さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの認知症の病名がそろそろ確定しそうです

2018-11-14 20:05:29 | 病院
今日は前回、高尾方面の病院で検査した血流の結果を受けて、神経内科の先生が説明してくださいました。
MRIでは左側の前頭葉と側頭葉に委縮が認められる、そのあたりまで分かりました。
そして、今回の脳の血流検査で、側頭葉前部の血流が少ないことが確認されたようです。

どうやら、意味性認知症の可能性が高いようです。
簡単に言ってしまえば、言葉の意味が分からなくなる、そんな認知症。

もともとの予定では神経内科だけだったのですが、
リハビリテーション科も予約してくれ、すぐにそちらへ。
先生が優しくさっちゃんにいろんなことを話しかけます。
ものの名前が言えるかとか、正しく発音できるのかとか、
言葉や手の形などを真似できるのかとかを調べます。

その後、言語専門のリハビリの先生にも診ていただきました。
さっちゃんの現状を詳細にチェックしてみたいようです。

来週もこのリハビリを続けることになりました。
僕もさっちゃんも朝早く起きて、3人の先生に診てもらったので、本当に疲れました。
帰宅してから、ふたりとも布団でゴロリ。
僕は1時間ほど寝ました。
さっちゃんはテレビで相撲を見終わると、また布団の中へ。
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さっちゃん、久し振りの岩登りでしたが、楽しんだようです

2018-11-13 11:05:04 | クライミング
一昨日の日曜日、僕の所属する山岳会YYDの岩登りトレーニングに僕と一緒に参加しました。
さっちゃんは今年の4月に最後の岩トレを日和田でしましたから、7ヶ月ぶりのこと。
クライミングの感覚がただでさえどんどん鈍っていってますから、心配です。

今日は丹沢の水無川にある懸垂岩。
渋沢駅から超満員のバスに乗って大倉に到着します。
僕が持っていたザイルはS上さんに預けます。
というのも、僕とさっちゃんが懸垂岩に到着するのは随分あとになるから。
最初は追いつこうと思って歩きましたが、無理だと分かりいつものペースに。

懸垂岩へは水無川を渡渉しなければなりません。
昔ならさっちゃんもひょいひょいと、飛んで渡るんでしょうが、今はそうもいきません。
通常の渡渉点を一ヵ所だけ僕がさっちゃんを抱えて渡らせました。

今日は僕もあまりガツガツ登るつもりはありません。
さっちゃんにもそれほど登ってもらうつもりはありません。
そんな感じで時が過ぎていきました。
だいぶんたって、さっちゃんの様子を見に行くと、震えています。
「寒い、寒い」と言ってます。
風もなく穏やかな日和なのにどうしたんでしょう?
理由はともかく、岩を登って体を動かせば体は温まります。
ハーネスを付けてあげ、登ってもらいました。
トップロープでいちばん易しいルートを登ります。
仲間に確保をお願いし、僕が近くを登ります。
3分の1ほどの高さまで登ったら、そこから降りればいいかな、と僕は思ってました。
でも、意外にスムースにさっちゃんは登っていきます。
いちばん上まで登ってしまいました。
ザイルに体重を預けて、降りてくるのですが、それも問題なくクリア。

その後も、もう1回登りました。
最初のルートよりもほんの少し難しいルートです。
これも問題なくクリアです。
今年の春先よりも上手になってるかな?
まあ、そんなこともありえないと思いますが・・・・
そう思えるほどにスムースに登れました。

僕とさっちゃんはみんなよりもひと足先に帰路につきます。
みんなよりも時間がかかるからです。
また水無川を渡渉しなければなりいません。
さっちゃんも歩いて渡れる場所を見つけて、さっちゃんの手を引きながら渡ってもらいます。
なのに、なのに! 最後の最後でさっちゃんは運動靴のまま川の流れの中に!
びっくりです!

