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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」/宮川サトシさん著

2019-03-01 | 読んだ本
「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」/宮川サトシさん著


今度は映画ではなく、こちらの本を読むことができました。(^_^;)最後まで読みきりました。
もう一度2回読んでしまいました。

本(漫画)を読んで分かりましたが、このお母さんとの話は生前と死後が行きつ戻りつ、短編の組合せになっているのですね。
映画でこの世界観をあらわすのはとても難しいものだったと思います。そう思うと映画もあぁなるほど~と思います。

この主人公の宮川さん(この本は実体験のようです)はとてもお母さんを愛しているのですが、その気持も出っこみ引っ込みで、そのアンバランスと朴訥した感じ、また親子ならではのもどかしさや面倒くささ、そういうものを含めて、でもだからゆえ心底からの淋しさや愛情を思います。

映画も役者さんの懸命の演技が感じられて良かったのですが。。
私個人は、本の方が共感したかも。。。
エンディングは本も映画も同じで、下手に手を入れず本のイメージをとても大切に映画は作られたのだなぁ~と監督さんの愛を感じました。(^_^;)

この本のアマゾンレビューはここにあります。(中にはかなり深くあらすじを書いている人もいます)
私はこのアマゾンレビューでもちょっとウルウルしそうです。(^_^;)

この本では、主人公が母親を亡くしてから、母親を思い出すもの(家電に書かれた文字とか、一緒に歩いた田んぼの道)を見るのがとても辛いというシーンがあり、他にも上京する話があって、東京に出てしまうんです。

息子が母親を亡くして、家にある炊飯器を見るのも辛くなる。
これを知って、私はショックでした。(-_-;)

上に紹介したamazonレビューも「母親を亡くして未だに受け入れられない」「辛い」というコメントが多く、私がこの世からオサラバした後の息子が気になります。

さりとて、どうすることもできません。
もちろん、栄養もちゃんと取ってなるべく長生きしたいと思いますが。。。。

思うけど、あまり長く生きるのもどうなのかしらね。
私が長生きしていると、息子の足かせになるのでは?とも。


男性にお伺いしたいのですが、母親が亡くなるとそんなに辛いものですか?



本を読んで分かりましたが、作者のお兄さんが親族Dで出ていたそうですね。
それを知ってから映画を見ればよかった。。。


これは昨日のから揚げ弁当です。(またいつもの・・)

「どんな時でも人は笑顔になれる」/渡辺和子さん

2019-02-28 | 読んだ本
「どんな時でも人は笑顔になれる」/渡辺和子さん

思わず手に取ってみた。

キリスト教を習得されて、大学の学長、勲章もいただいている人である。
この本をいくら読んだ所で、自分は「どんな時にも笑顔に」なれたりはしないのだが、それでも心に残ったフレーズをメモしてみる。


●ままならない人生だからこそ、人間としての分際を知り、他の人に寛容になれる。

エドワード・リーンという人の本の中に「他人の行動とか、事物を通して起こる”ままならないこと”に腹を立てた瞬間、私たちは謙虚さを失っている。」という文面があったそうである。
この「ままならない」の中には、他人からの不当な扱い、誤解、不親切、意地悪も含まれている。それさえも腹を立てた瞬間に、その人は謙虚さを失っている、というのである。


そう言われてみると、そうかもしれない。
不当な扱いをされたら、スーっと距離を置いて離れる方法を探ろう。
そこで腹を立てる必要はない。所詮それまでの人なのだから、そこから離れることを考えよう。

怒ると言うことは「自分はこう扱われて当然」という思いがあるから腹が立つのだ。
それは確かに驕りかもしれない。


本当にこの言葉の通りで、ままならない事が起こるたびに思い知らされた。。

何もなく思いのまま結婚できて、望みどおりに子供が授かり育ち、元夫に裏切られることも無く満ち足りた生活を送ったら、自分はどれだけ傲慢な人間になっていたかと思う。
きっと独身の友人を捕まえては、カップルにしようとしていただろう。それも相手の気持も考えずに自己満足の善意で。

