趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

あいにくの雨に

2009-04-04 23:50:25 | Weblog
京都の南座へ、「赤い城黒い砂」を観に行ってきました。
先日月組でも上演した、シェイクスピアの「二人の貴公子」をアレンジしたもの。
貴公子二人は、中村獅童さんと片岡愛之助さん。・・・愛之助さんはまだしも、獅童さんは貴公子には程遠い、荒くれな役作りでしたが(笑)。
設定を架空アジアの二つの国、赤い国と黒い国として、黒い国の将二人と、赤い国の王女の物語にしてあります。王女役は黒木メイサちゃん。
メイサちゃんも、すっかり‘戦う女’の役が身につきましたね(苦笑)。サエコさんもご出演だった「何日君再来」でも、元・清朝の王女で中国のスパイという役でした。さらに次作は女信長らしい(笑)。ちなみに明智光秀を中川晃教君だというから、ちょっと興味あるんですけどね。
今日の舞台では、獅童さんが猪突猛進の一途な将。愛之助さんが野心的で冷徹な将。メイサちゃんも剣を取って戦う女将軍。
宝塚で上演したのが、原作に忠実な正統派ロマンスだとすれば、今日は戦いをやめない人間の業というか愚かさみたいなものを浮き彫りにするような作りで、かなり大胆なアレンジじゃないかと。
結局、愛之助さんの将は、己の野心のために相棒だった獅童さんの将を裏切ったのではなく、メイサちゃんの王女に心惹かれた獅童さんが自分から離れてしまったことに傷つき、ならば己の力でのし上がり、王女を奪い取ってやろうとしたと、そう解釈していいのかな?(爆)
ともあれ、先に基本形の宝塚版を観ていて正解でした。あの物語をこうアレンジするか~と、面白く観れましたから。

京都へ行く前に、用事があって梅田へ寄ったついでに、梅田キャトルでゆうひさんの東京公演スチールを物色(笑)。思わずこれもあれもと、枚数を買ってしまいました・・・。やっぱりああいう鎧姿のコスチュームに弱いな~私(苦笑)。
あと、それこそ「二人の貴公子」の舞台写真もあり、思わずみりお君のスチールも厳選(爆)。一番カッコよく写ってるのは、さすがに品切れでしたが(苦笑)。

雨でなければ、ちょっと早めに京都へ出て桜を見に円山公園くらい覗いてもよかったんですけど、見事にザーザー降りでしたね(汗)。
一緒に観劇だった姉と、四条の喫茶でお茶してました。
しかし、雨というのに、なんだあの人の多さは?(苦笑)特に四条通近辺は歩道も狭く、人がギュウギュウに歩いててびっくり。なまじ最近は、奈良というか飛鳥ののんびりさに慣れてしまったので、京都の人の多さに目が回りそうでした・・・。
梅田も人は多いですけどね・・・地下の人の流れって、きっちり流れが分かれててスピードも速いから歩きやすいですけど、京都は観光客も車も信号も多いし、動く方向もばらばらだから、自分の行きたい方向になかなか進めない。
京都を歩くなら、もっとマニアックに歩かないと、人だらけでダメですね・・・(爆)。

コメント
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