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さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

2週続けて言語リハビリを行うことは出来ませんでした

2019-12-04 23:47:17 | 言語リハビリ
ここのところさっちゃんは引き続き気分が落ち込み気味です。
今日もあんまり元気がありませんでした。
朝食も食べ、着替えもして、トイレにも行きました。
歯磨きはさせてくれませんでしたが・・・・

駅までの歩きや病院までの歩きもほとんど何も喋らずに、重い気分を引きずっていました。
先週と違って、病院の待合室で「帰る」とは言いませんでしたけれど、いつそれを言い出すか心配するような雰囲気。

時間通りにリハビリが始まると、さっちゃんは先生に「何もしなくていいですよ」「私は何もしません」
みたいなことを喋り続けます。
重く沈んだ気分で喋り続けます。
先生がいろいろと工夫してリハビリに入れるよう努力してくれるのですが、さっちゃんはまったく乗りません。
先生は僕にも最近のさっちゃんの様子を尋ね、僕も詳細に答えます。
先生が「まずはウォーミングアップね。大きな声でうぉ~~~! って言ってみよう!」。
そう言って、実際に「うぉ~~~!」っと大きな声を出した時だけさっちゃんに笑顔がちょっとだけ現れました。
でも、さっちゃんはそんな声も出さず、まさに取り付く島もない状況。

さすがに先生も今日は無理だと感じられたようで、40分で終了となりました。

会計を済ませ、病院の売店で尿漏れパッドを付けるための専用パンツを購入しました。
今日はこのまま帰宅するのではなく立川に寄る用事があります。
八王子経由で立川まで行き、立川では銀行巡りとコーヒー豆のお買い物。

そして、インネパ料理店の『フルバリ』で昼夜兼ねた食事をしました。
最近、さっちゃんの食が以前よりは少し細くなったような気がします。
ですから、ここでもいつもより一品減らして料理を注文しました。
僕の大好きなムラコアチャール(大根の付け合わせみたいなもの)、ひよこ豆のドライカレー、
初体験のキーマナン、さっちゃんはラッシーで僕は赤ワイン。

いつもはこれまた大好きなチーズナンを食べるのですが、他のナンにも挑戦したいと思ったのです。
赤ワインはお代わりしたんですが、2杯目はワイングラスギリギリまでたっぷりと注いでくれました。
さっちゃんはいつもストローの使い方が分からなくなっていますが、教えてやると、最後までちゃんとストローで吸っていました。
お箸を出してくれるので、さっちゃんも普段通りお箸を使って、時々は手で、美味しそうに食べていました。
このお店ではさっちゃんに笑顔があったことが、いちばんの嬉しさでしたね。
お店を出る際にも、お店の方(多分ネパール人)に「また来ますね」みたいなことを言ってました。

帰宅すると、僕はすぐ横になって、体を休めました。
そんな僕をさっちゃんは気に入らなかったと思います。
少し怒ってました。
でも、僕はちょっと風邪をひいたようです。
病院でも鼻をシュンシュン言わせていたんですが、それがずうっと続き、喉もほんの少し痛いんです。
途中起きて、葛根湯を飲みました。
明日の朝になって、体調が戻っていたらいいな。
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1年以上続いてきた言語リハビリ、今日初めて行うことが出来ませんでした

2019-11-27 23:45:40 | 言語リハビリ
毎週水曜日は言語リハビリの日。
専門のSTの先生が1時間さっちゃんを診てくれます。
脳梗塞などで発症することがある失語症のリハビリとは異なり、回復の可能性はほとんど期待できないと僕は思っています。
でも、さっちゃんの脳の中の言語状況を知る手立てにはなるでしょから、さっちゃんを理解する一助になるはず。
それなりに有意義と感じ、出かけて先生と会って過ごす1時間に楽しさも感じていたと思います。

ところが、ところが、今日のさっちゃんはそのリハビリを完全拒絶してしまいました。
「帰る!」「しない!」の一点張り。

そこまでの経緯を思い出してみました。
起床してからは、それほど順調という訳ではありませんでした。
かと言って、問題だらけで大変だった、こともありません。
おかずは少ししか食べてくれなかったし、歯磨きは非協力で磨けなかったし、髪梳きもさせてもらえる雰囲気ではありませんでした。
でも、薬は飲んでくれましたし、服も普通に着てくれましたし、何より一緒に玄関から出てくれました。