人々は、うまいこと結婚して、うまいこと子供を授かって、永久に愛し愛され暮らせることを良しとするけれど、果たしてそれが本当に「善いこと」なのかは定かではない。
そうではなかったから、今の自分になった。

そう思うと、何が「いい」かなんて分かりゃしない。
ましてや人に偉そうに言うことなんてできない。

私の場合は、自分が悩んだり苦しんだりすることでしか、人の気持が分からないから。
(しかもノド元を過ぎればすぐに忘れる。)

それから今与えられたものは大切にしよう。
健康だったり、息子だったり、平和で安定した今の暮らしとか。

何を見ても感動しない

2019-02-27 | 読んだ本
最近、映画を観ても感動しなくなってしまった。

今晩観たのは「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」。
ガンで闘病する母親への息子の愛情を描いた作品である。

これは絶対泣ける!とハンカチも忘れずに用意していたが、涙も出ることがないまま終わってしまった。

先にうっかりあらすじを読んでしまって、分かっていたということもあるし、自分自身が親の死に対して割と冷めていたので、(ここの主人公と違うな~)と思いながら、淡々と観てしまった。

原作(マンガ)の評判を見ても「これは涙涙にちがいない」と思っていたんだけど・・・・。息子の母愛が激し過ぎるというか、それでパワーが吸い取られてしまったというか、自分はしみじみと親の死を少しづつ感じてきたので、ああいう激しい気持はなかった。
あの主人公の気持はよく分からない。

だからたぶんkekeも私が死んでも、淡々としているのではないかなぁ。。。
(親なんてそれでいいんだけど)

それよりもう何の映画を観ても、感動できない自分がショック。。。
この先、何を見ても感動しないかも。(映画も本も)・・これも年なのかしら。

結局、自分の人生以上に悔しがったり、悲しがったりすることはない。
それはみんなスクリーンの中のフィクション・・・。


「やれやれ」と思いながら家に帰ると、炊飯器に少なめにご飯が残っていた。
(う~ん、これではちょっと足りないかも)と思い、スーパーでサラダ巻きを買ってきたが、マーボー豆腐も少し残っていて、何となくサラダ巻きを食べなくて終わってしまった。

kekeがたぶん、ご飯とマーボー豆腐は私のために残しておいてくれたのだろうな、と思う。


これは今日のお弁当、ハンバーグ。

「小さな恋のものがたり」/みつはしちかこさん著

2019-02-16 | 読んだ本
昨日たまたま「小さな恋のものがたり」という、みつはしちかこさんの漫画をみつけました。(^_^;)

知っている方いますかね?
チッチという小さな女の子と、サリーという背の高い男の子(学級員タイプのイケメン?)の漫画なんです。

友達がこの漫画が好きで、私もその影響で子供の頃、この漫画はジバラで買っていたんです。どこまで買ったかな~?20代でも買っていたのかな?10何巻まで買っていたと思うのですが。。。途中で辞めようと思った記憶がないので、実家に居た頃はずっと買っていたかもしれません?

その漫画が・・今現在まで続いていたんですね!!
ビックリしました。去年44巻が発行されていたようです。

思わずペラペラ、今のチッチはどうなっているのかなと読んでしまいました。

登場人物が全然変わっていない!!
空気もあの頃のまんま!!

えぇ~~~!!あの頃のままのチッチがここにいる~~~!!
あのまんま過ぎでビックリしてしまいました。
相変わらずキンモクセイの匂いに喜んでいたり、(岸本さんの家にキンモクセイがあったと今知った)サリーもそこそこ優しくて、でも岸本さんの方が優しかったりするのも当時のままで、松本さんも健在で・・知らない人も1人2人いましたが・・・・全然変わっていない!!
変わらないだろうとは思ったけれど、30年経ってもこんなに変わってない世界があったんだ。

あのサザエさんですら、漫画もTVも初期とは多少変わっているんですよね。(^_^;)


ここからはネタバレになってしまいますが・・・・

         ↓知りたい方のみお進みください






チッチとサリーが別れてしまうんです!

サリーが遠くに行ってしまい、その時お別れを告げるんです。

チッチはもちろんそんなのすごくイヤなのに、グッとこらえて、笑顔でサヨナラを言うんです。
(ここでもうビックリ!!)

