さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんが退院し、I老健に入所する日が決まりました

2022-04-06 23:55:51 | 肺炎
昨日の10時52分、災害医療センターから電話が入り、さっちゃんの退院の日程が決まったと連絡がありました。
来週の月曜日、11日です。
H越さんが介護タクシーを手配してくれて、ストレッチャーに乗せて出るようです。
出発の1時間ほど前には、僕は病院へ行き、さっちゃんの着替えを渡し、入院費用を精算します。

介護タクシーはI老健の関連病院へ行き、診察を受けてからI老健へ向かうようです。
I老健に到着するまで、僕はさっちゃんと久し振りに一緒に居ることができます。

今後の予定が確定しましたから、僕はそのための準備をします。
書類とかはともかくとして、最初に必要となるのが災害医療センターを出るための着替えです。
ストレッチャーに寝たままで退院するようですから、病衣が必要となります。
災害医療センターのコンビニでも売っているのですが、H越さんが言うには「ちょっと高いかも」だそうです。
「東Y市のイトーヨーカドーには結構そろっていると知ってるんですけどね。ちょっと遠いですよね」とH越さん。
直後にケアマネさんと話した時にも、「イトーヨーカドーにはあるんじゃないかな」と言っていましたから、僕も行ってみることにしました。

近所のイトーヨーカドーにも介護用品のコーナーがありました。
介護用ガーゼ寝巻き(浴衣タイプ)日本製     4730円 (中国製はもっと安価でした)
七分袖肌着(前開きタイプシャツ)日本製     2629円
三分袖肌着(前開きタイプシャツ)日本製     2519円

の3点をとりあえず購入しました。

その後、隣り街へ自転車で行きました。
グーグルマップで介護用品販売と検索して、実際に見に行くことにしました。
アヌエヌエという名のお店です。
病院との繋がりの中で生まれた店のようですね。
店自体は狭くて小さいですけれど、その店を通じて多種多様な品物を購入することが出来ます。
自宅介護で必要になりそうな物品ならほぼ揃いそうですね。
350ページにもわたるカタログも貰って来ました。
カタログに載っていない品物でも取り寄せられるそうです。

熱心な店長さんと1時間以上、いろいろと話し込んでしまいました。
そして、2品購入しました。
ニットキルト地婦人用浴衣タイプLサイズ     5830円が3割引きで4081円
簡単着替えパジャマ婦人用Mサイズ        8580円が5割引きで4290円

浴衣タイプはLサイズですが、店長さん(159cmだとか)が着てみてくれて、それほど大きく感じませんでしたから、買ってみることにしました。
3割引きなのは少し古い型なんだそうです。
パジャマの方は、ズボンの両サイドがチャックになっていて、オムツ交換もいちいちズボンを脱がす必要はなさそうです。
パジャマタイプも使ってみてもいいかもと思いました。
これは現品限りで見本として使われていたものですから、5割引きにしてくれました。
ただし、必ず洗濯をしてから使うこと。


▲17:50。隣り街からの帰りも多摩川土手の道で帰りました。途中、夕陽を正面に眺めながら自転車を走らせました。


▲17:50。電車の音がしたので、振り返ると、中央線の下り電車が鉄橋を渡っていました。


▲17:57。夕陽が奥多摩の山々へと沈み、多摩川の水面もほんのり紅く染まっています。

I老健が何日おきに着替えるのかで、用意する寝巻きの最低枚数が決まります。
週に2回着替えるのなら、週に一度僕が洗濯物を取りに行くとすると、その時に洗濯物を2枚受け取ることになります。
僕は洗濯して来た寝巻き2枚を渡します。
さっちゃんがその時着ている寝巻きが1枚ですから、合計5枚必要になります。
着替えを週3回するなら、同じ計算をすると7枚必要です。
通常の着替え前に寝巻きが汚れたりすることもあるでしょうし、雨が続くと予定通り洗濯できないこともあるかもしれません。
そんなことを考慮すると、合計枚数を増やすか、僕が洗濯物を届けに行く回数を増やすかしないといけませんね。
自転車なら30分くらいだと思うので、届ける回数を増やせばいいのかな、と思います。
なんとなく、しょっちゅう行くことになりそうな気がしますね。
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I老健の相談員・S田さんと入所に関する面談を行なって来ました

