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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「おちゃめな老後」/田村セツコさん

2019-01-05 | 読んだ本

「おちゃめな老後」/田村セツコさん

この前読んだ田村セツコさんの本が楽しくて、また借りてみた。
何が楽しいって、この方の「生きているって楽しいものよ」というのが、本を通して伝わってくるのだ。

でもただハッピーを待ちわびているだけじゃない。田村セツコさんは、今出会ったものをみんな楽しいものに変えてしまう魔法使いのようなのだ。

  一見つまらないようなささいなこと、たとえばシンクの汚れに重曹湿布をして
  出かけて、帰ったらきれいに汚れがとれている。そんなことでも「わあ!」って
  喜びを感じられるようになると、そのたびに疲れが消えていくんです。(原文のまま)

田村さんは、起こった出来事も、会った人をも、全部このようにハッピーに変えてしまうのだ。
だから読んでいると、ウンウンとまるでお友達になったような気がしてしまう。

 一人ではさみしい、でも、人がいたら気を遣うし。わがままですね。
  矛盾しているけれど、これが生きるということだと思います。
  どっちの道を選ぶのかは、好みの問題なんじゃないかしら。
  決してどちらかが完全に幸せで、どちらかが完全に不幸というわけではない。
  割り切れるものではないの。それが人生の醍醐味というか、おもしろさでもありますね。
  (原文のまま)

たしかに、一人は寂しいけれど、一人は気楽。。。
それは背中合わせでセットになっている。どちらの方がいいとかうらやましいではなくて、自分に与えられた方をニコニコありがたく頂いて、楽しもう。(^o^)丿

田村さんはファッションも自由で楽しんでしまうような人。
80近いのに、黄色のブルゾンもよく着ているのだとか。。。

田村さんのイラストも、原画と印刷物が100%同じになることはないのだそうだ。
だけど、印刷所に預けたらもう口ははさまない。かえって原画より良くなっていることもあります、と書いてある。
「あいまいから広がる世界もあるんです」と書いてある。

そう言う所がすごくいいな~と思う。(^_^;)

私も今まで忙しい忙しいできてしまったけれど、これからはもう少しゆるくなりたい。
忙しいってやっぱりどこか甘えているんだよね。
忙しいから、こうしてもいいだろう的な。。。

でもそこに埋没すると、見失ってしまうことが結構あったりする。


そう言えば、今日も魚にエサをあげにと、お年賀のお菓子を運びに会社に行ったら、偶然社長が会社に来ていて鉢合わせしてしまった。
慌てて、ポストの中のものを出して分けようとしたら、もう帰るって。。。

社長もこんなに休みが長いとヒマなのだろうか。

「知ってびっくり 子どもの脳に有害な化学物質のお話」/水野玲子さん著

2018-11-20 | 読んだ本
日産のトップの会長さんが脱税で逮捕?
100億もらっていたのを50億しか申告していなかったとか。。。そんなに何に使うんだろうね。(+_+)
億って・・・何十億でしょ???

そんなにお金があるなら、大量にリストラとかしなくても良かったんではなかろうか。そりゃ内部告発もされるよ。事情もろくに知らずに勝手に言うのは申し訳ないがそういうのを日本の言葉で「バチが当たる」というのではなかろうか。

そんな中で最近読んだ本は
「知ってびっくり 子どもの脳に有害な化学物質のお話」/水野玲子さん著

この本は読んでてめげてしまった。(+_+)
どんな化学物質が危ないのだろうかと怖いもの見たさで読んでしまったが、テフロンのフライパンはダメ(アルミ鍋はもちろんのこと)、カラーリングダメ、化粧品ダメ、プラスチックを電子レンジに入れてはダメ、ペットボトルは精子が減る、野菜の農薬、大気汚染、マグロ・・・・etc、etc・・・。

一番めげたのはカラーリングしているとガンの確率上がるとか。(+_+)
専業主婦ならともかく、外で働いていてカラーリングナシはちょっと辛いです。

この本を読んだ感想は、これを全て守っていたら普通の生活はできないわ・・・・という事だった。

長く生きることだけを目標に、他の全てを犠牲にする覚悟があるなら、身近な家族とかがそういう方針なら考えなくも無いけれど、今の自分の生活環境だったら、少々寿命が縮んでも今の環境で生きていこうと思う。

しかし、文明が発達してどれだけ人間は不健康になっていったのだろう。
戻れるものなら昭和時代ぐらいに戻りたい。全世界がいっせいのせで。

数日前にTVで、昭和30年代40年代のフィルムを映像していた番組があった。
やっぱり雰囲気が、今の時代とは何か違う。
みんなが笑っている、いろんなものが許せている。

今はちょっと何かあればクレームばかり。怒ってばかり、自分の権利を主張してばかり。
今の時代の全てが悪い訳ではないと思うけれど、昔の頃の方がゆるくていいな~と思えてしまう。
貧富の差も今ほどなかったし。。。

50億っていったい何なんだろうねぇ???