それでサリーは遠くに行ってしまってから、事あるごとにチッチはサリーを思い出してしまうんですね。
その度にとても悲しい思いをするのですが、グッとこらえるんです。

チッチ、強い!!

この漫画で泣けてしまいました。(^_^;)おかしいですね?

チッチっていつもちょっとしたことでヤキモチ焼いたり、ドタバタしてる子なんです。
サリーも優しいんだか冷たいんだかよく分からないけど、普通の男の人なのかなぁ?

いやー、この子は見返りを求めない純粋な無償の愛なんだ~学生の頃読んでいた時は、そういう目線で見ていませんでした。
いつもヤキモチばかりやいてドタバタしてると思っていました。


私も、そういう愛情が持てるようになりたい。

作者のみつはしちかこさんは、大きな病気になれらたそうで漫画がうまく書けず(久しぶりに見た私はちっとも変わってないと思いましたが)、お別れの巻で一度ペンを置くことにしたのだそうです。でもどうしてもチッチとサリーを忘れることができずに、1年も経たないうち(?)にまた続きを書くことにしたのだとか・・・。(作者あとがきから)

さすがに今からそんなにたくさんは買えないけれど・・・こんなにかわいらしい漫画だとは思わなかった。
まさかこの漫画でこんなに感動してしまうとは思わなかった。(^_^;)・・です。

早くサリーが帰ってくるといいね。
この漫画は、そしていつか2人がずっと幸せに暮らせますように。

「賭博と国家と男と女」/竹内久美子さん

2019-02-11 | 読んだ本
今日は曇ってるし寒いしで、家にいたままゴロゴロと読書中。。。(^_^;)

久しぶりに竹内久美子さんの本を読んだ。(「賭博と国家と男と女」より)
竹内さんは生物学が専門なのだが、この本では歴史にも触れられていて、ルーマニアのチャウシェスク夫妻の話が書かれていた。このチャウシェスクさんという人は、奥さんだけを大切にした人なのだが、奥さんに頭が上がらず、国政が行き当たりバッタリでメチャクチャになったのだと言う。(しかも権力を全部自分達に集めて恐怖政治をしたのだとか)

竹内久美子さん曰く、この手の奥さんの尻に敷かれてしまう遺伝子を持つ男性は、せいぜい隣三軒くらいの影響力にとどめるべきで、国家規模の上に立つのは、あちこちに飛び回るような恋多き人気者、伊藤博文さんタイプがふさわしいらしい。(視野が広いし女の感情に振り回されない。)

また竹内さんは(前にも書いたかもしれないが)、遺伝学から考えると、一夫一妻よりも、一夫多妻が(その民族の反映を考えると)良いと言う。
基本的に男女を比べると、女性より男性の方が質の上下差が大きいそうなのだ。分かりやすく言うと、女性は誰と結婚してもあまり変わらない。それに比べると男性は優秀な遺伝子とそうでない遺伝子のふり幅が大きいので、一夫一妻よりも一夫多妻の方が、優秀な遺伝子がバラまかれ、優秀な子供が多く生まれるというのだ。(当然女性は、その長い歴史から優秀な遺伝子を見抜く能力がある)

流行病を考えても、同じ両親から生まれた子供は、ある病原菌に弱いと同じ遺伝子を持つので、全員がその病気で全滅の恐れがある。それに比べると、片方の親が違う組み合わせの方が違う遺伝子を持つので、子供が全滅しない可能性が高いのだとか。

それから竹内さんのお勧めの政治は「君主制」。
長い歴史を持つ「君主制」の遺伝子は、国民を不幸にする方向には行かないそうである。例えば先ほどのルーマニアのチャウシェスク、ヒットラー、スターリン・・・・暴君のような政治を行う人は一時的に権力を握っても、次にまたひっくり返されることを恐れて、信用なら無い人物を陥れてやっつけてしまうから、恐怖政治のようになってしまうのではなかろうか。

私達が今当たり前に「これが正しい」と思っているもの。
例えば、一夫一妻制度にしても、民主制度にしても、近代になってから欧米から伝わってきた「正しい」という概念だったのだ。