運動靴を脱がせて、濡れた靴下を絞ります。
びしょ濡れです!
僕のハンカチで足を拭きました。
こんなこともあったので、途中で必ず追いつかれると思ってましたが、
予想を裏切ってバス停には僕たちの方が先に着きました。
さっちゃんの歩きがこの日は快調でしたね。

バスで渋沢駅に向かい、僕の昔からの馴染みの店『いろは』に行きます。
店の女将さんは僕のことはもちろん、さっちゃんのことも覚えてくれています。
この店に通い始めて30数年。
僕もさっちゃんも女将さんも年齢を重ねました。


▲今日は全員、登山靴や運動靴で登りました。さっちゃんも運動靴。クライミングシューズよりも岩には立ちにくいのですが、上手に登っていきます。昔と違う点は、僕がすぐ横にいて足を置く場所などを教えてあげてることでしょうか。


▲ザイルに体重を預けて、下っていきます。これも久し振りですが、ちゃんと体を後ろに傾けていました。
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さっちゃんは食器を洗ってくれます。でも、その後には・・・・

2018-11-10 22:14:27 | 食事・食器
今もさっちゃんは食器を洗ってくれます。
でも、洗剤は使いません。
ですから脂っぽく汚れている皿などは、さっちゃんが洗った後も少しベトベトしています。
「洗剤を使ってね」と頼んでも、次には忘れています。

僕はたわしやスポンジを使いますけれど、さっちゃんは手だけで洗うことが多いようです。
ですから、皿や箸やフォークやナイフにこびりついた汚れがそのままのことが多いです。

さっちゃんが洗ってくれたんですから、だいたいは有難くそのまま受け入れます。
でも、洗いなおすこともありますね。
ただ、さっちゃんが洗ってくれた直後にさっちゃんの目の前で洗いなおすようなことはもちろんしません。
見てないときに洗いなおします。
洗いなおすといっても、たいていはスポンジでゴシゴシ擦りなおすだけ。
脂汚れや汚れが見えてたりすると、洗剤で洗いなおしますけれどね。

それに、さっちゃんは洗った食器をまだ濡れていてもすぐに仕舞いたがります。
さらには、あまり清潔とは言えない台布巾で拭いたりします。

まあ、そうだったとしても、洗ってくれるのは助かります。
これからもさっちゃんには食器洗いを続けて欲しいですね。
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奥多摩の赤指(あかざす)尾根を登りましたが・・・・

2018-11-06 13:56:05 | 山登り
前回に引き続き、3日の土曜日に、奥多摩へ紅葉を愛でに行きました。
前回はまだまだでしたが、今回も五分程度の紅葉でしょうか。
でも、前回もそうですが、紅葉の程度に応じた美しさがありますね。

さっちゃんの山体力も仕方がないこととはいえ、
年齢に応じて低下していってます。
出来るだけ、傾斜の緩いコースを選んではいるのですが、
この赤指尾根は僕の予想よりもさっちゃんにとっては出だしが急登でしたね。

でも、この日の問題は別のところにありました。
この日は奥多摩駅からバスに乗って、峰谷橋バス停で下車。
僕はさっちゃんに聞きます。
「トイレは大丈夫?」
ここには公衆トイレがあるのです。
「いらない」とさっちゃんは言います。
「おしっこしないの?」と再び聞くと、
「ない」と答えます。

でも、歩き始め、山道へ入って間もなく、さっちゃんおしっこをしたそうです。
急斜面で、用を足しやすい場所でもないので、少し我慢してもらいます。
やっと少し緩やかな場所に出て、急いで用を足しました。
終わっても、さっちゃん何やら普段と違います。
どうしたんだろう? と近寄って話しかけると、
どうやらパンツが濡れてしまったよう。
理由は分かりませんが、さっちゃんは右膝が120度くらいしか曲がりません。
洋式トイレならいいのですが、和式トイレはさっちゃんには辛いのです。
それは山での用足しも同様。
多分、そんなことも理由のひとつでしょうね。

僕のザックからトレぺを出して、僕はさっちゃんのパンツを拭きます。
パンツの内側と外側に畳んだトレぺを当てて、ズボンを穿いてもらいます。
とりあえずはこれで大丈夫そう。
ホッ・・・・

