さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

一日が終わってみれば、今日はさっちゃんにとって記録的な日だったようです

2021-06-29 23:56:12 | 食事・食器
今日はデイサービスの日ですから、さっちゃんは早起きしなければなりません。
朝食も8時10分くらいからは食べ始めます。
今朝のさっちゃんは朝食をしっかり食べてくれました。
朝食はバナナとオートミールを牛乳で煮たものです。
そして、ヨーグルト。

デイサービスから戻って来た際には、スタッフさんが報告してくれました。
「昼食は完食です」と。
スタッフさんの言葉の雰囲気からも、昼食の完食が最近稀なことだったと分かります。

そして、夕食。
朝も昼もしっかりと食べたのなら、夕食はあまり食べないのだろうな、と僕は予想しました。
さっちゃんにはよくあることなんですが、朝も昼も完食ですから、お腹に入る余地はあまりないはずだからです。
ですから、さっちゃんがどれほど食べないか、それを記録しておこうと思ったのです。
これまでも夕食をどれくらい食べるのか、写真に撮ってみようと考えたことはありました。
でも、実際に撮ったのは今日が初めてです。


▲19:40。今晩のさっちゃんの夕食です。新しく作ったものはありません。随分と手抜きな夕食です。お味噌汁は昨日作ったのを温め直しました。左下の玉子かけご飯から時計回りで。コロッケ、お味噌汁、さつま揚げ、Kiriクリームチーズと黒大豆煮物。コロッケは玉子サイズですが、これをさらに10分の1くらいの小さなサイズにして、食べてもらいます。

自分で箸を持って食べることも出来るのですが、上手に掴むことが出来ません。
すぐに箸を置いてしまいます。
手掴みで食べても構わないのですが、さっちゃん自身ではなかなか食事がはかどらないのです。
結局、僕がさっちゃんの口へ運んであげることになってしまいます。

いつもなら半分くらい食べると、「ない」と言って食べることを止めたりします。
もう食べない、いらない、そんな意味なんだと思います。
そして、座っている椅子から立ち上がろうとします。
でも今日は、「ない」とも言わず、椅子からも立ち上がりません。
黙々と、僕が口元へ運ぶ食事を食べ続けるんです。

さっちゃんは少しずつしか口の中に入れません。
下の入れ歯は入ってないままですし、今日のおかずで言うと、さつま揚げなどはなかなか噛み切ることが出来ません。
飲み込むまでに長い時間がかかります。
ですから、今晩の夕食にも1時間半もかかっています。

奇跡のようにひとつ残らず食べてくれました。
それでもまだ食べられそうでしたから、バナナ1本持って来ました。
スプーンで小さく削り取りながら、口元へ運びます。
結局1本全部食べてくれました。


▲21:25。夕食後、トイレに入ったり、口腔ケアをしたり(協力してくれませんが)、寝かせつけたりしましたから、撮影時刻は遅くなっています。これほど綺麗に食べてしまうことは年に数えるほどしかありません。

今日は本当に記念すべき日だったと思います。
朝食、昼食、夕食とすべてを完食したんですから!
そんな日の夕食を撮影していたのも、偶然の奇跡のようなものですね。
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