そう思えば、日本と言うのは価値観がゆるい。

有名なところでは、神社もお寺も教会もOK。
だから、宗教の戦争が無い。

政治も、幕府があっても、天皇もいた。中には天皇が北朝と南朝で2人並行に居た時期すらある。
将軍が上か、天皇が上かということも互いに突き止めずに、まぁまぁそれぞれいいじゃんという感じ。
幕府から明治時代になるときも流血ナシ。

そうやって、とことん白黒はっきりさせない所で、穏やかに生きてきた歴史がある。それが強み。日本人に日本の歴史・・・なんて素敵なのだろう。
だから「鯨を食べるな」なんてことは、間違っても人様にいう事は無い。・・(だろうと思うが)

世界中がこういうゆるさを見習ってくれれば、きっと平和な世の中になるのではなかろうか。宗教が一番分かりやすいが「この神様で無ければダメ」みたいなより、「あの神様もこの神様もみんな仲良し、ヤッタ~」と思った方がどう考えてもハッピーだ。

だから、もっとゆるく考えた方が平和に暮らせる。
・・・だけど今日はあまりに自分にゆるくゴロゴロしすぎてしまった。(^_^;)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見る(ネタバレあり)

2019-02-10 | 読んだ本
今日はOMさんと「ボヘミアン・ラプソディ」を観て来ました。(^_^;)

観る前から心に引っかかっていたのですが、私はクイーンさんのことも、歌も何も知らなかったのです。この映画はクイーンさんを知っているか、知らないかで、ちょっと観方が変わるかもしれません。もっと勉強してクイーンさんの歌を知っていると「おぉ~~~」となったと思うのです。曲を知っていると、なるほどオペラね、そこか!とか、もっと入り込めたような気がします。そう言う所で分からない部分があり、字幕を見ながら前半は話がす~~っと流れてしまった感じがするのです。

最後に向かうにつれて惹きこまれてていき、ラストの盛り上がりも思わず見とれてしまいましたが、(あの会場の人数もたまげるほどの迫力)私はあの後にまだ続きがあって、主人公の人が、あの後に、自分の病気のこと、仲間のこと、愛する仲間のことをどういう風に捉えて、どういう風に人生を向き合うのかが知りたかった。あれからこの方はどんな歌を作っていったのでしょう。

最後にエントリーした幾つかの曲に、その気持をこめて「察しろよ」ということなのかもしれません。まだ私は想像力に欠けていて、そこまで思って気持を引っ張ることができずに、字幕で歌詞の意味を追うので精一杯でした。(^_^;)

前回見た「グレイテスト・ショーマン」も評価が高いのに、思ったほど感情が入っていけなかったんですよね。。。「ボヘミアン・ラプソディ」もあらすじの外枠がよく似ていて音楽があちこち入り込んでいる分、あらすじはシンプルで・・・私は洋画は苦手なのかもしれません。(-_-;)きっと私の感性が変わっているのもしれません。

「ボヘミアン・ラプソディー」も良かったけれど、個人的にはもうちょっとワビサビがあって、泣ける映画が好きなのだと思います。洋画って日本の映画に比べると、あっけらかん!としているのでしょうか。宗教とか人種とかの「マイノリティー」な心情もあまり分からないところもあったのです。

この前観た「マスカレード・ホテル」と「ボヘミアン・ラプソディ」の評価が何でここまで違うのがよく分からなかった。私は両方とも同じぐらい面白かったので・・やはり演技力とかで、映画をよく観られている方の評価が分かれてくるのでしょうか?確かにあの主人公の人、歌お上手でしたね~~、迫力あったし・・。やはりそういう所なのかなぁ~~(-"-)

立て続けに観てしまったので、OMさんともあまり感想を述べることがなく、「なんでたくさんお金を持つと、芸能人とかってああやってダラクしていくんだろうね?」というつまらない世間話をしながら帰りました。

