを教えてくれ、と言う。

私は正直、宗教でも政治でも「自分の信じることがすべて正しい」と言い切れる人をあまり信用できないでいる。
というのは、100%正しいことなんて、その時代ごとに移り変わりゆくもので、政治家だって、あとあと歴史が過ぎて行かなけばその人が結果的にどうだったのかなんて判断できない。

だから自分も面と向かって「これが正しい」と言いきることはできない。
誰もが自分で本を読んだり、ネットで調べたりしながら、「何となく自分はこの人の意見に賛同したいなぁ」と思って次に進む。私は自分に自信がないから「あくまでこの人はそう書いてますけど、それが正しいのかどうかも分かりませんが。」と言う注釈つきである。

でもOMさんは「韓ドラは好きだけど韓国人は嫌いになった」と言い、「娘が韓国人と結婚したら反対する」と言うので、私も「そうなんです。私も姪っ子がK-POPが大好きなので、今に韓国人のお婿さんを連れているのでは?と心配してるんです」、と言い、でも叔母として一石は投じるつもりです、と言った。

OMさんは「中国もひどいよね!」と言い、日本の食品を原発で汚染されてるって制限してるのよ、でもどっちの方が汚染してるのかしら、と言うので、私も「そうですよね、あちらの空気、PM何たらの国に言われたくないですよね!」と言う。
なるべく中国産は控えたいですが、服だけはどうしてもメイド・イン・チャイナになってしまう、と自虐で言うと、OMさんは「私はバングラディッシュとかを探すわ」と言う。

そもそも日本だって昔は洋服・着物産業があったはずである。
どうして服はほとんどメイド・イン・チャイナなんだろう。あーやれやれ。

そんな中、図書館からお取り寄せのお知らせが届き、ケント・ギルバードさんの本が届いた。
もう政治がらみの本は悔しくてストレスばかりがたまるので読みたくないが、またしても読んでしまった。


日本覚醒/ケント・ギルバードさん著

この人の本を読むと「アメリカ人がここまでいろんなことを調べて教えてくれているのに、日本人としてボケボケしてていいのかな」と思う。
かと言っても分からん。
この人とて、人間である。もしかしたら本を売ってボロ儲けをすべく「日本人よ、このままでは中国に乗っ取られますヨ!目を覚ましなさい」という本を何冊も出しているのかもしれない。

ケントさん、あなたは本当に何のためにこのような活動をしているのですか?と私は真に迫って訊きたい。
彼が本当に(この本に書いてある通り)「私は日本を愛し心から日本人に自信と誇りと勇気を持っていただきたいのですよ、この国が沈んでいくのを見ていられないのです。」と言うのなら、やっぱりボケボケしている場合ではないのである。

ちなみにこの本では、過去のアメリカの歴史にもページ数を割いていて、ギルバードさんは過去アメリカでは4人の偉大な大統領がいたという。
1.ワシントン大統領(言わずと知れた初代大統領)
2.リンカーン大統領(奴隷解放と平等を憲法に盛り込んだ)
3.ルーズベルト大統領
4.レーガン大統領

この中の3番目のルーズベルト大統領は、ケント・ギルバードさんは大嫌い。なぜなら自国の利益のために日本をアメリカに奇襲させるよう(真珠湾)に仕向けた張本人であり、裏で手を組んで、ソ連と敗戦の日本を分割統治させようとたくらんだ大統領だからである。(しかし終戦前にこの人が亡くなってしまったので、日本は奇跡的に(?)分断されずにアメリカの手に残ったというのが彼の説)

ギルバードさんは3番目のルーズベルト大統領は嫌いだが、でもアメリカの繁栄について考えそれを達成した点では、アメリカ国にとって偉大な大統領であることは変わりないとしている。(日本人で明治以降そういう政治家はいませんね・・あえて言えば安倍さんはそれに近い政治家ですが・・・他はみんな器が小さく自分が議員になることしか考えていませんね、とも書いている。)

その中の文章を一部引用しよう。

「結局、自分の国のためかよ!」と言いたい人もいるでしょう。その通りです。
すべての国が、そしてその国民が、まずは自分の国の利益、国益を最優先に考えるべきなのです。この場合の国益とは具体的には、他国の領土を侵略されたり、国民の生命と財産が脅かされるような事態を防ぐことです。
それらに加えて、国の威厳や名誉を守ることも重要です。自分が生まれた国に誇りを持てない国民は、他国を通じて祖国の破壊活動に走るかも知れないからです。日本人が、領土主権や国益に対する関心が低いのは、GHQの洗脳が続いている証拠です。「竹島くらい韓国にあげればいい」、あるいは「敵が攻めてきたら抵抗しないで降伏した方がいい」などと発言する人間が、テレビ等に平気で出演できるのは、極めて異常な事態なのです。(原文のまま引用)


極めて異常な事態なんだそうです。

その「極めて異常な事態」を多くの人が普通・あるいは正しいと思っているのはどうなのかなぁ~、やっぱり各々がいろんな本を読みながら考えた方がいいのではなかろうか。それをしないで、ひたすら平和憲法だけにしがみついて、そうでないものを全て戦争と結びつけるのは・・・・?