映画「スマホを落としただけなのに」

2018-11-08 | 読んだ本
昨日はOMさんと映画を見てきました。


映画館で待ち合わせをしていたのですが、時間があるのでその前に一人で食事をすることに。。
(う~ん、あと40分あれば食べられるかな)とお店入ってから「注文してどのぐらいで料理ができますか?」と質問。

「何を頼まれますか?」「安いパスタで」と言うと、「10分ぐらいでできます。」と言い、映画の半券があるとサービスもつくというので、慌てて映画のチケットを先に買いに行く。

それからバタバタ店に入って、パスタを頼んで作ってもらって、(その間にトイレに行ったり、OMさんに先に自分はここの席を買ったよご飯食べてギリギリに行くから先に入っててとメールを送ったりして)、本当に10分ぐらいでパスタが出来上がり、フーフー言いながらバタバタ食べ、一応飲み物もカバンに入れておこうと、自販機をバタバタ探して、押したらレモンティーのはずが苦手なミルクティーが出てきたりして(たぶん押し間違い)、慌てて映画館に向かったが、約束の時間に間に合った。


映画「スマホを落としただけなのに」


正直、私もOMさんもまったく同じ感想で。。。。怖かった!!

また知らないでうっかり行ってしまいましたが、この映画の監督さんはホラー映画も作られていたんですね。ホラー好きの人から見れば「お茶の子さいさい」な程度なのかもしれませんが、そういうものを知らない私達からすると充分怖かったです。><

う~ん・・タイトルから言って、話が怖いかもしれない覚悟はしていたのですが、むしろ絵がちょっと苦手でした。><
もうこれに懲りて、金輪際サスペンスの香りのするものは観ないようになると思います。

廻りも年寄りはまったくおらず、若い人ばかり・・・若くてハラハラするのが好きな人には高評価かもしれません。
「夜観る映画じゃなかったね~」と言いながら帰ってきました。><



翌朝、映画好きのnanuさんに「~~の映画見てきましたよ~」と言ったら、「どうだった?」と言うので「怖かった」と同じように一言言いました。
「もうサスペンスものは苦手」とも言いました。

nanuさんの話によると、この前この映画の主題歌を歌ってた女性と北川景子(映画の主役)の旦那さんのダイゴのトークがラジオであったそうです。
「主題歌を歌ってた人があの映画、感動しました~」というのをダイゴが『自分の奥さんのああいう映画は。。。』と言っていたそうですが、確かに自分の奥さんのああいう役の映画をスクリーンで見るのは・・・私もイヤだろうなぁ~という会話をしました。(^_^;)

「感動しました」というのも、ちょっと違うような気がする。

私からすれば怖い!!
OMさんとも言いましたが、話がソコソコ面白いから、あんな映像なければいいのに、と思うのですが、若い人、怖いものが好きな人もいることを思えば不可欠なのかもしれません。


かくいう私も若い頃は「ヤヌスの鏡」というちょっと怖いマンガを読んでいたので、若い頃はああいうのも平気なのかもしれません。今は「ヤヌスの鏡」も何となく読む気にならないものなぁ・・・そんな感じ。。(-_-;)(あれ?ヤヌスの鏡じゃなくて何だっけ?違うタイトルだったかも)


OMさんは何年も前にみたけど「おくりびと」が面白かった、と言っていました。いつか機会があったら観るのもいいかもしれないと思います。

変てこドライブ

2018-10-07 | 読んだ本
今日は天気が良かったので、急にドライブを思い立った。
たまたまガソリンも満タンに近かったし、しばらくドライブしてないよなぁ~と思って。(^_^;)
 
向かった先は箱根。今、箱根の千石原のススキがきれいだろうな~と思って。駐車台数は350台・・駐車が無理だったらそのままUターンするつもり・・・。急に思い立ったから、出掛けるのも急。ざっくり地図を見ながら(熱海まで行った事あるから分かる分かる)ぐらいのノリで車を飛ばした。
・・・しかし、やはりアクシデントが!!

