![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/53/91b8c0c1e38e2b59fe7e0aa084240cf2.jpg)
新橋界隈でご紹介するお店が
いやに新橋駅前ビルに集中していることに
お気づきな方も多いのだろうが、
それもそのはず。私自身。
新橋駅前ビルを喰い尽すという野望を持っているからなのだ。
ただし、2号館の地下1階。
ここをご存知な方ならば、
それが長い道のりであることを
瞬時に悟られてしまうのだが
プレハブ小屋のようなスナック街。
こいつを満喫できる年齢は
この先10年は向こうの話なのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/b7/d12a75508cbeb7bee010a125ac551e12.jpg)
そんな新橋駅前ビルも
午後の3時を回ってしまえば
閑古鳥がカーカァーと鳴いている。
ようするに夕方まで準備中のお店が
列をなしているのだ。
しょうがないと顔を上げた先に目に付いたお店が
今日ご紹介するお店だ。
カリカル。
駅と新橋駅前ビルを地下街でつなぐ
ウイング新橋に居を構えるこちらのお店。
はたしてどんなお店なのだろうか・・・?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/c4/7281314c914adc531fe65dbae1dfca6e.jpg)
時間が時間なので中に入れば
見事なまでのもぬけのカラ。
ご覧の通り、
普通のカレースタンドのように見えるのだが
創業は驚きの1958年。
50年近い歴史を持つお店だったのだ。
メニューは下の写真の通りなのだが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/49/5431260a765ca5a9fbf2b16a9111a13e.jpg)
これらの他には季節メニューで
牡蠣フライカレー¥970やら
ソフトシェルクラブカレー¥970
なんてものもあった。
わたり蟹の食べにくそうながら
カレーとの相性を堪能したい気持ちと
昔ながらを知りたい気持ちの葛藤は
パートのおばちゃまご推薦の
昔ながらを味わう方に傾いた。
インドカレーを大盛りで!という訳だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/55/8d312abda5e0a7cf1f5654916cd52c20.jpg)
白熱灯に合わせて
あの手この手で写真を撮っては見たが
今日はこの有様。
ジタバタしてもしょうがないのだが新しいデジカメ。
使いこなすのにはしばらく時間がかかりそうだ。
しばらくして
別盛りのルーとライス、
それから口直しのフルーツ缶が
目の前に運ばれてきたのだが
フルーツ缶を見て井上陽水が頭の中で
駆け巡ってしった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/53/91b8c0c1e38e2b59fe7e0aa084240cf2.jpg)
大き目の鶏肉が存在感を放っているのだが
別盛りのライスに広げてみると
にんじんやらきのこやらホタテやらと
ルーだけビショビショカレーでないことが
判明した。
早速口に運び入れると・・・
口当たりが柔らかながら
後からスパイスの発汗作用がぴりりと発動する。
まずまずだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/30/db8e2696f312ea25dba66d5700c5bb41.jpg)
滅多に食べないインド風は、
食べなれた欧風とは違いルーのペース配分を
気にしなくて良い点は利点のひとつだろう。
浸透性の高い水気の多いインド風は
僅かな量でもしっかりとライスに影響するので
最後までぴりりを味わうことができるのだ。
シチュー。ハンバーグ。カレーライスと。
母親達が覚えた日本の食卓は
こいつのような水気の多い代物ではなかったので
自然と免疫の少ないまま
大きなお腹に育ってしまったのだが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/57/09e864b2ba6782ba1758424077c01aa4.jpg)
朝食はごはんにするかフォーにするか?
晩飯はクスクスとインドカレーどっちにする?など
伝わる順番が違ったら私もきっとスリムな
ナイスガイに成長していたのではと
下世話な創造が舞い降りた。
パエリアやらタコスやらと
もっと日本で食されて欲しいものもあるのだが、
よくよく考えてみると今の伝わり方で良かったと
思考も一周で終わってくれたのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/af/18b4c26682b95bcb2039009086c334d5.jpg)
脱線に脱線を重ねてしまったが
こちらのお店。
50年前からインドカレーを
お奨めとして押してきたのならば
なかなかもって硬派なお店だろう。
周りのお店も随分と小麦のとろみを
身に纏ったものばかりだっただろうに。
ルーのスパイスの具合と
水気に負けないライスの按配を噛み締めながら
親の世代がどのように感じながら
こいつを食べていたのかを
想像しながら食べるカレーは
割高に感じかねない値段設定に
目をつぶらせてくれた。
ご馳走様でした。
カリカル
港区新橋2丁目20東口地下街1ウイング新橋
TEL03-3574-7283
7:00~22:00(土9:00~日10:00~)
正月休みのみ
インドカレー ¥980(大盛り¥100増しを含む)
甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう
このお店知らなかったです。不覚。
ルーを引いたとたんに、スーッとごはんに
染みていく感じが、大好き!
ココも良い感じです。(生意気だ)
でもインドカレーに
マッシュルームは無いだろうって、思う方が
野暮ですね。50年も続いるんですから
機会があったら是非食してみたいお店です。
こんにちは甚平です。
インドカレー自体滅多に食べないので
比較はしにくいのですが
50年続いている理由を垣間見れた気がします。
一番判りやすいごはんは
ルーの水気を踏まえると欧風以上に
気を使っているのでしょう。
ふと見れば何でもないお店なのですが
入ってみれば50年の歴史。
こういう発見が楽しみなのです。