趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

くたくた

2009-04-09 23:55:37 | Weblog
仕事がアップアップで、疲労が増すばかりの今日この頃(汗)。
週末が待ち遠しくて仕方ない。土曜日はマッサージでグータラできる予定・・・。

こんな状況での唯一の癒しが、再放送の「太平記」だったりします(爆)。ようやく、篠村での高氏旗揚げまで見れました。幕府滅亡まであと2回分。
今年の大河「天地人」の能天気(?)な兼続とは、なんと違うことか・・・。いわゆるお笑いシーンとかはほとんどないんですよね。
でも、じっと見入ってしまう珠玉の名シーンの数々。昨日は、人質となっていた高氏の妻・登子ちゃんが、鎌倉を脱出する際の兄上・守時との別れのシーンが素晴らしく、テレビの前で食い入るように見てしまいました・・・。
全体を通して、どっしりと重厚で古風、大河には珍しく汚名を背負い続ける主人公・尊氏の、迷いを積み重ね積み重ね苦闘するドラマが、何度見ても面白いですね。

サウンドトラックCDも持っているのですが、これもお気に入りで、今もよく聴いています。
メインキャストそれぞれのテーマ曲で構成された組曲、という風なCD。挿入曲をただ並べるサントラとは違って、1枚のCDで「太平記」のドラマ感をたっぷり堪能できます。
ちなみに尊氏のテーマは「聖なる屍を踏み越えて」というサブタイトル付き。
登子ちゃんのテーマは「愛は水面に映る満月のごとく」。
藤夜叉は「はかなくも美しく燃え」。
「夢の足音」というタイトルで、後醍醐天皇、楠木正成、新田義貞の3人をそれぞれまとめてあるのが、これまた大曲。天皇の高雅さ、正成の庶民的な大らかさ、義貞の雄々しさ、それらを曲調を変えながら順につなぎ、最後の盛り上がりに尊氏のテーマ(ドラマのメインタイトルでもある)を持ってきて終わる、という。
いやぁ、作曲の三枝成彰さんの、傑作のひとつだと私は思います。惜しむらくはこのCDに、北畠顕家のテーマが入ってないことなんですよね。ドラマでは、ちゃんとテーマ曲が流れてるんですけど。
大河のメインテーマは、必ずNHK交響楽団が演奏するのですけど、このCDではあえてN響版を収録せず、三枝さん本人の指揮による東京フィルハーモニー版が入ってます。これがまた良い!作曲家自身の指揮だけあって、曲調の微妙な振りが、ぐっときますね。
この「太平記」のCD以来、三枝さんは私のお気に入りの作曲家さんでもあります。同じく大河「花の乱」(これも室町物、日野富子主人公に応仁の乱を描いてます)も、思わずサントラ買いました(笑)。それに、三枝さんはオペラで「忠臣蔵」を作曲してまして、これもすごく好きでした。
最近大河の作曲に名前がないのは、淋しいですね~。また中世の作品が回ってくれば、ありうるのかな?(苦笑)

「太平記」と平行しつつ、現在「北条義時」を読んでます。続けて「泰時」も読むつもりで図書館から借りてるんですけど、なかなか進まない(汗)。
ともあれ、私の頭の中は鎌倉武士がウロウロしてます(爆)。


コメント
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