ETCのゲートをくぐった後に「エラーです」と言うETCからの声がする。そしてETCも不適切な黄色いランプが点滅中・・・もう高速に乗り出しているのに。。。。しかし途中で止まる訳にはいかない。飛ばして飛ばして・・・そんなこともあって、途中下車してETCではない門(現金で払う方)を選んで「あのぉ~」と問い合わせしようとしたが、係員がいない、無人の門??

機械を見ると、ETCカード又は料金所カードを入れる所があり、ETCカードを入れると上の方にあるスピーカーから「どうしました?!」と言う声が聞こえてきたので「ETCを通り抜けた時にエラーになってしまいました」と言って、どこそこから乗ったと申告すると、ETCカードに履歴をちゃんとつけてくれた。。(^_^;)こういうのも一度体験しておくと、安心しますね。

変な所で降りてしまったので、その後も入り口を見つけるのが大変だったり、帰りもちょっとお金を浮かそうと思ったばかりに手前で降りたりしたので、方向が分からなくなり道に迷って大変でした。


結果、箱根口ICまでついたのですが、そこから車が全然動いていない。
「まさかみんなススキを見るために渋滞しているの??」と思いたくは無いが、タイミングばっちしの3連休はど真ん中。地図ではススキはまだまだうんと先なのに。。。。

どこかで止めて電車で向かうことも頭をよぎりましたが、箱根は駐車場があまり無いようなこともどこかで読んで記憶があり、しかしここから渋滞じゃかなわんなぁ・・・と思って、もうUターンして帰ることにしました。(^_^;)急だったので時間も遅かったのです。
いつか、今度は綿密に計画を立てて、来てみようかと思います。(^_^;)
久しぶりに高速の練習もできたし、途中いつもと違う所で降りて、また道の勉強ができたので良しとしましょう。だから写真もナシ。


田村セツコさんの本、後半も読みました。(^o^)
年を取るってやっぱりいいなって思う。

ご両親の介護のことも書いてありました。
昨日OMさんと映画を見に行く時に、私はこの本の話をして、OMさんはまだお母様がお元気だけど、時々意見が合わないことがあるというので、「身内だとありがとうって言いにくいから、代わりに何とかって言うといいって書いてあったのよ」と話し始めたのですが、その肝心なセリフが出てきません。

あれ?あれ?何だったっけ?
ありがとうが言いにくかったら、その言葉がいいんだって。
でも肝心なその言葉が思い出せません。

「その二つの言葉はテンテキより効くんですって」
「天敵??」
「違うの、点滴。点滴よりも元気になっちゃう言葉なんだって。」

私も一生懸命思い出そうとするのですが、とうとう思い出せませんでした。
OMさんもどんな言葉だろうと、楽しみにしていたのですが出てきません。

本を読み直して分かりました。
介護している親御さんに「ありがとう」とは言いにくいので、その代わりに「さすが」と「おかげさまで」なら言えるのではって。
何かお母様が言うたびに、田村さんは「さすが」と耳元でささやいたのだとか。。。

もう本を返さないとならないので、忘れないようにここに書いておくことにしました。(^_^;)
今日は変てこドライブと、本のメモで終わってしまいました。

映画「コーヒーが冷めないうちに」を見る(ネタバレあるかも)

2018-10-06 | 読んだ本
今日は映画「コーヒーが冷めないうちに」観てきました。(^_^;)
OMさんと先日「万引き家族」を観た時に「次はこれを見たいね」と2人で意気投合した映画です。

3回泣けました。あらすじも分かりやすく、過去に戻れるという誰もが望むような設定、一つ一つのエピソードはベタ?のような気もしますが、役者さんの演技も迫っていてつられて泣けてしまいます。最後にへぇ~という展開からエンディングへ。

面白かったですが、もう2月から月1ペースで映画を観ているので・・「これぐらいは楽しませてもらえて当たり前」という気持がデン!と居座ってしまい、2月3月の当初のような感動は・・・もうどの映画を観ても得られないものかもしれません。

私は個人的に石田ゆり子さんが好きなので(お顔と芸能ニュースでしか存じませんが)終盤になるまでのあの役はどうなの?と思いました。最後にちょっと動きがあるのでアレですが、それまでの無味乾燥なあの役はもっと売れないオバサンで充分なのではと思いました。あの人のカットが出るたびに「こんなの石田さんがするべき役じゃない」と思いました。