2022-04-04 22:47:06 | 肺炎
今日の15時、僕は予定通りI老健へ行きました。
冷たい雨の降る中を電車と徒歩で向かいました。
幾つか書類に記入したり、書類を読んだりした後、相談員のS田さんからの口頭での説明を受けました。
S田さんは電話の声から受ける印象とは異なる方でしたね。
電話での印象はどこかシニックでこちらを少し突き放して喋っているような感じでした。
静かに訥々と感情をあまり込めずに語る口調からそんな風に感じたのかもしれません。
でも、直接お会いして、生の声から受ける印象はまったく逆でした。
思いやりがあって優しい声でした。
語る内容からも病気などを抱えた高齢の利用者の方々への理解や優しさが伝わって来ました。

いろいろな細かな手続き等の話は省略することにして、このI老健でお世話になることを決めました。
まあ、すでに災害医療センターのH越さんとの間では既定路線になっていたようですけどね。
I老健の都合もあって、来週の月曜日か水曜日、あるいは再来週の月曜日転院する日になるみたいです。
転院する日にどのように移動するのか、具体的方法は聞きませんでしたけれど、移動中のさっちゃんと僕はずっと一緒に居てもいいみたいです。
むしろ、「全然知らない場所へ行き、知らない人に囲まれるので、ご主人が一緒におられれば安心でしょう」と言います。
「僕のこと分からないかもしれませんけど」と僕が言うと、
「絶対に分かりますよ。表情が違って来ますから」とS田さんは言ってくれます。
今のさっちゃんにはそこまでの認知力はないと思いますけれど、そのように言われると僕も嬉しいですね。

今日は老健の詳細については書かないことにします。
最近、就寝時間が凄く遅くなっていますから、今晩は出来るだけ早く寝ようと思います。
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F沢さんと半年ぶりに日和田での岩トレをしました

2022-04-03 22:32:14 | 僕の自由時間
以下、一ヶ月前の3月10日(木)の報告です。

F沢さんとの平日の岩トレはこれまでずっと「僕の自由時間」カテゴリーで載せて来ました。
さっちゃんのデイサービスの日に岩トレをし始めたのが、この岩トレの由来だからです。
さっちゃんが災害医療センターに入院している今は毎日が自由時間のようなものです。
ただその自由は、無為であり、隔離されたような寂しい自由です。
このブログのカテゴリーを何にしようかなどと考えながら、いろんなことを思ってしまいました。

さっちゃんが大変な状況にある時、僕を励ますかのように若い山の友人S﨑くんからは6年ぶり
F沢さんからは半年ぶりに立て続けに連絡が入り、山へ(岩トレですが)一緒に行くこととなりました。
僕を励ますためにこのタイミングで神様が手配してくださったようにも思えて仕方ありません。
山の友とは本当に有り難いものです。
S﨑くんとは電話でも長く話し、僕の心も明るく軽くなりました。
F沢さんとも日和田で一緒に岩トレをして、彼女の元気さに励まされました。

では、3月10日(木)の報告をしましょう。
F沢さんは子供にも拡大しつつあるコロナ禍の影響で、木曜日はほぼ完全休日のようです。
朝は8時半に迎えに来てくれて、岩場にはいちばん最後までトレーニングしていました。
僕とF沢さんの実力差はこの半年間でさらに広がっていますから、僕は最初から確保役に徹するつもりでした。

で、彼女が最初にトップロープを張ったルートは女岩西面左ルート5.10bです。
このルートは真ん中から上はかなりの前傾壁です。
ホールドはそこそこあって、腕力と持久力があれば登れないことはありません。
でも、力任せの登り方ではリードは無理です。
良いバランスで登らないと、リードは出来ません。


▲10:22。F沢さんの登る姿を最初に見て、僕は感心しました。以前とは登り方が格段に違って進歩していました。一手一手、一足一足がとても丁寧で、体全体のバランスも保持しながら、ゆっくりと登って行っているのです。だからと言って、決して登攀スピードが遅いわけではありません。


▲10:28。自分がどのように手や足を動かして登るのかを、下に立っている時にイメージしています。所謂オブザベーションですね。

そんな登攀姿勢は最後まで貫かれていました。
と言うのも、トップロープとはいえ、ただ登れればいいとは考えず、リードすることも考えて、余裕あるバランスで登ることを優先しているのです。
どのホールドやスタンスを使うか、体をどのように動かしてバランスを取るか、常に考えながら登っているのです。
以前よりも格段に頭を使いながら登っていますね。

