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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ククサ 本番一作目

2019-01-09 21:06:06 | Weblog
さて何とか 手持ちの道具でもククサは作れそうだ。 それなら本格的な物を作って見よう。 材料は 東の土手に廃棄して横たわる クヌギ思われる材から丸太を切り出した。 これを半割にする。 これが斧で案外簡単に割れる物だ。 割った面にコンパスで丸を描き込んで 更に 取っ手の部分を描く。 この丸の外形直径は約10センチ程度有る。 まず斧で外形を削り出す。 バンドソーが有れば正確に早く出来るだろうが、無いから総て手鉈で削る。 こんな感じの物が出来た所で これを水に漬ける。 乾燥して木が割れない為と木のアクを抜く為でもある。 水に漬けて置けば割れないし サクサク削れる。 ここで一休みとして その先は 次回報告としようか。 どんな物が出来るか楽しみにしている。

ククサの試作

2019-01-09 20:49:32 | Weblog
木を削って スプーンやヘラばかり作っていても面白く無い。 昨年フィンランド ヘルシンキに旅行した折り、木製マグカップの様な ククサと言う物をお土産に買って来た。 出来の良い物を買うと結構値も張る。  そこで見本となる小型の物を安く買って来た。 さてそれを真似てククサを作って見たいが 適当な材料が無い。  藪椿の小径木で作るとこんな物が出来た。 今回は試作と言う事で 不細工なのは我慢しよう。 自分の持つ丸鑿で 掘れる物か試して見た。 苦労するが 何とか出来た。 カップの丸い部分の直径は7センチ×8センチ程度で 高さは35ミリ程度の薄い物が出来た。 一応今の手持ちの道具でも何とかなりそうだ。 この試作品は現在乾燥中。 乾燥したら 鉄ヤスリでささくれを削り落として 形を整えよう。  これで乾燥すると木が硬くなり ナイフでも余り削れない。 水に漬けて木を柔らかくすると良く削れるのだが、 木のアクが出て来るのか、手荒れが酷い。 クリームを手に擦り込みながら 作業している。 気が付くと空気の乾燥も有るだろうが、指の先端部分に大きな割れが出来ている。 普段はこんな風にはならない。 水仕事する訳でも無いのに 手先は無残な状況だ。