駅へ向かう途中、「足が痛い」と言いますから、「どこが痛いの?」と聞きますが、よく分かりません。
そのまま僕は無視していたんですが、そのことがさっちゃんの気分に影響を及ぼしていたかもしれません。
もちろん、その影響の割合は小さいでしょうけれど。
実は、病院からの帰りにやっと気付いたんですが、さっちゃん、靴の左右を逆に履いていたんです。
気付かなかった僕が悪いんですが、確実にさっちゃんの気分には影響があったとは思いますね。

靴のせいかは不明ですが、病院に着くまでいつものさっちゃんよりは気分が沈み気味でした。
あまり話しをしませんでしたし、手をつなぐのを嫌がる時もありました。
病院に着いてからも、待合室で待っている際も、表情は暗めでしたね。

リハビリ予定時刻の5分くらい前から、「今日はもう帰る」と言い始めました。
STの先生が来られて、さっちゃんの前で膝をついて挨拶してくださっても、いつもは浮かぶ笑顔がまったく浮かびませんでした。
そして、先生にも「今日は帰ります」と言うんです。

とりあえず先生と僕とでなだめすかして、リハビリを行う部屋までは連れて来たのですが、
さっちゃんはその部屋の中でも、暗い気持ちを引きずったまま、自分の気持ちを喋り続けています。
椅子から立ち上がって、ドアを開けて出て行こうとしますが、僕がかろうじて引き止めました。
僕のこともいろいろと非難しているようです。
たくさん言ってるようなんですが、内容はさっぱり分かりません。
でも、ひとつだけ、「へらへらした顔をして」と繰り返し言ったのは分かりました。
確かに、さっちゃんが真剣に不満をぶつけて喋っているのに、
僕には内容がさっぱりですから、薄っすらと笑みを浮かべる表情くらいしか出来ませんよね。
(昔から僕の表情のどこかしらが、小馬鹿にされてる印象をいろんな人に与えるらしくて反省はしてるんですが・・・・)

再度、立ち上がって帰ろうとします。
力ずくでこの部屋に居させることも出来ませんから、さっちゃんは部屋の外へ。
先生が追いかけて、引き止めて、説得してくださってるようですが、もう無理なようです。
このまま帰るにしても、最低限の手続きがありますから、僕と先生で二言三言話し合って、階下の会計の場所で待つことにしました。
いつも終了すると、そこでしばらく待つわけですから、さっちゃんにとっても自然な流れなんです。
少しののちに先生が来てくださって、来週も同時刻で大丈夫なこと、今日は会計はいい(無料)ことをおっしゃってくださいました。

いつもより1時間前の電車には間に合いそうにありませんが、30分前のには時間がありすぎます。
さっちゃんにジャンパーを着せたいんですが、そんな雰囲気ではありません。
病院の外に出てやっと毛糸の帽子はかぶせました。
手をつなぐのも拒否するので、僕はさっちゃんのすぐ後ろをさっちゃんのザックも持って付いて歩きます。
さっちゃんペースでゆっくりと駅へ。
さっちゃん、駅への道は間違えずに進みます。
ちゃんと覚えてるんですね。
ただ、信号のある横断歩道を渡る箇所で2回、さっちゃんの肩を掴んで止めました。
車が来ていないと、赤信号でも渡ろうとするんです。
肩を軽く掴んでも、さっちゃんはイラッとするみたいなんですが、仕方ありませんよね。

駅のホームでも長い時間を過ごしましたが、いつもなら僕のそばから離れないさっちゃんなんですが、
僕から離れて、ホームの端っこまで行ってしまいました。
ホームから出て行ってしまうかもしれないと思ったので、僕もさっちゃんを追って、距離は取りつつ見ていました。
電車が来る前ころには、僕のそばに来ましたが、ずうっとツンツンしたまま。

10分ほど電車に乗って、最寄りの駅に着いた頃からは、さっちゃんは通常に戻っていました。
やっと、手もつないで歩けるように。
まあ、それでもいつもよりは若干気分は沈み気味ですけどね。

今日はその後も気分の浮き沈みが激しかったですね。
2時からはケアマネさんと来月からお世話になるデイサービスの責任者の方が来られたんですが、
二人を前にして、さっちゃんは明るさ全開でした。
でも、ふたりとも帰ってしまった後は急速にしぼんでしまいます。