私は使いきれないほど、山ほどお金が降ってきても、享楽には走らないでせめて身の回りの人のために使いたいと思いますが、果たしてどうでしょう。お金に集まる人が回りにいっぱい増えても、淋しいだけかもしれません。
負け惜しみだけど、そう思うと、暮らせるだけのお金があって素で付き合えるささやかな家族や友人がいれば充分だよなぁ・・なんて。

「マスカレード・ホテル」を観て(ネタバレあるかも)

2019-02-07 | 読んだ本
昨日OMさんと見てきたのは「マスカレード・ホテル」です。(^_^;)

テレビでの宣伝はほとんど見ていなかった私。
あのキムタクが主演なら、台本のはずれは無いだろうと思っていました。

OMさんは最初はそれほど乗り気ではなかったのですが「東野圭吾なら見たい」と言い、一緒に行くことにしたのです。


一応、ちらっと評価?を見たところ、評価が高い訳でもなく「テレビドラマになってからでも充分」という意見もちらほら見えたので、「最初は見たかったんだけど、そんなに評価が高くないんだよね~」「どうかねぇ~」なんて話をしていました。

OMさんもたまたま映画館に来る時に、「その映画を見た人の話」が聞こえてしまったそうで、「イマイチみたいな感じだったのよ~」と言い、二人で「映画館には来たから見てみよう」みたいなノリで見てみました。



でも・・面白かったです。
OMさんも面白かったって言っていました。

んん~~~でも、評価がイマイチだったのも分かるような気がします。

あのキムタクにベストセラー作家の東野圭吾さんということで、きっと面白い!と期待して行くと「まぁ普通・・」みたいな感想になってしまうのかも。
最近キムタクさんに評価が厳しいというのもありますからねぇ。。。(出る杭は打ちたくなるみたいな世情感があるのかも。)


厳しい目で見れば厳しいかもしれないけれど、私のような映画初心者は普通に楽しめる映画だと思いました。キムタクさんのドラマは、昔すごーく流行った1本(久保田トシノリが主題歌を歌っているやつ)しか見たことがないので、キムタクという人があまりわかって無い私ですが、そんな私から見ると「いかにもキムタクさんのために作った映画」という気がします。(^_^;)
キムタクさんが素のまま主人公になっているような役柄でした。

あとエンドロールで、明石屋さんまがあったけれど、どこに出ていたか分からなかったので、検索しようとしたら、グーグルで「マスカレードホテル」を入れただけで、次に「さんま」の言葉が出てきました。分からない人が多かったようです。(ウォーリーを探せのようにそれを探すのも楽しいかも)

私は音楽もカメラワークも効果的で「飽きなくていいなぁ~」と思いましたが、「映画にしては派手すぎる!(ドラマなら分かるけど。)」と批評もありました。
映画に慣れている方にとってみると「分かりやす過ぎる」みたいなものがあるのでしょうか。。


あと見たことある俳優さんが多かったので、普段映画やドラマを見ている人なら「おぉ」という面白さもあるかもしれません。


今週はOMさんがチケットを持っているので、もう1本見る予定なのです。(^_^;)
楽しみだなぁ。

「人間と遺伝子の本当の話 ウソばっかり!」/竹内久美子さん

2019-01-17 | 読んだ本
週末本を借りてついつい読んでしまったのは、朝が寒くてなかなか布団から出れないからである。今日はその中で竹内久美子さんの「人間と遺伝子の本当の話 ウソばっかり!」から。

この中から「孫の可愛さにも順位がある」を紹介しよう。

これは父親側の母、つまり姑さんにとって、その孫が男の子か女の子かによって態度が違うのでは?ということが書かれている。理由は・・・孫が男の子の場合、姑さんからの遺伝子があまり反映されていない?!というのである。

例えば例をあげてみよう。
まず、男子は遺伝子がXとY、女子はXとXと言う形になることが前提である。
(このYが性別は男だよ、と決まる遺伝子なのだ)・・そうなると・・・

kekeの父親の遺伝子 私の遺伝子 
  XY        xx
   
  そこから生まれたkeke(父と母から一つづつ遺伝子をもらうため)
     Yx   ←女の子だとXxとなる

  kekeの遺伝子   kekeのお嫁さん
    Yx        XX

     2人の間に生まれた子供  男の子だと YX
  (Yはkekeの父親、Xはお嫁さんから)
                  女の子だと xX
  (xはkekeの母親から、Xはお嫁さんから)