この左ルートですが、午前中には突破できるヒントは掴めたようです。
2時くらいから再チャレンジし、トップロープでは完登し、次回にはリード出来る感触を掴んだようですね。
僕も2度ほどトライしましたが、前傾具合が強くなる直前でギブアップでした。
僕も30代の頃、トップロープでノーテンで登れてはいましたよ。
ただし、力任せな登り方だったと思います。

お昼ご飯を食べてから、深沢さんは僕に登らせてくれました。
男岩南面中央の最上部が少しだけハングしていてそこだけが5級-のルート、
そして、男岩西面クラックルート4級+を僕にリードさせてくれました。
僕としても、久し振りのリードトレーニングになりました。
まだスムーズにリード出来たので、我ながらホッとしています。


▲14:03。その後、再度左ルート5.10bを登りました写真はその取り付きです。左の袋とザイルは単独で登ってる人のもの。岩場の最上部から鉛直に下りているザイルですから、岩場がどれほど前傾しているか分かると思います。


▲14:05。左ルートの登り始め。


▲14:07。左ルートの核心部、かなりの前傾壁を登って行きます。午前中にムーブはほぼ完成させていましたから、ここまでスピーディーに登りました。


▲14:08。越えて行きました。

3時ころからはさらに難しいルートにトップロープをかけます。
女岩西面中央ルート5.10dです。


▲15:05。中央ルートの核心部が始まる直前です。核心部手前は簡単に越えて行きました。最上部の一番の核心部で苦労します。

5.10a~bと5.10c~dとの間には格段の難しさのがあります。
僕も若いころ、そう感じていました。
F沢さんも同じように感じているそうです。
今の僕に30代の時と同じくらいの能力があれば、今のF沢さんとも同レベルで刺激し合えると思いましたね。
ですから、このルートはF沢さんにも容易には攻略できません。
最上部の核心部で何度も弾き返されます。
この日は駄目でしたけれど、近いうちに必ず登れるようになると思います。

F沢さんは僕に「YYDの皆さんには今の私のことは詳しく報告しないでくださいね」と言います。
何故なら、「もうこんなに経ったのに、まだこんなに下手なんだと思われるのが恥ずかしい」と言うんです。
F沢さんには申し訳ありませんが、僕は正直に報告しましたよ。
順調で速くて素晴らしい成長ぶりです。

この冬はアイスクライミングや赤岳西壁等も登攀したようです。
夏には北鎌尾根やら大同心、小同心なども考えているようです。
ジムを通して、アルパインクライマーの山仲間も多く出来たようですね。

そして、クライミングに関しても、F沢さんとの師弟関係は完全に逆転しました。
今は僕が彼女に教わる立場です。
昔、若い山仲間(Y根君やS﨑君やH原君)と岩トレに行っていたころ、新しいクライミング技術を教えてもらいました。
「〇〇さん(僕のこと)、それじゃあ駄目ですよ!」と、よく叱られたものです。
そんなことが今再び起きようとしています。
クライミングの新しい道具の技術を僕も学ばなければならないと痛感し始めました。
Y山さんには前から指摘されていたのですが、今回F沢さんにも言われて心に響きました。
クライミングの安全認識が深まって来ているのですね。
F沢さんから「そんなやり方の確保をしている人とは一緒に登りませんよ」と言われてしまいました。
でも、この日は一緒に登ってくれましたけれどね。
クライミングに際して、どのレベルでの安全を確保するべきなのか、そのレベルが上がって来ているのだと知りました。
肩絡みや腰絡みといったボディビレイの時代(僕のずっと前の時代ですが)から8環による支点ビレイに変わりました。
支点ビレイから豚っ鼻やATCによるボディビレイに移って来ました。
現代はルベルソやATCガイドでの確保が主流になっているようです。
道具の進歩はクライミングの安全度の向上と直結しています。
僕がクライミングを始めたころに、リードする僕を腰絡みで確保しようとしたら、それは僕だって嫌なはずです。

こんな感じでこの日の岩トレは終了しました。
F沢さんからもYYDの皆さんによろしくとの伝言がありました。
YYDは退会していても、山仲間であることには変わりがありませんから、時々は一緒に山へ行く関係を持ち続けたいと思います。
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俄かには信じ難いですが、嬉しい情報でした

2022-04-02 22:43:39 | 肺炎
昨日電話があって、「さっちゃんのオムツとパッドが不足しているので持って来て欲しい」とのことでした。
僕は2時前に家を出発し、自転車に乗って多摩川土手を走って向かいました。