夕方、夜と、落ち込んだ気分で僕にずうっと語り続ける時間がありましたが、
夕方は散歩に出かけることで少し落ち着き、
夜は僕も疲れていたので、布団でちょっと仮眠をとることで落ち着きました。
さっちゃんは僕が布団に入ると、自分もすぐ横に引っ付くように入って来て、
ちゃんと毛布を掛けてくれたり、体をさすってくれたりするんです。

目が覚めると、7時半過ぎでした。
晩御飯を作らなきゃ、と思って冷凍ご飯を見たらありません。
これから炊く時間もありませんし、一瞬今晩はなしにしようか、と思ったりしたんですが、
一度そんなことをしてしまって、癖になってしまったら駄目ですし、簡単にでも作ることにしました。

お味噌汁は昨晩の残りがあります。
それに、1個だけあったお餅を4つに切って入れ、温め直します。
先日初めて買った加賀揚があったので、それをトースターで軽く焼きます。
冷凍の枝豆も少しだけ流水解凍します。
まあ、それだけなんですが、仮眠をとる前にレンジで焼き芋を作って二人で食べたので、十分満足でした。

夕食後もさっちゃんは何やかや喋り続けていました。
夕食後にひとつだけ薬を飲まなければならないのですが、飲んでくれませんでした。
歯磨きもしてくれる雰囲気ではありませんでした。
僕に「あんたも来て、一緒に寝なさい」みたいなことを言ってましたが、
今日はそれに関してはあまりしつこく言うことなく、さっちゃんは先にすぐ寝てしまいました。
さっちゃんも今日はいろいろありましたから、疲れていたんでしょうね。
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今日は言語リハビリだったのですが、さっちゃんが漢字がスラスラ読めてとっても驚きました

2019-11-20 23:59:45 | 言語リハビリ
今日の言語リハビリではいつものメニューではなくて、さっちゃんの言語状況の検査のような内容でした。
以前にも同様の検査を行ったような記憶があります。

最初はYESかNOかで答える質問。
さっちゃんがこういう質問の設定をどこまで理解できているかは問題ではありますし、事実上不透明ではありますが。
そういう前提があって、「あなたは〇〇さんですか?」との正しい質問にさっちゃんは「そうです」。
続いて、「あなたは××さんですか?」との間違った質問にもさっちゃんは「はい」。
「あなたは△△さんですか?」にも「はい」。
何がどのように理解できていないからこのような答えになるのかはよく分かりませんけどね。

他にも「あなたは女性ですか?」「あなたは東京に住んでいますか?」「ここは病院ですか?」などの質問。
もちろん、それらに対する間違った質問も並行して聞きます。

次に6つの写真(絵)が出て来ます。
自転車はどれですか?」と聞いて、さっちゃんに指差してもらいます。
はどれですか?」と続け、6つ全部聞くのです。
さっちゃんは半分くらいしか指差せません。
正解の場合も強い意志をもって指し示している、そんな感じは一切感じられませんから、偶然かもしれません。

今度は「人参」などと漢字で書かれたネームプレートを読んでもらって、再度写真を指差してもらいます。
漢字は「線路」以外は全部すぐに読めましたね。
びっくりしました。
ひらがなやカタカナを読むのも時々しどろもどろになることがあるのに、
漢字をスラスラと、しかも正しく発声していましたから。
例えば「りんご」を「りんごご」、「木」を「きき、き」と発声したりすることがよくあるんです。
あと「犬」「花火」がありましたね。
漢字のネームプレートでも写真(絵)を指差してもらいます。
さっちゃん、「犬」は好きなので指差せるのですが、他は・・・・、なかなか指差せません。

ひらがなのネームプレートでも同様のことをします。
読むのはひらがなの方がつっかえる場合もありますね。
例えば、「じてんしゃ」は文字数が多いのですぐにスムースには読めませんね。

こんな簡単な検査ですけれど、さっちゃんに理解してもらったり、集中して答えてもらうには時間がかかります。
これだけで40分くらいかかったでしょうか?
STの先生にとりあえずすぐに言える最低限の検査の判断を聞かせていただきました。
上記文章中に入ってるような考え方です。

さっちゃんは今日は何故だか上機嫌で、ほとんどずうっと喋り続けていましたね。
ここ2、3回は言語リハビリの際にさっちゃんは心が比較的沈んでいることが続いていたので、先生も驚かれていましたね。
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さっちゃんにとっての言語リハビリの意味やあり方を考え直すころになったのでしょうか?