つまり、kekeの子供が男の子だと、私からの遺伝子は乗らない。
女の子だと、確実に私の遺伝子(赤色)が乗ってくる。

だから息子経由の孫は、男の子よりも女の子の方が姑にとっては遺伝子が濃く出るので、無意識に可愛がって世話をするのではないか?!と書かれているのである。

・・・本当なのだろうか??(^_^;)分かりません。
男の子が生まれた方がkekeの赤ちゃん時代を思い出して懐かしく思うような気がしますけどね??

また、自分の娘から生まれた孫だと、間違いなく自分の孫だが、自分の息子から生まれた孫は、今の時代はたぶんそうだろうけれど、生物的に言えば息子のお腹から出てくる訳ではないので「100%確実」ではない。

だから、女親の祖母の方が遠くに住んでいる孫でも苦にせずせっせと会いに行くそうです。(^_^;)
そうなのでしょうか?

自分にはまったく経験のないことなので、よく分かりません。。。
まだ会えるとも会えないとも分からないマゴ。。。??果たしてそれはいかに・・?
(ネットで調べてみると、遺伝子情報はそんな単純で割り切れるものではない!という考え方もあるみたいです。)

「大人になりたくなかった少女の物語」/立原えりかさん

2019-01-16 | 読んだ本
今日一日「急がない!」をモットーにしてみました。(^_^;)なるべくその時その時をかみしめ、じっくり味わって過ごそうとしたのです。

炊きたてのご飯を少しよそって、残ったおでんをかけて食べてみたり・・・化粧水もゆっくり塗り塗りしてみたり・・・・。

あ~~~!!もうあと10分しかない!!(+_+)
慌ててkeke弁当をつめ、マヨネーズが底の方が出ないので、マヨネーズをかけるのをやめ、(ソースがあればいいか)とお弁当用ソースを小箱ごと入れてしまいました。

あ~~~!!ペットボトルにお風呂のお湯を詰めてない~!!(フロントガラスの霜を溶かすため)
慌てて入れて、駐車場まで駆け出し・・・・・

いつもより急いでいたりして・・・(^_^;)


今日最後に紹介するのは、立原えりかさんの文庫本「はかない心」(立原えりかの世界Ⅰ)。
この中の「大人になりたくなかった少女の物語」。このお話はあまり童話っぽくなく、立原さんの少女時代を彷彿させる物語になっているのです。

こちらの最後のエンディングがとても素敵だったので、それを引用します。
これはある一人の少女が、「作家になりたい」という夢を一歩一歩かなえていくお話です。

ある静かな情熱を持った「大人になりたくない」少女が、自作本を作るために昼も夜も働きます。いろいろ嫌な思いもしながら、本を作るためだけに一生懸命働きます。やがて本は完成して、とても喜ぶのですが、まもなくその夢から覚めてしまいます。作家になるなんて、とても大それたことでなれるようには思えません。
でもやはり少女はどうしても諦めきれず、また童話を書き続けます。
そして、その作品が新人賞に選ばれたという知らせがきました。

そこからが最後のクライマックスになります。

(以下本より引用)

少女はまた、本ができあがった日とそっくりの、幸福のきわみにのぼって行きました。けれどももう、わかっていたのです。その幸福も、永遠につづきはしないと。
かつては、ひとつのおはなしを書きあげるだけで、満足しました。雑誌の投稿して、おはなしが活字になったときには、天国への入り口が見つかったようにうれしく、本をつくりあげたときにはこの世に、これ以上幸福はないと感じたものです。でも、幸福はしばらくつづいて、少しづつ消え去りました。
「それからは、一生しあわせにくらしました」という、おとぎばなしの終りをしめくくる言葉が、この世に生きている人には通じないのです。

   (中略)

少女は、大人になりたくないと思っている自分を、愛しはじめていました。目につくかぎりの、あるがままのものを、いとおしむことを、おぼえていました。大人というものが、みにくく汚れはてているのなら、そのみにくさや汚れを愛してしまえばよかったのです。ゆるしてしまえばいいのです。
  (原文のまま 引用ここまで)


