趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

定例会ウォーキング・2

2009-11-19 23:59:56 | Weblog
石神遺跡から飛鳥庵を通って、飛鳥宮跡へ。ここは飛鳥でも一番の中心地、宮が何度も建て替えられたところです。
舒明天皇、皇極天皇、斉明天皇、そして天武天皇まで、何度も造り変えられているので、時期によって区画も規模も全然違います。
まずはⅠ期・Ⅱ期の解説で、ぐるっと一周。
田んぼそれぞれの小字や、段差、溝の位置なども、重要な手がかり。
建物跡が、田んぼ一枚分から大抵は一棟分そっくり出てくるというのも意外でしたし、田んぼの段差や区画が、実際発掘された塀とか柱跡にぴったり一致したりと、そういったお話も、聴いててとても面白かったです。

昼食休憩を挟み、もう一度宮跡を半周。今度はⅢ期の飛鳥浄御原宮を中心に解説。
四角い宮跡からはちょっと外れる位置のエビノコ郭にも立ち寄りました。
でもなんで、こんな出っ張ったところにポコッと大極殿(という説)が建ってたのか、不思議~な気もしますが(素朴な疑問)。

それから、川原寺跡を通って甘樫丘へ抜けました。
東麓遺跡の脇から登って、豊浦展望台へ。
桜の樹が紅葉して綺麗でしたね。冬に咲くヒマラヤ桜も咲いてました。
展望台の上でしばし休憩のあと、眼下の地形を見下ろしながら再び先生のお話を聴きました。
いつも登ってる甘樫丘ですが、こんな風に地形を見ながら説明してもらうと、今まで知らなかったことまで立体的に見えてきて、面白かったですね。
小墾田宮なんて特に、眼下に広がった土地のあの辺、みたいな具体的なことまで想像できちゃうからすごい。

甘樫を下って、豊浦を通り、田中宮の推定地を(時間がなかったので)遠目に観察し、厩坂宮はどこか?という先生のお話を聴きながら歩いて、ゴールの橿原神宮前駅に無事に到着。

甘樫丘辺りから、ちょっと腰に張りがきて、痛いというよりだるくて重いという感じだったんですが、yosioさんに助けていただき、また周りの皆様にもお声を掛けていただいたりして、何とか踏破することができました。
雨にも遭いませんでしたし、風景も綺麗でしたし、何より先生の面白いお話が聴けて、とても有意義なウォーキングでしたね。
次に飛鳥へ行く時は、先生のお話を思い出しながら、地形や区画を意識しながら、歩いてみたいと思います。

コメント
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