吉田羊さんも芸能ニュースでは御馴染みでしたが、「あぁこういうキャラなのか~」と思うほど、イメージぴったりで、勝気で私の好きなタイプではないのですが、すごくはまっているように見えるのが演技ならすごいですね、というのと、薬師丸ひろ子の旦那役の人の涙につられました。あれは役者さんの力なのでしょうかね。誰だか知らないけど。


それはさておき、コーヒーが冷めるぐらいの5分10分の間、過去に戻れるとしたら、どこに戻るかなぁ。
考えてもやっぱり思いつきません。

せいぜい、20年前に戻って離婚したばかりの自分を慰めてあげるぐらいでしょうか。

物心ついてから、今まで選択しなければならない時は「後でたぶん後悔しない方」を選んできました。客観的に見るとそれが間違いだったと言われてしまうような事も幾つかあるのでしょうが、私にとっては「やらなかった後悔」が一番悔いるような気がしていました。

結果、それが悲しみを連れて来たとしても「やらない」よりはマシだったのです。
たった一度の人生だから・・・私はそれで良かったかなぁと思っています。今更どこにも戻ってやり直すことはできませんが、自分で決めたことだから、その結果は引き受けましょう。

「おしゃれなおばあさんになる本」田村セツコさん著

2018-10-04 | 読んだ本
「おしゃれなおばあさんになる本」田村セツコさん著

(おしゃれなおばあさん・・)どんなファッションセンスなんだろう?。。と思って読んでみた。(読んだのはまだ4割程度)


田村セツコさんはいつも明るくてお友達にいつも取り囲まれているように思われているそうだが、実際は少ないし、2~3人で充分だと言う。

「でもタクシーに乗ると運転手さんにいっぱい話し掛けちゃうの、私」「洋服ももう一人の自分(鏡)に話し掛けるのよ」「それから本棚にある本もお友達ね、小説に出てくる登場人物はお友達だと思えちゃうの」

簡単にまとめると、そんな雰囲気の本です。(^_^;)


「私はブラウスにカーディガンという制服みたいな服が10代から大好き」だったそうで流行なんて関係なかったけれど、今になったら偶然AKBと同じような服装になっちゃった」なんて書かれている。

「日本人って流行を気にしてファッションを考えるから真面目よね、フランスは同じファッションをしている人は一人もいないの。」
「ファッションに年なんて関係ない、自分が鏡を見て似合っているって思えればそれでいいのよ。」
(・・なんて書かれていると、ちょっと安心したりします。(^_^;))


この田村さん、若い頃から「おばあさんになりたかった」そうです。
「若い頃(20代や30代)って面倒くさいこと(恋愛とか)がいろいろあるじゃない?それなら私は一気におばあさんがいいと思うの。」


この本を読んで、軽くカルチャーショックを受けた。

年を取るっていいな。
お友達(ママ友とか)とも無理につきあわなくていいし、洋服も周りに合せなくって好きなものを着ていいし、年を取れば連れ合いが死亡している人も多いから一人でいることが特別でもない。

この方、一体何歳だろう?と思って裏表紙を見たら、1938年生まれ?!(そんな風に写真は見えない)


でも、私はそういう所がまた好き。

最近、エッセーを読んでいて、裏表紙に生まれ年や年齢が分からないと読みたいと思う割合が下がってしまう。
もちろん人それぞれ考え方があるから、それも自由(尊重)なのだけど、私が読む時はその人の年齢が分からないと面白みが半減してしまう。

例えば、こういう考え方は自分と違うなと思っても、その人の年が若いと分かれば「そうそう!自分もその頃はそうだったよね!」って思うし、自分より年が上の人だと分かれば、「そうか!これから自分もそういう考えになるのか、へぇ~」と思えて、そこでその本の見方が全然変わってくるわけだ。
田村さんのこの本の中で「本とお友達」という内容があったけれど、書いている人の年齢がある程度分からないと、その本と向き合ってお友達になることが難しい。(だからどうしても面白さが半減してしまう。)


そしてこの本の中頃に、この方のイラストがあるんだけど、それがまた全然年を感じさせない。キャピキャピはしてないけれど、「乙女の心」と言う感じなのだ。水森亜土さんが浮かんでくる・・そんな感じ。


これを読んで私は今まで損をした!と思った。

この業界に長く居たため、「女=若ければ若いほど価値がある」とずっと摺り込まれてきたが、本当にそうだったのだろうか。

だって田村セツコさんは1938年生まれでも、こんなに気持が若くて、純粋だから。
これはそこらでタバコをプカーとふかしながら酒をグイグイ飲んで男を品定めしているような20代より、全然若くて無垢なのである。
(このような20代女性を非難しているのではありません)


