さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

4697 歩。

2007年06月21日 10時10分49秒 | ほろ酔い日記
昨日の寄席。
私が演っている最中に7、8人客がぞろぞろ。
しかも、年寄りばかり、キョロキョロ、ウロウロ。
座席の角に足ぶつけてコケル。
高座前を堂々と通る。
普通は一寸屈み気味で、申し訳無いって
雰囲気を漂わせながらならまだ許せる。
その上、どこに座ろうか!お喋りしながら
おまけにビニール袋がシャカシャカうるさいぞ。

マクラの時ならまだ対処の仕様がある。
噺の途中で、コレやられちゃたまりません。
他の客は迷惑そうな顔。
もう噺を聞くなんて雰囲気はぶっ飛んだ。
こっちも、気が抜ける。
後は事務的にサゲまで無表情に喋って
いるだけ。

腹がたつより、悲しくなる。
無力感。
マナーなんて言っても虚しいだけ。


会期延長。
丁と出るか半と出るか。
何だか、あの方勝負弱そうだものな。
でも、それ以上に有権者は馬鹿かも知れない。
昨日の寄席の客なら完全に手玉にとれるのだ。