![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a2/bd3c307abc31e6e87d604e277005048e.jpg)
お昼時の銀座は本当に賑やかだ。
今日も旨いもんを求めて界隈を散策してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/22/e7d553b23da1aee8e1400b6c302b4450.jpg)
同僚の1人が
「昼飯におでんなんてどうだ?」と呟いた。
悪くない。
昼間っからおでんと日本酒をつつく映像を妄想しながら
目的の場所へ歩き進んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/f0/1e743be642c4e15bfcf0b073375daa18.jpg)
丁度松屋通りの文祥堂ビルの向かいあたりで、
路地の間からひょっこりと顔を出す看板を発見した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/94/13feaff52c9999c250ca9237baa9d03e.jpg)
路地を覗き込むと1.5m程のビルとビルの隙間に並ぶ
人の列が目に飛び込んできた。
旨そうな匂いがしたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/5a/953d63f6db9749df96f7ad483766a4cb.jpg)
見れば本当に狭い、
10人程しか入らない
盛岡冷麺のお店を発見してしまったのだ。
先ほどまでのおでんモードは何処吹く風・・・
満場一致で昼飯が決まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/75/e12d5ee704919fcb4f028b160a46ab29.jpg)
先客が5人もいてしばらくは時間がかかりそうなので、
ビルの隙間の奥を探検してみた。
すると、これまた芳ばしいお店を発見した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/31/faec66c8a5e69a0612229a577bc6f3c2.jpg)
創業1933年。
ランプというお店で
同僚の一人が一度だけ訪れたことがあるそうだ。
完全に大都会の喧騒から隔離された
隠れ家というよりはアジトと言うべき
こんなお店を根城にしてみたいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/af/b82d7cbe2ea5f15460c1f8a8c10c06a2.jpg)
10分程でようやく店内へ。
盛岡冷麺とミニビビンバのセットが通常は¥1,200。
ランチタイムなら¥1,050とのことなので即決した。
大盛り料金は追加¥200・・・
微妙な追加料金にうろたえながら
さらにメニューをじっくりと見ると
ランチチジミが¥450。
同僚と割り勘で麺の大盛りよりも
チジミを選択した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/68/5d872cabdb4a9944c3a8a72ecadc0400.jpg)
店内は北欧調というのか、かわいくまとめられている。
また、インテリアも手作り風の洒落たものがお店の雰囲気を
さらに柔らかく演出していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5b/9e8f1bb4c29900f7d0c43dec8ee22878.jpg)
程なくしてまずはビビンバが登場。
見た目はナムルののった普通のビビンバだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ee/2645046748fada1cedd4d89cf09976f7.jpg)
ナムルをかき分けると
中からでてきたのは五穀米。
5種も入っているようには感じなかったが、
ごはんが炊き上げられる過程で赤米だかの
影響を受けてこんな色をしているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5e/c798ca86b50c971807d3e6845559932e.jpg)
梅肉のような色をした
黒茶のペーストは、そうコチジャンだ。
たっぷりとコチジャンを入れてスプーンの先で
お米を潰さないようにしながらかき混ぜる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b7/23790df426e004df67db3e1ae070606c.jpg)
これはジャンバラヤではない。ビビンバだ。
コチジャンが各種野菜をまとめてくれて、
単体ではバラバラだった味がようやく料理になった感じだ。
旨い。
同僚3人はこのビビンバを
辞退していたのだが、もったいない。
どうもビビンバは
石焼で玉子と肉がパチパチしてないと
そそらないように感じがちだが、
コチジャンを絡めたビビンバは
そんじょそこらの炒飯に勝るとも劣らない旨い飯。
ようするに大好物なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e1/92eaacd2f96f9a9993fccf99506af0ad.jpg)
盛岡冷麺が登場。
手前にある白い物体はなんと「なし」だ。
季節によっては「すいか」なんかも入れてしまうのだそうだ。
盛岡冷麺はご存知の通り平壌からの逆輸入食材。
韓国の冷麺との違いは、
韓国のものがそば粉とでんぷん粉で作られているのに対して
盛岡のものはでんぷん粉と小麦粉で作られているそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/40/1a21d62a48a20a0baccbcdac35cf2c1a.jpg)
別特辛のキムチ。
こちらのお店では冷麺の辛さを4段階に選択でき、
最初から冷麺に辛味を入れたものと
辛味を「別」にしたものをさらに選択する。
特辛(3段階目)の冷麺とは別に提供するものが
別特辛と言うわけだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2f/c97223f60e70a525480e52457f28d5d8.jpg)
辛味を入れる前に麺とスープを食べてみる。
盛岡冷麺のツルツル且つ歯ごたえのある食感は
いつ食べても不思議と美味しく感じてしまう。
旨い。
スープはあっさりとした鶏ガラに牛肉も煮込んである。
チャーシューのように見えるお肉はビーフジャーキーのような
乾物を戻してあるお肉であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e2/518cae240ec837d463a5200d256702ce.jpg)
満を持して辛味をぶっこむ。
最初はちょっとだけ絡めながら。
そして徐々に広がってゆく赤味を眺めながら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a2/bd3c307abc31e6e87d604e277005048e.jpg)
最終終着駅はご覧のような真っかっ赤。
特辛といえども旨さを実感できるレベルの辛さで、
次回はもう一段階上を試してみたい。
今回、チジミを食べたかったのもあるのだが、
お店の方に麺の量を予め確認していた。
曰く「けっこう食べ応えのある量ですよ。」の
言葉通りで、普通の人なら十分な量だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/73/9aa01ede5f68b1d3731159b73ac7062c.jpg)
そして、チジミの登場。
パチパチと鉄板の上で芳ばしい匂いを発している。
旨そうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/e9/df9d85ec94f63575a8dae2bd76399008.jpg)
パクリ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
旨いはコレ。
同僚と顔を見合わせてしまった。
明らかに葱やらがいっぱい入っているので、
イメージとしては野菜感たっぷりの
シャキシャキしたものを想像していたのだが、
薄い生地のどこにそんな力があるのだろうか?
モチモチの食感と葱の内側のヌルッとした感じが
チジミ全体をしっかりとモチッとしてくれているのだ。
このチジミとビールだけで2時間は語れそうな旨さであった。
行列ができているということは
巷では有名店なのだろうが、
運命的な出会いができて本当に良かった。
美味しいチジミをご馳走様でした。
ぴょんぴょん舎
〒104-0061
中央区銀座四丁目4-1
℡03-3564-1963
営業時間 11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日 なし
席数 10席
※松屋通り文祥堂ビルの道路向かいの細い路地
ランチセット ¥1,050(冷麺別特辛とミニビビンバのセット)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆
ランチチジミ ¥450(※同僚とシェア)
甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆
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こんにちは。甚平です。
とっても体に悪そうな色ですよね。
でもついつい飲んじゃいますが・・・
ヒラヤーチ?初めて聞いた名前で
何のこっちゃの世界ですが、
ルーツはもしかしたら沖縄から
平壌に伝わったとか逆もしかりで
ちょっと気になっちゃいました。
・・・とワクワクしながら読んでいったら・・・
キムチを入れて変化した冷麺のスープだったんですね!
意外で、びっくり(笑)
それと、宮古島のヒラヤーチという家庭料理は、チヂミに似ています。