私は決めた。
私は田村さんのようなおばあさんを、これから目指そう。

鏡の自分の笑いかけ、(sakeちゃん楽しい旅行に行って来ま~す♪)と行って、今度の社内旅行を楽しんでみよう。年なんて気にせず、えんじのベレー帽をかぶっちゃおう。
みんなお友達!と思って、いっぱい写真にうつっちゃおう。(^o^)丿ベレー帽と一緒だったら無敵じゃ。

そして心の中は、石川さゆりさんのような凛とした燃える女性を目指すのだ。

どこまで近づけるか分からないけれど、それをライフワークにするのもいいかもね。
そして、年配女性に差別しかしないバカ男を内心アホと名づけ、ブログで毒づいてやるよ。

さくらももこさん

2018-08-28 | 読んだ本
今朝はお風呂に入りながら、さくらももこさんのエッセーを読んでみた。

タイトルは「たいのおかしら」。
パラパラと適当にページを開いて読んでみると、(子供の頃の)さくらももこさんが買っていたグッピーが、ももこさんの「うっかり」により大量に死んでしまった。ももこさんは最初は気がつかないフリをしていたが、それでも誰も気がつかないので、ついに自分で第一発見者のフリを演じ、お亡くなりになった大量のグッピーを母に処分してもらったそうである。

そしてお母さんはそのグッピーをサボテンの植木鉢に居れ、それを肥料に毎年サボテンは花を咲かせたそうだ。


▼『日本昔ばなし』等でよく「親孝行の村娘サヨが死んだその場所には、毎年夏になると赤い花が咲くようになったので、村の人達はその花を"サヨの花”と呼ぶようになったんじゃ」というような話が語られているが、まさにうちのサボテンは"グッピーのサボテン"と呼ばずにはいられない。▼
(▼~▼は原文のまま)

このくだりを読んで「本当にうまい!」と思った。
まったく日本昔ばなしのあのナレーションが聞こえてきそうだ。

で、結構さくらももこさんはエグい所もあって、実のおじいさんの葬式で、おじいさんの顔がマヌケだとお姉さんと2人で大笑いしたりするのだ。(友蔵さんとはタイプが違ったそうである)


私は普段、お笑いも漫才も全然笑わないが、さくらももこさんのユーモアは笑ってしまう、うまい!と思う。

本当に一緒に50代を過ごして、さくらさんが50代で何を考えていたのだろう。
どのぐらいの年月を闘病していたのだろう。
闘病中はそれどころではなかったのだろうか。

いつも素朴に身の回り事をざっくばらんに書いているももこさんだったから、闘病生活が何も語られていないことに、病気の怖さを思う。
私もそうなったら、何も書けなくなるのだろうか。


病気とはどういうことなのだろう。
死ぬと言うことを、真正面から考えなければならなくなった時、私は何を思うのだろう。


せめて今日はもう寝よう。
「長生きしたってどうせろくなことはない」と思ってしまうけれど、いざ自分の命があとわずかだと分かったら、やっぱり長く生きたいと思うに違いない。

ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんは「自分はよく寝たから長生きした」と後で言っていたそうだ。確かにそれは一理あるかもしれない。
私もこれからあまり無茶をせず、睡眠はたっぷり取ろうと思う。(精神的にも美容にも良いだろうし)


今日の晩餐は余りモノと冷汁(キュウリがでか過ぎ?)

「日本よ、もう謝るな!」/山岡鉄秀さん著

2018-08-15 | 読んだ本
昨日は何をしただろうか。


・・・何もしていません。(-_-;)

人間って計画を立てないと、何もしないうちに日が暮れてしまうものなのですね。


本はまた読みました。
タイトルは「日本よ、もう謝るな!」/山岡鉄秀さん著 です。

最初は、オーストラリアでの慰安婦像設置を、山岡さんチームが反対する長い戦いが書かれている。

討論会では「歴史の正当性」「賠償金は払ったから」は言わないと決め、ただ「ここに住んでいる子供達が慰安婦像が原因でいじめられている」事実や、「オーストラリアで移民の民族を差別するのはおかしい」ということを冷静にスピーチする。その結果、討論会では慰安婦像設置は否決になるのだが、それで諦める相手ではない。

市長を有利に取り込み、ランダムな電話調査(慰安婦設置に有利な誘導質問)や、ビラや横断幕(そこには慰安婦と家庭内暴力に耐える国内女性と結びつけたフレーズで女性に訴える)でありとあらゆるキャンペーンが行われている。。。。その状況で日本家庭や趣旨に賛成してくれる外国人をネットワークを組み、抵抗する山岡さん。。