▲13:52。さっちゃんといつも散歩していた基本周回コースの桜並木です。

さっちゃんと一緒にこの桜を愛でたかったですね。

災害医療センターまで50分くらいかかりました。
土曜日なので裏の方の入り口から入ります。
ナースステーションでさっちゃん担当の看護師さんが来てくれます。
オムツはs~Mサイズなのでいいのですが、パッドはちょっと大き過ぎるかもしれません。
頻繁にパッドは交換しているみたいですから、排尿目安は2~3回分でいいのでしょうが、4回分のワイドサイズでした。
看護師さんは「大は小を兼ねるので、大丈夫ですよ」と言ってくれます。
オシメもパッドも余ったところから貰ったものなんです。
有難いですね。

今週、S口先生から胃瘻造設手術に関する説明を受けましたから、説明を受けたことの確認書と同意書にもサインしました。
災害医療センターで手術しないと思いますが、サインはするんだろうなと思っていました。

サインし終わってから、さっちゃん担当の看護師さんに訊いてみました。
「最近のさっちゃんの様子はどうですか?」
すると、体温は36度台後半くらいなんだそうです。
朝起きた時に37度に近いことはあるそうですけれど、一時期に比べると安定してますね。

「リハビリもしていますよ」と看護師さんが言います。
手や足を動かしているそうです。
固まってしまわないためなんでしょうね。
「動かそうとすると、嫌がったりすることもあるんですよ。意思表示するんですよ」とも。

「痰の吸引は今でも2時間おきくらいに行なっているのですか?」と訊いてみました。
すると、吃驚する返事が返ってきました。
「痰の吸引は今はほとんどやってませんよ」
え~~~っ!?
「1日に何回くらいやってるんですか?」
「3回かな。食後のたびにですね」

その3回も食後の口腔ケアで口中に水が残るので、それを吸い取っているだけのようです。
カテーテルを喉の奥までは入れずに、口の中だけのようです。
鼻腔からの鼻水の吸引も行なっていないそうです。
それは実質、痰の吸引はしていないと言うことなんでしょうか?

あまりにも衝撃的な嬉しい情報ですから、僕は簡単に信じる気にはなれません。
重度の肺炎からは脱却できても、軽度の肺炎は残り続けると言うことでしたから、誤嚥は繰り返されているでしょうし、痰も溜まり続けるはずだからです。
これが本当であってくれと、祈る気持ちですね。


▲15:57。帰路も同じ桜を撮りました。


▲15:58。少し霞んだ青色の空を背景に輝くような桜でした。
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I老健の関連医院で胃瘻造設をするようになりそうです

2022-04-01 23:50:11 | 肺炎
今日の1時9分、I老健から電話が入りました。
でも、相談員の方が妙なことを言うんです。
「こちらで胃瘻造設手術をするとなると、・・・・うんぬんかんぬん・・・・」
ですから、僕はその時点で把握している状況を伝えました。
「手術は災害医療センターで行なうのですが、器具が届くのを待って、手術日が決まることになっています」
僕がそう告げると、相談員の方は戸惑った様子で、「〇〇と相談してみます」みたいなことをおっしゃって電話を切りました。

僕はどうにも腑に落ちなくて、すぐにH越さんに電話します。
すると、どうやら僕が知らないうちにI老健とH越さんとの間で話が進んでいて、次のような流れになっていたようなんですね。
I老健の関連医院でも胃瘻造設手術が出来るので、そちらに転院した方がいいのではないか、と。
その後の実技指導の件もありますから、僕もその方がいいかなと思いました。
災害医療センターとしても、あまり長く入院し続けられませんしね。
状況を理解できた僕はH越さんにI老健の関連医院に転院することで、先ほどの相談員さんに話をつけてくれるようお願いしました。
7分後、H越さんから電話が来て、「I老健から夕方に電話があるはずです」と。

そして、5時57分にI老健からの電話。
改めてI老健の関連医院で胃瘻造設手術をする旨を確認しました。
そして、月曜日の15時に僕がI老健へ行き、面談等行なうことになりました。
痰の吸引や胃瘻からの栄養投与等の実技指導のことを考慮すると、この転院は良いことだと思います。


他にも災害医療センターの看護師さんから電話が1本入り、明日オムツとパッドを届けることになりました。
明日は天気も良さそうですから、運動がてら自転車で行って来ようと思います。
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