さて何とか 手持ちの道具でもククサは作れそうだ。 それなら本格的な物を作って見よう。 材料は 東の土手に廃棄して横たわる クヌギ思われる材から丸太を切り出した。 これを半割にする。 これが斧で案外簡単に割れる物だ。 割った面にコンパスで丸を描き込んで 更に 取っ手の部分を描く。 この丸の外形直径は約10センチ程度有る。 まず斧で外形を削り出す。 バンドソーが有れば正確に早く出来るだろうが、無いから総て手鉈で削る。 こんな感じの物が出来た所で これを水に漬ける。 乾燥して木が割れない為と木のアクを抜く為でもある。 水に漬けて置けば割れないし サクサク削れる。 ここで一休みとして その先は 次回報告としようか。 どんな物が出来るか楽しみにしている。
木を削って スプーンやヘラばかり作っていても面白く無い。 昨年フィンランド ヘルシンキに旅行した折り、木製マグカップの様な ククサと言う物をお土産に買って来た。 出来の良い物を買うと結構値も張る。 そこで見本となる小型の物を安く買って来た。 さてそれを真似てククサを作って見たいが 適当な材料が無い。 藪椿の小径木で作るとこんな物が出来た。 今回は試作と言う事で 不細工なのは我慢しよう。 自分の持つ丸鑿で 掘れる物か試して見た。 苦労するが 何とか出来た。 カップの丸い部分の直径は7センチ×8センチ程度で 高さは35ミリ程度の薄い物が出来た。 一応今の手持ちの道具でも何とかなりそうだ。 この試作品は現在乾燥中。 乾燥したら 鉄ヤスリでささくれを削り落として 形を整えよう。 これで乾燥すると木が硬くなり ナイフでも余り削れない。 水に漬けて木を柔らかくすると良く削れるのだが、 木のアクが出て来るのか、手荒れが酷い。 クリームを手に擦り込みながら 作業している。 気が付くと空気の乾燥も有るだろうが、指の先端部分に大きな割れが出来ている。 普段はこんな風にはならない。 水仕事する訳でも無いのに 手先は無残な状況だ。