小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

違いのわかる春奈

2015年01月28日 01時09分11秒 | 日記
2012年6月10日(日)(4歳2か月)


 いつものように春奈を風呂に入れてやっていた時の
ことだ。

 上がり湯の時に、僕が、

 「30数えてから出よか」

と、言うと、春奈が、

 「はるな、前は『1(いち)』言えなくて『いし』
言うてたな」

と、言ったのだ。

 これには少々おどろいた。

 何が、って?

 よくヒッポファミリークラブでは、いわゆる赤ちゃん言葉も、
乳幼児は大人と同じように言えているつもりだ、と言われる
からだ。

 大人と同じように、「さむい」と本人は言っているつもり
なのだけど、舌足らずだったり発音がまだ未成熟なために
「ちゃむい」になってしまうだけで、あくまでも本人は言えて
いるつもりなのだという。

 だけど、春奈の今の発言だと、本人は言えていないことを
自覚できていたことになる。

 それからもうひとつ。

 スペイン語ではサシスセソとタチツテトの違いが曖昧だ。

 だからスペイン語を母国語にしている人は、それこそ「いち」
と「いし」の違いなどないに等しい。

 だけど、春奈はこの区別が明確なのだ。

 もちろん、その理由は日本語の環境の中で育っているせいも
あるだろう

 それにしても、春奈がこれを意識していたことは驚いた。

 うーむ。言葉の成長は僕が考えていた以上に深い・・・。