私はこの最後のエンディングに向けた文章がとても好きだったので、写し取っておくことにしました。
「それからは一生しあわせにくらしました」というおとぎばなしの終りを締めくくる言葉は、この世に生きている人には通じない・・・いったい私は何回その終りを夢見ていたのでしょう。

手に入っては次を求め、またその繰り返し・・・・
いつまで経っても望みは尽きることが無い。。。

今、目に見えるものの全てを、受け入れ許してしまえば良かったのですね。(^_^;)

そのことをまた1年後も思い出せるようにこうして今日は書いておくことにします。

「急がない」/葉祥明さん

2019-01-15 | 読んだ本
週末は何冊も本を借りて読みました。


その中で一番心に残ったのは、葉祥明さんの「急がない」という本です。(^_^;)

何をそんなに急いでいるの?急いだって、また次の何かに追われるだけ。もっとゆっくりでいいんだよ、というのから始まって、病気も治る時がきたら治るし、なる時はちゃんとそのようになるから、今はゆっくり待っていればいいんだよ、という内容が書いてあるのです。(絵本のように文字数も少ない)

ほんと・・・本当になる時はその通りになるんだよね。
そう思えるのは、息子のことを思い出すからです。
「ああしなければ」「こうしなければ」と「何て自分はダメなんだろう」と思ったり、人から言われると腹がたったり泣けてきたり・・・ほんとにあの頃は何だったのだろう?と思います。

でも、これで解決じゃないんですよね。(^_^;)
生きている限り、またこの先もいろんな辛いことや悲しいことがあるんですね。
それは息子のことかもしれないし、違うことかもしれません。

「これで解決、私はもう間違えない」って思い切ったら、またバチが当たると思うので、そうは思わないように心しようと思います。


今から思えば、あの時期があってよかったです。
あれが無かったら、「一人で子育てできた」と豪語して、また人様に余計な口を叩いていたでしょう。

親子だけではなく、夫婦もそうだし、恋愛も、友人関係もそうかもしれません。
どっちが正しくて、どっちが間違いもない。
それぞれが、それぞれの事情があってそうなった。
それはもう仕方の無い事です。

人は幸運が訪れると、それをあたかも自分の実力のように、努力したかのように見まごってしまうことがあります。
私はそんなことをずっと繰り返してきました。

そのたびに、神様が「お前はなんて傲慢な奴なんだ!」とアクシデントを仕掛けるのでしょう。(^_^;)

自分の気持が謙虚だったら、アクシデントが起こってももっと冷静に対処したり、相手に怒ったりしないはずなのに、「なんで私がこんな目に遭わねばならないの?!」と思って大騒ぎするから、更に傷つくようなことになるようです。
みんな身から出たサビなんだろうな。
(こういうことを書いても、たぶん明日はまた傲慢になる私・・)


自分を好きになるのはいいんです。
「歌がうまくなったなぁ~」とか「この帽子かわいいでしょ~」とこっそり思う・・・そういうのは人の迷惑にならないから。
自分の努力ではっきりクローズできるのもいいですよね、例えば勉強して資格を取るとか。


でも、息子にこうあってほしいとか、彼氏に「こうしてほしい」とか、そういうのはもうダメだよね。
勝手に期待して相手に迷惑を掛けてしまうから。。。
言わなくても、そう思うことが既に傲慢で態度に出るんですね。(^_^;)←でもそんな自分もいとしんであげます。ハハ・・・

ゆっくり考えるとよく分かりました。

さて、この本の内容からは大きくズレてしまったので、また戻すと
急がない、急がない・・・

急いで量をこなすより、心を落ち着かせてゆっくり考えよう・・・
私はこの本を読んでから、急ごうと焦る時に「急がない」って自分に言ってあげることにしました。

「急がなくていいんだよ。(^o^)」

この本も、見ているとあたかも葉さんの声が聞こえてきそうになるんです。
まるで先輩のようです。

そう、私は急がないのです。(^o^)丿