ということで、OMさんには今度ギルバードさんの本と、北野幸伯さんの記事をお勧めしてみようと思う。
やっぱり日本人なら一度は読んでほしい本なのである。

でも前回の「まだGHQの洗脳に縛られている日本人 」のが分かりやすいかも。
amazonのレビューもかなり高評価である。

「全思考」/北野武さん

2017-03-19 | 読んだ本
最近毎日窓から空を見ているが、やはりこの頃は朝焼けの空がボヤけていると思う。
建物の隙間からわずかに見える遠くの朝焼けの色がボヤけている。

今日もチラチラ空を見ながら、すっきりと青い空だったら「出掛けなきゃ」と思ったかもしれないが、こうしてだらだらしたまま、過ごすのだった。

ゴロゴロしながら読んだのは「全思考」北野武さんの本である。
これまた読みやすい本で、昨日接骨院で待っている間からチラチラ読んでいたのだが、読み終えてしまった。

北野武さん、すなわちあのビートたけしさんが、映画監督のオエライ人になった今も、時々わけの分からないかぶりものをかぶってTVに出ているのが不思議で不思議でならなかったが、この本を読んでそれが解明した。
北野武さんは、偉くてお金持ちでみんなから称賛されてお高く留まっているのがどうやらキライな人のようである。世界のタケシになってからも「タケちゃん」と言われてお茶の間に愛されている存在であることをヨシとしたい人なのだ。(というのはあくまで本を読んだ私の感想です、実際にタケちゃんと呼ばれたいとは書かれてません。)

シリアスな映画監督と、かぶりものの二束のわらじを履いていたい所が何となくこの方のかわいらしさのような気がする。どこか照れ屋さんなところがあるのでしょう。本を読むと、武さん尊敬する師匠もそういう照れ屋的な所があったそうである。

外国では映画監督の北野武さんしか知らないファンも多くて、日本ではコメディアンというのが本当か嘘(あれは別人)かで論争もあったそうである。中でもフランスの北野武ファンクラブの会長と副会長さんにも、「日本ではコメディアン」というのを信じないので、武さんじかじか、自分のVTRを送って「自分はコメディアン」だと教えてあげたそうだ。それでもまだ信じないので、日本に呼んでかぶりものをしてTVに出ている自分の姿を生で見せてあげたと言う。

やなせたかしさんもそういう姿があるけれど、本当にお金があるというのは、自分のお金を使って自分がどう楽しむかを考えるのではなく、このお金でどうやって人を楽しませようかなと考えるのだろう。だから人から好かれてますますお金がたまるのではなかろうか。と思うと、いっぱい稼いだお金で自分だけがおいしい思いをして「これはオレの実力だよガハハ」なんて言っているのは、金持ちとしては二流なのだ。(もっとも稼げない私はさらに四流・五流でありますが・・)

「オレ様を誰だと思ってるんだ」なんて、やなせさんも武さんも言わないだろう。そんなことを言う必要もない。
だって、思うようににふるまっていれば、その魅力でみんなが認めてくれるから。

お金なり地位があることで・・・自分を認めさせようとする傾向の人もいるけれど・・本当の魅力とは・・・黄門様の印籠のように出すものではなく、出さない所にあるような・・・それはもうお金のある・ナシではない。それはその人の・・・生き様みたいなものではなかろうか・・・?

あるがままの自分を受け入れられたら、あるがままの人も受け入れる。
そして心に余裕をもって、ニコニコとできたら。。。


この本によると、武さんの映画は「分かる人に分かればいい」というスタイルのようである。でもたまにお客受け(ヒット)するような映画も作ることにしているそうだ。お客が入る映画も作ろうと思えば作れるよってアピールもしたいし、スタッフもその方が楽しいからだって。

3連休半ばなのに、もうこんな時間になっちゃった。
さて、お墓参りの準備でもしようか。。。。