この時点ではもっと引用したい文章もあったのだが、この先を読んでいるうちにへこみました。。。


ちなみに山岡さんは3年前の安部内閣の「慰安婦日韓合意」は失敗だったと言います。
私は「あれだけ約束したのに韓国はどうして慰安婦像を建てるのだろう?約束違反では?」と思うものですが、韓国及び世界の見解はそうではない。

何故なら外務省からの発信(HP)の英語文が「ただの平謝り」のものになっているそうです。これでは村山内閣の謝罪と変わらないものだとか。。。(安部総理や岸田外務大臣はこの英文訳を知っているのだろうかと書かれている)
海外記者は「全てを認めて謝っている」と解釈する文章なのだそうです。(韓国側では「政府では不可逆的にやらないと約束したが民間団体はそうではないという解釈)事実の検証や今までの経緯もそこには書かれておらず、読んだ人はただ「慰安婦の事実を日本が認めた」という解釈になってしまうのだとか。。。
(この後、慰安婦のことを本から離れて公平な立場でwikiで読んでみようと思ったが、あまりに膨大な内容で気持がくじける)

このあたりでもう読む気力が失せたが、その後はどうしてこういう大変な事態になったのか、ある新聞社がいつどういう記事を書いたのか、それを誰がどう騒ぎ出したか・・・という成り行きがいろいろ書かれ・・・これが本当の事なら「絶句」という言葉しかありません。新聞社は国内ではその情報の間違い・謝罪を小さな記事にしましたが、海外版では日本国内では考えられないような慰安婦に関する情報を今でも英語等で発信していると書いてあるのです。


今、あちこちに慰安婦像が建てられていますが、それは「活動」の一部と書かれています。。。
例えば、「報道の自由度ランキング」日本は72位ですが、日本より自由度が上なのがおかしい国(言論で投獄される国)が幾つもあるそうです。それで山岡さんはそのランキングの目安(=アンケートに答えた国内の20人)が誰なのか、選考基準はどういうものだったのかを尋ねましたが教えてもらえなかった。(恐らくその選出が偏ったためランキングに影響したのではないかと本には想像されています。)

そして「報道の自由ランキング 日本は72位」という発表が世界でなされ、そうなると国内でも報道され、また日本人がそう思い込んで・・・・テロ等準備罪法も世界の多くの国が採用しているのに、日本だけが「おかしい」とターゲットにされどんどん国連に報告されて「勧告」され、(本当は「報告」と言う程度の意味合いのものだが、日本語では何故か「勧告」と訳される単語なのだそうだ)、また国内でそれが報道され・・・喧々囂々。。。。

日本人が日本を非難するというスパイラルになっているそうです。><
最初の取っ掛かりをたどると、きちんとした調査ではないのに、人づてに報告になり、(国連等の)組織からの勧告となり、ニュースで報じられて・・というスパイラルです。

この本を読んで、本当にへこみました。

これは本当のことなのだろうか。。。


この国はこの先どうなっていくのだろう。
とても心配になってしまった。

「日本人の知らない日米関係の正体」/八幡和郎さん著

2018-08-12 | 読んだ本
さて、今回ノープランな夏休み。

何気に本を何冊か借りてきました。
終戦記念日を意識した訳ではありませんが、歴史・昭和史に関する本です。

●日本人の知らない日米関係の正体/八幡和郎さん著

これが、今までの八幡さんの本に比べると読みやすいような気がしてクイクイ読んでしまいました。(^_^;)
前の総理大臣の通信簿は、歴代の総理大臣が何をしてきたかでしたが、この本はその時アメリカの大統領が誰で、日本をどう思っていたか、何をしたか、ということが書かれているの面白い。

私のイメージでは(きっとアメリカの大統領なんて、日本のことをいいように利用してきたんだろうな。。(-_-;))と思っていたのですが、アメリカは日本が一番最初に鎖国を解き交流を持ったことでとても歓迎してくれたようです。(但し貿易は不均衡)

華やかなのは、岩倉具視の「岩倉使節団」がサンフランシスコに着き、伊藤博文さんがそこでスピーチをするのです。
「わが国はしばらく封建制度の下で不自由していましたが、一滴の血も流さず平和に新しい国に生まれ変わりました!これからは欧米諸国の知恵をお借りして急いで追いつきたいと思います!」「わが国の日の丸は世界の文明国と一緒に上っていくでしょう!」
(↑本を読んで私の解釈したイメージ)

