大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0463 鉋刃 銘 菊不二

2013-05-09 22:49:30 | Weblog
この鉋刃も工房の引き出しに有った。 見ると使い切った物の様だ。 昔の鉋刃なのか鋼がかなり長く入っていたらしく 幅65ミリに対して 全長55ミリと短くなるまで使ってある。 表馴染みには 東郷鋼と刻印が有った。 矢張り台は無かったが 良く此処まで使ったと感心した。 道具としては役に立たないので 捨てられる所だが 運良く捨てられず残った物だろう。 昔の家具製作では 鉋は消耗品として酷使されたらしいいから、この鉋刃も その一部と思う。 折角引出しの隅から出て来たので 捨てずに 保管して置こうと思う。
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0462 鉋刃 銘 助成

2013-05-09 22:38:50 | Weblog
この鉋刃は某家具メーカーの工場の引き出しに有った。 台は無く 刃単品で転がっていた。 刃全体が赤錆に覆われてどうし様も無い状態だった。 刃先もボロボロだったので、 グラインダーにかけては先を整えて、錆を落とした。 しかし見ると刃を押える溝に入る部分が 錆に食われて深く錆が入っている。 特には先の両端部分の錆は酷い状態だ。 これでは研いでも 真中の状態の良い部分だけが使える程度だ。 銘は丸の中に 助成と無理して呼んで見たが、非常に読み難く 誤読の可能性もある。 刃幅53ミリ 全長100ミリ有り それ程使われた物では無いらしい。 出来れば台を打って、少し使って切味を確認したいが、錆の影響で上手く研ぎ上がらないので、使うのは難しいかも知れない。
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