さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの切符が自動改札機に吸い込まれ、消えてしまいました

2019-05-20 22:03:36 | 今日のビックリ
一昨日の土曜日のこと、さっちゃんと僕は高崎駅にいました。
八高線の始発に乗って、高崎駅で新幹線に乗り換える予定でした。

在来線から新幹線への乗り換え時間が9分間しかありません。
ですから、久し振りに新幹線の切符(乗車券と特急券)を前日に購入したんです。

高崎駅の八高線ホームは1番線とはいえ、他のホームの端の端。
しかも、ホームの幅を半分にして、取って付けたようなおまけのホーム。
新幹線改札口へ行くには一番遠く、時間のかかるホームなんです。

新幹線の改札口に着くと、さっちゃんに裏の黒い乗車券と特急券を見せ、説明しました。
「これからね、この切符2枚をここに入れるから、向こうから出て来るこの切符を取ってね」
さっちゃん、あんまり分かってなかったんでしょうね。
僕が切符を入れて、さっちゃんの背中を押し、
「さあ、行きな!」ってんで、改札の向こうに行くには行きました。

でも、その先何をすればいいんだか、分かってない。
突っ立ったまんま。
「そこそこ! そこに出てる切符を取って!」
僕がさっちゃんに呼びかけても、さっちゃん、きょとん?
「それだよ! それ!」って、言ってる僕にも突然の衝撃の展開が!

切符が機械に吸い込まれた~ぁ!

予想だにしてなかった事態に、とにもかくにもまずはビックリ!
切符を取るのが遅れたら、こんなことになるんだ!
ここはひとつ冷静になって、このアクシデントを乗り越えなきゃ~ぁ!

まずは僕自身の切符を入れて改札を通過。
駅員さんを探し、「切符が機械の中に入っちゃいました!」
「急いでくださいね! 乗る新幹線がすぐ来ちゃうんです!」

実際、定刻の数分前だったんです。
待つ身にとっては、長い時間。
後で思うと、割とすぐ来てくれました。

吸い込まれた場所のすぐ下に、小さな金属BOXがあって、そこを開けると入ってました。
簡単なんですね。

出て来た切符をすぐに取らないと、有無を言わさず消えてしまう、僕は初めて知りました。
いつも、うるさいなぁと思っていた銀行のATMのように、
「カードと現金をお受け取りください」じゃあありませんが、
「切符を取ってください。切符を取ってください」と大声で連呼すればいいのに、と思いましたね。
いきなり吸い込まれて消えちゃうと本当にビックリしますよね。
銀行ATMに出金したお金が吸い込まれて消えちゃったら本当に驚き、怒りますよね。
実際、銀行ATMのあの呼びかけに長く応じなかったら、どうなっちゃうんだろう?

そんな面白いことを教えてくれたさっちゃんでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする