さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

ケアマネさんが言語リハビリの見学に来てくれました

2021-10-30 22:54:43 | 言語リハビリ
月曜日言語リハビリ、その記録を本当はもっと早く書いておきたいのですが、土曜日になってしまいました。
遅くなる理由のひとつには、言語リハビリで行なったことの簡単なメモを取ってあるからかもしれません。
子供のころから記憶することが凄く苦手だった僕ですから、メモしてないと何も書けないと思います。
印象は記憶に残りますが、言語リハビリのようなバイタルの数値、言葉、曲名などは絶対に忘れます。
その代わり、メモがあると安心してしまって、どんどん後回しになるのです。

ちょっと暇つぶしに子供の頃の覚えることが苦手だったエピソードを。
小学一年生になるかならないかの頃だったと思います。
僕は人生で初めて、ひとりでの買い物を任せられました。
テレビ番組でもこんなのありましたよね。
家から100mと離れていないお店で片栗粉を買って来るというミッションだったのですが、
自分自身の記憶力に自信がすでに持てなかったのでしょう。
店まで歩きながら「かたくりこ、かたくりこ、かたくりこ、・・・・」と念じるように口に出しながら歩きました。
その日は雨が降った後で、昔のことですから、道路は舗装などしてなくて、水溜りだらけ。
水溜りを避けながら「かたくりこ、かたくりこ、・・・・」と歩いていたんです。
店のすぐそばの水溜りは避けるよりも跳んだ方が楽な水溜りでした。
ぴょ~~ん! と跳んだんです。
水溜りの向こう側へ着地した瞬間、全部忘れてしまいました。
店のすぐ近くだったので、店のおばさんに「あ、あ、あ、か、か、か、か、・・・・」
何と言ったかは記憶にありませんが、おばさんは「ああ、片栗粉でしょ」と分かってくれました。

かなり成長して中学一年生のとき。
英語には興味を持っていました。
教科書の文章を吹き込んだソノシートをかけて、何度も何度も聞いたりしていました。
中学校での授業が始まる前の春休みのことです。
学校の授業が始まると、英語の授業の最初にその前の授業に出て来た英単語のスペルを生徒に言わせるようになりました。
するとすぐに、僕がスペルを覚えていないことが先生に発覚し、毎時間僕を指名するようになってしまったんです。
覚えていないんじゃなくて、覚えられないんですけどね。
幾つか聞かれる単語のスペルを全問正解するまで、10回以上授業のたびに指名されました。
「こいつが出来れば、他の生徒も大丈夫」と思われたようですね。
そして、最後の時が訪れました。
曜日のスペルを日曜日から土曜日まで言わなければなりません。
前の授業の時も同じ曜日のスペルでした。
英語を習い始めたばかりの中学一年生には複雑すぎるスペルですよね。
一生懸命そのスペルを覚える努力をしたはずです。
僕は必死で7つのスペルを言いました。
「お~お、やれば出来るじゃないか。全問正解だ」と先生は誉めてくれました。
でも、僕は分かっていました。
木曜日だったかな、ひとつだけスペルを言い間違えていたんです。
本当は全問正解じゃなかったので、忘れられない出来事として今でも覚えているんでしょうね。
でも、これでやっとスペルを答えることから解放されました。

あ~、そうだ。
高校生の時、化学のテストで4点を取ったことがありました。
確か、200点満点くらいだったと思います。
普通のテストではなくて、有機化合物の分子記号(と言ったかな?)、あの亀の甲記号のような、あれを書かせるテストでした。
まあ、まったくテスト勉強しなかったせいもあるんですが、僕のテスト史上最悪の出来でしたね。
追試があって、何とかもう少しまともな点数を獲得しました。
でも、あんな無機質な(有機だけど)記号を覚えるなんて本当に難しいことですよね。

言語リハビリの様子をメモしてる、そこから脱線してしまいましたね。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

本当は木曜日の晩に書くつもりでした。
でも、その日は天覧山ひとり岩トレの日。
帰宅して、時間が経過していても、疲労が抜けなかったみたいですね。


▲16:45。さっちゃんが木曜日のデイサービスから戻って来ると、そのまま散歩に出かけました。日没の時刻はすでに16時50分くらいまでに早まっています。

さっちゃんは夕食を完食してくれました。
完食されると、僕の夕食を改めて1品作らなければなりません。
簡単な肉野菜炒めを作りました。
自分の夕食終了が何時くらいだったかは忘れましたが、9時は楽に過ぎてるでしょうし、10時近かったと思います。

それからブログを書こうとしたのですが、どうにも疲れている。
ちょっとだけと思って、さっちゃんの寝ている横に入ったんですが、案の定そのまま寝てしまいました。
目覚めると同時に、両足の脹脛が攣りました。
かなり長い時間、強烈な痛みに耐え、少しでも痛みが和らぐ足の位置を探りながら、布団の中に居ました。
やっと痛みから解放され、起き上がって時計を見ると、夜中の12時でした。
という訳で、木曜日はブログを書けませんでした。

昨日は前半のエピソードなどを昼間に書いたのですが、夜はやっぱり疲れ気味で、書く気が起きませんでした。
それで今、土曜日の昼、という訳です。
さっちゃんは正午前に自分から起きたのですが、飲み物を口にしてくれず、コップをはたいてこぼす始末。
さっちゃんに直接怒りは向けませんでしたけれど、腹が立って、さっちゃんには寝てもらっています。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

で、やっと月曜日の言語リハビリの記録です。

さっちゃんは相変わらず眠たそうではありました。
でも、最初のバイタル測定では嫌がることはありませんでした。
体温36.6度、血圧147~97、SpO₂97、血圧が今回もちょっと高いですね。

ホワイトボードに(こんにちは)(よろしくおねがいします)(さっちゃんの姓と名、漢字で)を続けて書きます。
さっちゃんに声を出して読んで欲しいのですが、さっちゃんは声を出しません。

このあたりで、ケアマネさんが来られました。
さっちゃんの様子が変わるかな、と期待したのですが、全然変わる様子はありません。

いつものように歌を唄うことにしました。

1曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~
2曲目は「里の秋」:静かな静かな里の秋~


(ここまで書いた時、土曜日の2時前、さっちゃんが起きて来ました。
さっきの腹立たしかったことは忘れて、最初からやり直しです。
まずは手の消毒、続いて飲み物を飲んでもらいます。
飲んでくれました。
そして、朝食のオートミールとヨーグルト。
途中、笑顔も見えました。)


また、言語リハビリのブログに戻ります。
さっちゃんは声を出しません。
Y田先生、ケアマネさん、僕、3人が唄っているのにさっちゃんは唄いませんでした。
でも、少しずつ眠たさも和らいできたのか、黙っていたさっちゃんが喋るようになってきました。

Y田先生も、さっちゃんの後は仕事も空いているようです。
いつもならさっちゃんが喋り始めるようになってから時間延長して一生懸命やってくださるのです。
でも、今日はケアマネさんが来られていますし、この後ケアマネとしての用事がありますから、遠慮なさったようですね。
という訳で、この日の言語リハビリはこれで終了。

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ここからは今日土曜日散歩です。
風もなく穏やかないい天気ですからいつもより早い時間に出かけました。


▲15:27。まだ陽は高いのですが、暑くもなくさっちゃんもこの服装で最後まで大丈夫でした。


▲15:34。これからの時季、何故だか影の写真を撮りたくなります。枯草のスクリーンのせいでしょうか?
コメント
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