趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

カサブランカ

2009-11-15 23:58:35 | Weblog
宙組公演観てきました。
昨日のウォーキングの後遺症は、若干の筋肉痛と、腰のだるさ&張り。観劇中はダウンコートのクッションで、さほど痛くはありませんでしたけど。

ゆうひさんのお披露目公演。
まずはおめでとうございます。博多で一度観てはいましたが、改めて大劇場でゆうひさんが真ん中に立っているのを観ると、感慨深いものがありました。

「カサブランカ」は言わずと知れた名作映画の舞台化。
昔一度だけ映画を観たことありますが、細かい部分は記憶が希薄。とはいえ、やはり名シーンはちゃんと覚えてるものですね。
映画のシーンが舞台ではこうなるのか~と、小池先生の演出のそつのなさは、やはり名手。映画にはない過去シーンの展開など、無理のない流れで飽きさせないですね。
オケ指揮も相棒の佐々田先生だし、安心して観てました。
思わず笑ったのが「君の瞳に乾杯」の名シーン。ほかの場面では小道具のグラスやお酒はみんなプラスチックのカツンカツンという音がするのに、このシーンのこの2つのグラスだけは、本物のグラスに本物の液体が入っている(笑)。
あのカチャーンというグラスの響きは、やっぱり本物で聴かせないと!という小池先生のこだわりを感じました。

ゆうひさんはとにかくカッコいい。
スーツ姿のシルエットからして、完璧。タバコの吸い方も、素敵。
何と言っても、スーツの上着を脱いだ、ワイシャツにネクタイ姿の背中のエロ・・・もとい色っぽさったら♪
あのしなやかな背中のラインがたまらない・・・(爆)。
映画のリックのニヒルなダンディさとは少し趣の違う、繊細なクールさが、とてもゆうひさんらしいですね。
すみかちゃんも、可憐でいて芯のしっかりした、なおかつ大人の風情も漂わせるイルザで、とても綺麗でした。
すみかちゃんも、うなじから背中へのラインに色気がありますね。過去のパリでのシーン、赤いドレスの開いた背中に、思わず見惚れちゃいました(笑)。

蘭トムさんのラズロ、予想よりも線の細い柔らかな風情で、ちょっと意外。なんとなく映画のイメージから、もう少し硬質系で来るかと思ってたので(苦笑)。
ほっくんのルノー大佐は、想像以上の大健闘。胴布団とお髭で中年らしさを出したことで、だからこそほっくんの本来の職人らしさが出たと思う。サムと並んで物語の一番重要人物だから、専科さんにまわっておかしくない役。惜しむらくは、一番最後の粋なキメ台詞のタイミング、かな。飛行機の音と被るし、間の取り方がものすごく難しいんだと思う。それがキマればもうオッケ~イ。千秋楽までにぜひともマスターしてほしいですね。

サムの萬ケイさん、フェラーリのソルーナさんは、やはり専科のお姉さまとしてしっかりお芝居を支えて下さいました。萬ケイさん、本当に退団されちゃうのか~~・・・(嘆)。
宙組さんのアンサンブルは、まだ荒削りな感じ。3日目ですからね~、これからさらに一体感と迫力に磨きをかけていただきたいです。

ショーのパターン的にはいつもの小池先生系だけど、銀橋がトリオだったのと、全体的にシンプルイメージだったのが「カサブランカ」仕様かなと。
トリオがみー&ちー&だいでなく、みー&だい&カチャだったのが、あれっ?と(苦笑)。
男役ダンスで目を引くのは、やはりみーちゃん。あの濃さが好きです。

帰宅したら、姉から誕生日のプレゼントで星組「太王四神記」のDVDをもらいました。
早速ショー部分だけ鑑賞(笑)。濃厚なキザキザ体育会系男役ダンスに、宙組との違いが出て思わずウケました・・・(爆)。

* * *

ネットニュースで、ナツメさんがガンでお亡くなりになったと知りました。
私が宝塚ファンになった当初からすでにご活躍で、‘スターさん’の代名詞のようなスターさんでいらしたので、ものすごくびっくりですし、とてもショックです。
ご冥福をお祈りいたします・・・。

コメント
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