趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

るろ剣

2012-09-22 23:59:52 | 観劇
観てきました。何のかんのと、結局旦那も一緒に。
大して期待はしてなかったですけど、予想以上に面白かったです。
・・・宝塚の「銀英伝」より、よくできてた(爆)。
真っ向勝負に、剣客譚として骨太に描いてあったので、チャンバラ物としても面白く、かつ原作のイメージをさほど壊すことなく、上手くストーリーをまとめて‘剣心’の人物を浮かび上がらせてあったんじゃないかと。
剣心を生身の俳優さんが演じてどうか?と思ってましたが、佐藤君は意外にハマってました。くりんと大きな瞳が、原作の剣心を思わせる愛嬌と、真っ直ぐさに通じてたかなぁと。
全体をシリアスに通した分、むしろ原作漫画の‘るろうに編’よりも、‘過去編’につながる風情でしたが。佐藤君で‘過去編’やったら面白そう(ってか、今回も半分そっち系だったけど)。
左之助や弥彦との出会いのエピソードはなくても、神谷道場のご近所orお知り合いでさらっとまとめて、でもそれぞれの性格と立ち位置がちゃんとわかる。
しかし青木さん、こういう役がハマりすぎ(現在の大河でも弁慶役だし/笑)。
肝心の薫も、嫌味なく一生懸命で案外良かった。大河の常盤御前とは、お化粧も(笑)イメージも変えてて、旦那は最後のエンドクレジットを見るまで武井咲ちゃんだと気づかなかったそうな(苦笑)。
斎藤の江口さん、すごいカッコよくて、正直びっくり(爆)。ちゃんと斎藤っぽくて、やっぱり江口さんって演技派だな~と。斎藤と剣心の対決シーンがあれだけだったのが残念(笑)。まぁ今回のストーリーだと、あれ以上やるわけにもいかないですからねぇ。
でもちゃんと、必殺の‘牙突’が出てきたときは、きゃ~♪と思っちゃいましたよ(爆)。
恵の蒼井さんも、意外とイメージにブレがなくて、納得。
香川さんって、どうしてこういう役が上手すぎるのか・・・(笑)。ちゃんと観柳だったし、さらにもっと悪役として憎たらしくてイヤらしくて強烈だった。
刃衛に吉川さんと聞いた当初は、はいぃ!?とか思ってましたけど、なるほど、そーいうのもありなのか~と、このストーリーの中ではバランスよくハマってました。
原作のエキセントリックさはなくて、むしろ剣客としてただただ斬るのみ、みたいな静かな狂気というか、悲哀というか。だから、佐藤君の剣心とのバランスが取れる。
観柳がいるのに蒼紫がいない・・・と思ってたら、なぜか外印が登場。というか、外印の仮面に、般若さんの性格と、蒼紫の男前っぷり(爆)と小太刀の技をミックスしたキャラになってた・・・(苦笑)。
逆刃刀と小太刀の対決はスピード感一杯で見応えあり。これはまさに剣心と蒼紫の対決を髣髴とさせてくれました。
脚本がよく出来てたのと、チャンバラ好きには、アクションも多くて面白く観れましたね。客席も、女性が多かったです(笑)。

映画の前に、山種美術館にも行ってきました。
夏休み企画の「旅の風景」の展覧会は、明日が最終日。ギリギリです(苦笑)。
でも初めて観る、速水御舟や奥村土牛の絵があったり、あ~いいな~と思う絵があったりで、面白かったですね。
でも、やっぱり私の気に入る作品は、絵葉書にならない(汗)。ミュージアムショップで、ガックリしてました。
岡信孝の「大和三山」、絵葉書で欲しかったんだけどなぁ。
佐伯祐三の「レストラン」は絵葉書があるんですけど、もうひとつの「クラマール」も欲しいよぉ。
吉田善彦の尾瀬のスケッチも、すごく綺麗だった。
せっかくの奥村土牛、「輪島の夕照」は、ぜひ絵葉書を欲しかった・・・。
平山郁夫の「タワーブリッジ」も素敵だったのに・・・。
どうも今のミュージアムショップの業者は、かゆいところにちっとも手が届かないんだなぁ(溜息)。
次は、竹内栖鳳の作品展です。前期展示と後期展示、やっぱり両方行くべきか・・・。

今日は、サエコさんの次の舞台の情報解禁日。
大竹しのぶさんの「ピアフ」再演に、ご出演決定~♪
すごく嬉しい!素晴らしい作品の初演メンバーで、かつ再演にも呼んでもらえるなんて、本当に幸せなことです♪♪
またあの美しくカッコいいマレーネさまに会える♪
ほかのキャストは、かなり入れ替わってますね。梅沢さんと碓井君と辻さんは一緒。そのほかのメンバーは、またどんな雰囲気になるか、楽しみです。
コメント
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