この日はその後も用足しが多かったですね。

さっちゃんはギリギリになってしか、言い出さないので、大変です。
人のほとんどいない山ならいいのですが、
ハイカーが多い山だったり、街中だったりすると、大変です。
10分や20分でもまだ我慢できる時に言ってくれると助かるんですけどね。

それはそうと、奥多摩の紅葉は五分ほどの色付きでした。
色付きの早いモミジは綺麗に紅くなっていました。
黄葉は実に綺麗でした。
まだ緑も混ざっていたり、黄色も薄かったりしますが、十分美しい。

本当は赤指山を越えてから下山したかったんですけど、
最初に林道と出会った場所から、林道経由で下山しました。
峰谷橋バス停から16時台に出発するバスに間に合うかどうか微妙な時間だったのですが、
幸運なことに、名古屋から東京の彼女に会いに来て(おそらく彼女だと思います)、
奥多摩へドライブに来ていたカップルの車に縁あって乗せてもらいました。
奥多摩駅まで乗せていただき、天益へ。
しかし、天益は満席!
その日の登山者の多さでは、仕方のないこと。
また、地元まで電車で戻り、馴染みの居酒屋さんへ。


▲赤指尾根の最初はさっちゃんには思いのほか急登!


▲木によっては真っ赤に染まってます。


▲赤指尾根は途中からは気持ちの良い緩やかな尾根が続きます。黄葉も美しい!


▲林道を経て、山道を下山しました。植林の下にはコアジサイの黄葉が広がっていました。綺麗でした。
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熊本から戻って最初の奥多摩歩きは小河内峠。ちょっとだけ紅葉し始めていました

2018-11-01 12:18:56 | 山登り
10月28日の日曜日にはさっちゃんと奥多摩の山を歩いてきました。
翌日には熊本から甥っ子家族が東京を訪れたものですから、
わずかな時間(2時間!)でしたけれど、銀座歩きと築地での食事を楽しみました。
もちろん、さっちゃんも一緒。

そんなことはともかく、熊本から帰って以来、買い物やら病院やらで意外とバタバタ。
加えて今週は、僕自身の体調がいまいちで、ブログを書く気力もありませんでした。
山を歩くとストレスが減るのでいいのですが、下山すると再び体調悪化。
今朝起きると、久し振りに心地よい目覚めでした。

前置きはこのくらいにして、4日前の奥多摩ハイキングのご報告。

熊本へ行く前に登ったルートは一般登山道ではありませんでした。
ですから、急な斜面を真っすぐに登っていくことが多く、
さっちゃんにはけっこうきついルート。
今回は少し易しいルートということで一般登山道を選択。

武蔵五日市駅からバスで終点の藤倉へ。
陣馬尾根を登りました。
一般登山道は本当に楽です。
急な斜面にはジグザグに登山道が付いていて、なだらかになってます。
さっちゃんも今回は苦労せずに歩いています。

紅葉はまだまだでしたが、赤味や黄味を帯び始めていました。
その時季ならではの美しさがあります。
風があると、寒ささえ感じられます。
ウールの帽子があった方がいいとも思えます。

小河内峠では風があって休憩する気分にはなりません。
清八新道へ降りて、風もない日向で休憩しました。

奥多摩湖岸の遊歩道に降り、林道まで出てくると、
腰が痛くなってきたさっちゃんのザックも僕が背負います。
バス停に到着すると、ちょうどバスが来ました。
でも、天益は大入りで座る席がありません。
仕方がないので、地元の馴染みの居酒屋さんまで帰って来ました。


▲陣馬尾根の紅葉はこれくらいでした。でも、これはこれでとても美しい。さっちゃんも「綺麗だね」を連発!


▲清八新道を降ります。途中、朴の落ち葉が敷き詰められた場所も通ったりします。


▲昼下がりの奥多摩湖。この最後の林道から眺める奥多摩湖が好きですね。
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