そして岩倉使節団はアメリカのあちこちで喝采を浴びます。
彼らは途中白人に土地を奪われたインディアンと出会ったりしながら、日本という国が生き延びるためにはどうすればいいのかと使節団の人達は考えるのでした。(この後帰国後に西郷隆盛と分裂してしまう)

アメリカは日清戦争・日露戦争は日本の味方になってくれたようです。
日露戦争ではお金を貸してくれたり、いい所で戦争の仲介をしてくれ終戦に持っていってくれたりもしました。
(大国ロシアに力を持たせたくなかったと言う事情もあったようです)

しかし、だんだんその関係も冷えていき・・・。日本人が移民から排除されたりもあり反米感情が表に出てきて。。。また中国がアメリカを味方にしようと愛想よくしたりして・・・やがて石油やらを抑えられてしまった日本が、天皇が最後まで反対していた「三国同盟」(ドイツ・イタリアとの同盟)に入ってしまうのです。

前からドイツと戦争したかったアメリカは日本を挑発します。日本は天皇をはじめできるだけ戦争は避けたかった・・しかし当時の内閣では陸軍海軍から1人づつ内閣に入れなければならないという決まりがあり、戦争をしたくない総理大臣だと、軍部が内閣が成立しないようにイジワルをしたりします。・・・そして天皇は「あの男なら軍部を抑えてくれるのでは」と期待したのがあの東条英機さん。。「天皇のお気持なら必ずやそのように致します」と東条さんは誓うが、その時アメリカから突きつけられたのが絶対飲めない!と言われるハル・ノートだったのです。。。(この本に書かれてない事まで含まれました)


しかし、この八幡さんのこの本はこうしたら戦争が回避できたのではないか?被害はここまでにはならなかったのでは?と言う想像も織り交ぜつつ、

アメリカとの戦争に至る過程については、公平に見ても、やはり日本自身により大きな責任があると私は思います。日本が中国での権益の維持と拡張に欲張りすぎたのは確かですし、軍部内独走を許したのも日本自身の問題でした。(原文のまま)

と言います。日本が飲めないようなハル・ノートも、事前に知ってて知らないフリをされた真珠湾攻撃も、戦略の一つと言うことかもしれません。しかし日ソ中立同盟や三国同盟を自分が不利になっても守りぬいたことは、もっと世界に喧伝してもいいとも八幡さんは書いています。(逆にソ連は同盟を無視して日本に宣戦、三国同盟ではドイツより先に降伏しては申し訳ないという事情もあった)

「また忘れてならないのはゾルゲ事件と呼ばれるスパイ事件があった」そうです。
それはロシア側(共産党組織)のスパイと近衛内閣の中枢にいた朝日新聞記者がつながっていて、日本を米英と戦わせようと言う工作がされていたのだとか。。。(それによってソ連は安心してドイツだけに専念できた)
このスパイの銅像が立てられた時にロシアの幹部が「ゾルゲがいなかったら第2次世界大戦はどうなったか分からなかった」と挨拶したそうです。(八幡さんはこのことを日本は過小評価していると書いています)



実はこの本を読んでいる途中、私は外出して本屋さんで立ち読みをしました。
そこでもつい手にとってしまったのがついつい歴史モノで、こちらは手塚治虫さんの「手塚マンガで憲法九条を読む 」・・・今は亡き手塚さんの書いた漫画の「戦争」に関するものを集めた短編集。

立ち読みで最初(戦争被害によって夢を捨てざるを得ない少女の話)と最後、それからブラックジャック(最初の患者・・原爆で白血病になった患者の話)をツラツラ読んで、「うぅ~~><やっぱり戦争は怖い~~ダメぇ~~」と思って、パタンとしまって元の場所に戻してしまったのだが。。。。


・・・・でも。。。

でもあれって全部日本のせいなの??
他の国だってさんざ戦争してたのに、どうして日本だけが悪くなってるの?

過去のことはまだしも、どうして今の国旗や国家を誇りに思うのがおかしいの?

・・・とも思ったりします。(-_-;)
他のどの国も(永世中立国スイスでさえも)、最低限自分の国を守る準備は整えている・・・・それを国内でワーワー言い合う状況は・・・?