2019-11-14 23:53:45 | 言語リハビリ
昨日は水曜日で言語リハビリの日でした。
さっちゃんは朝から何故だか気分が沈み気味で、表情も生気がなくて、駅へ向かう道すがらも会話なく無言が続きました。

それはSTの先生とのリハビリ中も続きました。
リハビリも後半になっていつものように『第九』のラストの合唱を聞いているときに顕著に現れました。
さっちゃんは若いころ合唱団に入っていて、年末には『第九』を歌うのが恒例だったんです。
そんな思い出深い合唱曲を聞くと、指でリズムを取ったり、口ずさんだりするのがいつもでした。
合唱が終わると、小さく拍手して、にっこり笑ったりもします。
でも、昨日はリズムも取らず、口ずさみもしません。
合唱が終わっても拍手せず、笑顔も浮かべません。
笑顔どころか、しくしくと泣き出してしまいました。

「自分はもう何もできない」との想いで哀しくなってしまっているのでは、とSTの先生はおっしゃいます。
そうかもしれません。

本当はこの後、もっと歌を歌ったりして声をたくさん出す予定だったのですが、そんな雰囲気ではありません。
こんな様子ですから、STの先生がここのところ行っているリハビリ方針に対する判断を少し語ってくださいました。
1年前に録音しながら行った検査についても少し教えてくださいました。

さっちゃんの言語リハビリは、例えば脳梗塞の後遺症として現れる失語症などとは違うと思います。
どう違うのかと言えば、脳梗塞患者さんの場合は徐々に言葉を話せるようになるケースがあるのですが、
さっちゃんは認知症ですから、失語症の改善は望めません。

STの先生もそのあたりの点に関しては悩むだろうと思います。
今後のリハビリの方向性についても考えましょうね、といったニュアンスも感じられました。

僕自身は、STの先生にさっちゃんの言語状況をいつも見ておいてもらうこと、それで十分だと思っています。
さっちゃんにとっては社会との貴重な接点のひとつですから、何もしないよりは明瞭にプラスだと思っています。
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今日のさっちゃんは機嫌が悪く、気分も落ち込み気味でした

2019-09-18 22:14:43 | 言語リハビリ
今日水曜日は言語リハビリの日。
ここのところデイサービスの日もですが、朝の出発の準備などはあまり順調には進んでいません。
今日も同じような調子で、まあ何とか時間通りに家を出ることが出来ました。
駅まで20分ほど歩き、10分ほど電車に乗り、病院まで15分ほど歩きます。

その病院までの歩きの途中で、何が気に食わなかったのか、さっちゃんが僕の手をはたいて離しました。
ほとんど、僕とさっちゃんは歩く際には手を繋いでいるのです。
僕を拒絶するような意思がこもった手の離し方でしたから、僕だってちょっとカチンときます。
さっちゃんの前を僕にとっての普通の速さ、さっちゃんにとってはちょっと速い、で歩きます。
後ろも振り向かずに(実際は少し首を横に回して後方を見てるんですが)、プイッてな感じでどんどん進みます。

病院に着いて、僕は中からガラス越しにさっちゃんを見ていました。
さっちゃん、入り口を通り越して裏側の自転車置き場の方へ行っちゃいます。
僕はさっちゃんを追いかけて、連れ戻します。
それからはまた、同じように前を歩く僕。

リハビリスペースがある3階の廊下で、さっちゃんと手を繋ごうとしましたが、やっぱり拒絶。
リハビリの待合コーナーの椅子に座ろうとしても、大きな声で僕に何やら文句を言いつのってます。
僕がさっちゃんのザックを背中から下ろしてあげようとしたことが気に食わなかったんでしょうか?

いつもしばらくしたら、血圧計で血圧を測るんですが、そこへ連れて行っても腕を機械の中に入れてくれません。
「もういい」と、僕はすぐに諦めて、椅子に戻りました。

STの先生が来られて、部屋に入ります。
先生とさっちゃん、1対1で1時間、僕は横に腰かけて、言語リハビリを行います。
先週、警察のお世話になったことなども報告してありますから、その後の様子など聞かれました。
部屋の中でもさっちゃんの僕に対する態度が険悪なので、
先生に「喧嘩中なんですよ」と言います。

しばらく、最近の日常を報告しましたが、その後さっちゃんが先生に延々と話し始めます。
20分以上は話し続けたと思います。
その内容はもちろん全然分からないのですが、感情部分は何となく伝わってきます。
僕に対する不満や不平だったり、自分に対する無力感や諦めだったり、
最後の方では涙声になっていました。

