さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの退院が近いかもしれません

2024-05-17 22:13:07 | 肺炎

5月14日の朝9時41分、前日にひき続き病院から電話がありました。

前日のこともありますから、さほど心臓には負担がかかりませんでした。

前日に「相談員の方からも電話が行くと思います」と言われていましたし。

とは言え、やっぱり病院からの電話は嫌なものです。

 

やはり相談員さんからでした。

さっちゃんの転院先や療養病棟への移動についてだろうと思いました。

ところが、そうではありませんでした。

なんと! なんと! いきなり退院についてでした。

 

5月14日15:23。この日のさっちゃんはどんな風だったのでしょう? この日の面会から数日後に書いていますから忘れてしまいました。僕だって数日後にはいろいろ忘れてしまうことがあるのですから、さっちゃんは僕が連日面会に来ていることを覚えていないのかもしれませんね。それでも、僕は会えることが嬉しいです。

 

この日も朝に、退院についての電話が掛かって来ました。

内容は前日のと同じですね。

 

5月15日16:40。この日もさっちゃんはよく目を開けてくれています。それに何やら喋ってもくれます。意味は感じられませんが、僕に語りかけてくれてるように感じます。僕がいない時、一人でいる時は、こんな風に声を発しているのでしょうか? 目の前に人がいるから喋っているのだとすると、やっぱり僕に語りかけているんだと思います。

 

僕の勝手な思い込みなのかもしれませんが、さっちゃんは僕を見つめてくれていると思います。

もちろん、赤ん坊がそうであるように人の顔をとりわけ強く認識しているだけなのかもしれませんが。

 

この日は洗濯物も箪笥の棚の中に入っていました。

メモ用紙が貼ってあって、どうやら汚れているようです。

汚れているということは、便か尿か、ですね。

帰宅してから、洗濯物をチェックしてみました。

浴衣の寝巻きのお尻より下に便がたっぷり付いていました。

オムツから漏れて出て来たんですね。

お風呂場で便で汚れた部分にお湯を掛けて便を落とします。

バケツで受けているので、バケツの中のお湯をトイレの便器に運んで流します。

お湯を掛けるだけでは落としきれませんから、結局最後は素手で落としました。

ヌルッとした感触が手に感じられます。

自宅で介護していた頃にも便との格闘はよくありましたから、久し振りで懐かしくさえありますね。

浴衣の寝巻きに付着したヌルッとした手触りがほぼ無くなって、その寝巻きを洗濯機にかけました。

洗い終えて見てみると、便で汚れた部分が黄色っぽくなっています。

どうすればいいんだろう?

あっ、そうだ! 漂白剤を使おう!

これまでの人生で僕は漂白剤なるものを使ったことがありません。

探してみると、ありました。

さっちゃんが買っておいたのですね。

細かな文字で書かれた使用方法を何とか読み解いて、バケツにお湯と漂白剤を入れました。

そして、そこに寝巻きの黄色く色の付いた部分を浸しました。

書いてあった時間浸して、ビニール手袋をはめた手で絞って確認すると、黄色みが消えています。

さらにお湯で何度かすすいで、2度目の洗濯機にかけました。

洗濯終了し、薄暮の中、ベランダにひとつ寝巻きを干しました。

その日の晩はそれから雨なんです。

でも、翌日(16日)は山の仲間と天覧山で岩トレしますから、朝はバタバタしています。

とりあえず、夜から干しておくことにしました。

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