現実に目で見た光景はショックですが、だからと言って、領域内によその国の船が入っても強く言えなかったり、頭の上を爆弾が通過して近くの海に落ちるような事が繰り返されている状況、戦後から何十年たってもありもしないことで海外で悪口をばらまかれ、日本人の子供がいじめられている・・・それが今の現実なのかと思うと。。。ハァ。



この本は(日本人の知らない日米関係の正体)一度読んでもなかなか頭に入らないので、手元にあるうちにまた読みたいです。

「世界に誇れる日本人」/渡部昇一さん著

2018-08-08 | 読んだ本
ふぅ。。。(-_-;)これからの台風どうなるか。。
ちょっとsake怖い。。。

でも最近西日本の方への災害が多かったので、今回は関東地方、どうにかここで踏ん張らねばっ。

天気図を見ながら、台風があまりこちらに来ないように来ないように、台風マークがもう少し西の海上で向きを変えるように念力を送ろうと思います。(-人-)
一応停電も視野に入れて、ご飯も午後には炊けるように予約してきたし、朝カレーも温めておきました。

あとはひたすら天気図を見ながら、台風が少しでも日本列島から離れてくれることを願います。


ところで先週末はふと歴史物を読もうかなと思い、何冊か借りてきました。(^_^;)
今読んでいるのは、「世界に誇れる日本人」/渡部昇一さん著 です。

ここでは「聖徳太子」「紫式部」「織田信長」「徳川家康」「西行」?さんなどが、ピックアップされています。

今手元にないので、うろ覚えながら書いてみると、聖徳太子さんのポイントは「元々あった神道と仏教を尊重したこと」なのだとか。
日本が仏教を導入したのは聖徳太子さんの時代(用明天皇の時代)なのだそうです。聖徳太子さんは仏教も惹かれてよく勉強されたそうなのですが、だからと言って元々ある神道も尊重した。その両輪の輪みたいにお互いを尊重するのが日本の宗教の特徴なのだそうです。(^_^;)お互いに尊重しあえるって神様と仏様もいい関係ですよね♪

紫式部さんは・・なんと、こんなに古くに小説を書いている人(しかも女性で)は、世界で例がないのだとか。しかも紫式部さんは漢語も知っているはずなのに、かな文字で書いているそうです。(それがスゴイ理由はこの本にいろいろ書いてあったが、もう忘れた)今まで清少納言と紫式部と習って「あぁ紫式部さんってちょっと陰湿な日記を書いていた方の人なのね」ぐらいの印象でしたが、そんな世界規模で偉人だとは知りませんでした。すごいですね!

そして織田信長、徳川家康は有名人だから脇において、私が感動したのは「大久保利通」という人です。

今まで明治維新時代は、1000円札の伊藤博文と西郷隆盛のインパクト(そしてちょっと坂本竜馬)程度の知識でしたが、この地味な名前の大久保利通さんというのがなかなかの政府の達人だったようです。
昔「日本の歴史」なる図鑑が好きで、何度も読んでいたのですが、西郷隆盛さんが敗れて終わるのがどうも納得できませんでした。実はその相手がこの大久保利通さんだったらしいですね。

事の発端は、当時朝鮮半島に乗り込もうという西郷隆盛に、ヨーロッパの視察をしてあちらの文化にたまげた大久保さん達が「そんなことやっている場合ではない!!」とストップをかけたそうです。それが元で西郷隆盛さんはプイと政治から身を引いて反乱ぽくなるのですが、さすがに西郷隆盛という偉人を敵にするのは誰もが尻込みをした・・・それを「そうなるならやるしかない」と先頭を切ったのが、大久保利通さんだった。。。
(何でもこのお二人はもともとは地元も同じで仲良しの間柄だった)
だが私情より、お国のためを思って舵きりをしたのだそうです。→実際にそれが功を奏して日本は西洋にどんどん追いついていく

結局はこの大久保さんも暗殺されてしまうのだが・・・この人は明治維新の立役者のお一人だったそうです。

(大久保利通かぁ・・・(^.^))
そんなカッコえぇ人がいるとは知らんかった。
もっとこの人のことを知りたいと思った。
今度はwikiを読んでみようと思います。

しかし・・坂本竜馬と言い、大久保さんと言い、伊藤博文様と言い・・名政治家が「暗殺」で亡くなるとは残念ですね。
皆さんがもっと元気で長生きしていたら、いろんな賢い政治家が育ち・・・もしかしたらあの戦争は回避できたかもしれません。伊藤博文さんに至っては満州併合も反対されていたそうなので、もっと違う路線に(目立たず海外を敵に回さず)なったのでは?と思ってなりません。

いずれにしても、この時代の偉人さん達の事はもっと知りたいと思います。(^o^)