随分昔の事である。
ほとんど記憶には無いが
爆発的な嬉しさ、歓喜に近い感情だった。
其の事は鮮明に覚えている。
師匠から名前を付けて頂く。厳粛な一瞬。
前座仕事からの解放。
人様の為の時間から自分の時間へ。
一人前、やっと芸人に成ったという高揚感。
寄席も深い所に上がれる。
開口一番のキツサったらなかったもの。
同期四人と飲みまわっていた・・・・。
其の頃から私は馬鹿だったのだ。
自覚、責任、向上心のカケラも無かった。
初めて紋付で高座に上がった時の面映さ。
高座が別世界に見えたものだ。
其の頃から受けるという事を意識しだしたのだ。
セコなりに自分のギャグを入れられるように
なったのは、冒険に等しい事だけどある種の
興奮をともなう新鮮さがありました。
【青春は怒ったように通り過ぎ】
小燕枝兄の句の如きの二十歳代ではあったのだ。
3534歩。
昨日は弟子と軽く一杯。
ほとんど記憶には無いが
爆発的な嬉しさ、歓喜に近い感情だった。
其の事は鮮明に覚えている。
師匠から名前を付けて頂く。厳粛な一瞬。
前座仕事からの解放。
人様の為の時間から自分の時間へ。
一人前、やっと芸人に成ったという高揚感。
寄席も深い所に上がれる。
開口一番のキツサったらなかったもの。
同期四人と飲みまわっていた・・・・。
其の頃から私は馬鹿だったのだ。
自覚、責任、向上心のカケラも無かった。
初めて紋付で高座に上がった時の面映さ。
高座が別世界に見えたものだ。
其の頃から受けるという事を意識しだしたのだ。
セコなりに自分のギャグを入れられるように
なったのは、冒険に等しい事だけどある種の
興奮をともなう新鮮さがありました。
【青春は怒ったように通り過ぎ】
小燕枝兄の句の如きの二十歳代ではあったのだ。
3534歩。
昨日は弟子と軽く一杯。