コメントがございました。
占星術を行うときに使うホロスコープの問題についての疑問です。
歳差運動という名前だったと思いますが、太陽系自体が有る方向に動いているという事実が有ります。
地球だけでなく、太陽も水星、金星、・・冥王星も。
その結果、暦の上の惑星の位置と星野観察上の星座の位置がずれているということが起こります。
すごく小さいずれですが、占星術が創られたと考えられる5000年前だと誤差が大きく1星座分ぐらいのズレになったはずです。
そうすると、てんびん座は乙女座になり、しし座は蟹座になったりします。
いわゆる、太陽の位置で人の性格が割り出されるというような、星占いだと迷いが出てきます。
ところが、性格というと、太陽だけでみるわけでなくて、矛盾が出て当然なのです。
また、マイクロゾディアックとか、旬というか、30゜の星座を前半・後半・真ん中に分けて、いろいろと解釈をする方法もあったはずです。
実際に星座を正確に30゜で区切るのに問題があるという意見もあります。
ただし、占星術はの星座の技法は航海術がルーツになっている部分があって、暦の上でというより、星座や惑星の位置で船の位置を知ると言う必要もあって、30゜は妥当なのです。
28宿というのがあって、宿の広さはまちまちです。
中には1゜とも5゜ともいえる宿がありますが、これなんかかなり動いたのですから問題が有るでしょう。
現実の観察という点ではトロピカルのほうが長い期間、観察の労が省けます。
サドリアルでもよいわけで、サドリアルを使っているプロもいたはずです。
難しい問題ですが、実験してみてください。
易の納爻のやり方に、火珠林とか胡煦という方法が有りますが、両方とも正しいかもしれません。
どちらでも、実験すべきだと思いますが、人によりということも考えられます。
占星術はナタリー・ホラリー・マンディーンとありますから、すべてが矛盾なくと行くかは不明です。
そして、この他に恒星の問題もかぶってくると思います。
二通りで解釈してみるとけっこう面白い場合がありますね。