![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fe/cb4e6e9318462c1b8c90da24ad9a683a.jpg)
何回か入店を試みながら
そのたんびに満席で、中々行くことのできなかった
伝説のBAR LUPINにようやく行くことができた。
場所は銀座4丁目。
以前紹介した「鳥銀」の脇にひっそりと佇んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/ba/3c6cdb6b335c034f4924ffc7e8adcb4d.jpg)
入り口は煉瓦貼りの壁面に重い鉄扉1枚で、
秘密基地への潜入を連想させるほど趣きがある。
小・中学生の頃に愛読していた
江戸川乱歩の世界観とでもいった感じだろうか?
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1928年(昭和3年)に里見・泉鏡花・菊池寛・久米正雄といった
文豪の支援によって開店したこの店は、
永井荷風・直木三十五・武田麟太郎・川端康成・大佛次郎・林芙美子
藤島武二・藤田嗣治・有島生馬・安井曽太郎・岩田専太郎・東郷青児
・岡本太郎・古川緑波・小山内薫・宇野重吉・滝沢修などなど
教科書などで学んだ近代史の偉人たちを常連に持ち、
銀座を代表するBARと言って過言でないだろう。
お店に入りまず驚いたのが、
スタッフのお歳の熟練具合が、
老舗を象徴するかの如くであったことだ。
何十年もこの店を切り盛りしてきたお婆ちゃまやマスター、
女史たちがところ狭しと動き回っている。
ハイボールで喉を潤した後に
御歳6~70歳の素敵な女性にオススメを尋ねると
「なんと言ってもモスコミュール。
ウィルキンソンの辛いジンジャーエールを使っているから、
他店では味わえない爽快感を味わえるわよ。」
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ホンマもんのジンジャーエールの
ドライな飲み口はクセになりそうだ。
真鍮製?銅製?のマグカップで提供される。
¥1,260
「それからゴールデン・フィズ。
卵の黄身がフワーッとした飲み口で、
週末に飲む滋養強壮ドリンクとしては最高よ。」
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ジンとレモンと卵の黄身で
柔らかく女性でも飲みやすい。
¥1,365
「他にはモヒート。うちのはちゃんとミントを
使っているから飲んで御覧なさい。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/7b/2f1518431f9258f72a625f8fae4eba1a.jpg)
白ラムにレモンと砂糖、
それからミントの葉をソーダで割っている。
レモンの力なのだろうか?
ミントの葉は思ったよりも個性が強くなく、
程よい香りが口の中に広がる。
ラストオーダーがBARなのに23:00というのは
ちょいとばかし寂しいが、お婆ちゃまたちの
健康面を考えると不思議とスッパリと切り上げられる。
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銀座の夜はまだまだ始まったばかりだが・・・
おとなしくご馳走様でした。
BAR LUPIN
中央区銀座5-5-11塚本不動産ビル地階
℡03-3571-0750
17:00~23:30 (L.O.)23:00
日曜・祝日、月曜日(祝日のある週は営業)定休
お婆ちゃまオススメカクテルたち
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆
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ラストオーダーの後は、銀座の街のどこかに吸い込まれていけばいいんですよ!それでは。
LUPINは一見さんにも
親切な接客で、好感が持てました。
最近ではカメラを忘れてしまい
写真は撮れませんでしたが、
ボルドーというお店が重要文化財に
指定されそうな建物と独特の雰囲気で、
銀座の奥深さを実感したお店でした。
たまには他のお店もいいものですよ。
甚平より