さっちゃんは僕以外の人に対しては比較的明るくしっかりと対応します。
あまりネガティブな自分の内面を晒すことはありません。
僕に対する文句もケアマネさんの前で喋ったりすることもありますが、暗い感情は見せずに語ります。
でも、今日はSTの先生に対して、僕に話すときと同じように喋っていました。
陰気で、辛くて、哀しくて、嫌で、諦めて、どうしようもなくて、・・・・
そんな気持ちをそのまま込めて話しているようでした。

結局この日は、いつも最初に行う、絵と名札を使った言語訓練は出来ませんでした。
第九の最後の合唱部分の映像を見ながら、いつもならさっちゃんは口ずさむんですが、
今日は口ずさむことはなく、やっぱり時々先生に話していましたね。
最後に「富士の山」を一緒に歌ったんですが、さっちゃんもやっと声を出して歌ってました。
笑顔も少し出ていました。

帰るときも、雨が降って傘を差してることもあったので、手を繋ぐこともなく、やっぱり気まずい雰囲気。
家での昼食時も同様。
夕方だったでしょうか、やっと普段の僕とさっちゃんに戻ることが出来ました。
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さっちゃんの沢歩きの写真を皆さんにお見せしました

2019-09-05 21:54:11 | 言語リハビリ
今日は毎月第一木曜日にある「失語症言語リハビリ」の日。
さっちゃんは忘れてしまっていますけれど、
西八王子駅から歩き始め、「この道、覚えてる?」と聞くと、
何となく少しは記憶に残ってるみたいですね。
会場に着くと、馴染んだ場所のようにしてましたから、場所も人も記憶にあるのでしょう。

相変わらず、何を聞かれてもちゃんと返事をすることは出来ません。
それが負担にはなってないみたいですから、安心してます

毎回、参加者ひとり一人の近況報告の時間があるんですが、
さっちゃんは何も言えないので、結局僕がいつも山に行った報告をしていました。
「写真があれば見せてね」とこれまでいつも言われていましたから、今回初めて持って行きました。
3回の沢歩きと、熊本城に行った時のをDVDにコピーして。
全部で100枚近くになってしまったので、ちょっと時間がかかってしまったのが反省点。
これからはもっと絞って、せいぜい50枚くらいにせねば・・・・

皆さん、それぞれ工夫して近況報告をしています。
中には近況報告と言うよりも、一芸の披露のような方もおられますが、
それはそれで、とても皆さんを楽しませてくれています。
さっちゃんはいつまでも山の報告がし続けられるようでありたいですね。

最後にゲームなどをして終了。
さっちゃんは積極的には言葉を発することは出来ませんでしたけれど、楽しんでいたようです。
今日は将来言語聴覚士になりたいと思っている学生2名が見学に来ていました。
さっちゃんはそのうちの一人に、終了後何やら一生懸命話しかけていましたね。
僕が聞いても何を喋っているのかてんで分かりませんから、学生さんにも分かるはずはありませんよね。
でも、熱心に最後まで聞いてくれていました。
喋っていながら、さっちゃんは楽しそうでした。
そんなさっちゃんの姿を見ると、この「集り」に参加していて良かったなと思います。
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さっちゃん、信じられないくらいの好成績でした!

2019-06-10 14:05:25 | 言語リハビリ
先週水曜日の言語リハビリでのことです。

毎週ほぼ同様に最初は写真(絵)と名札のトレーニング。
2枚の写真を並べ、例えば、山の写真を見せながら「やま」と先生が発語します。
続いて、さっちゃんも「やま」と発語。
「やま」と書かれた名札だけを見せて「やま」と発語もします。
写真と名札を一緒に見せても「やま」と発語します。
さらに、もう一枚の写真「チョコレート」も同じことを繰り返します。
さっちゃん、「ちょこれーと」とすぐには言えません。
2度目3度目で言えたりします。
そんなことを2回くらい行うと、最後は写真だけを見せます。
そして、先生が「これは何?」と聞くんです。
さっちゃんはもう何度も発語したはずなのに、写真を見ただけでは「やま」と言えません。

それがこれまでのパターン。

でも、今回は違いました。
出された写真(絵)は
山、玉子、箸、チョコレート、椅子、時計、ネコ、などなど。
さっちゃんはそのうち4つ5つを写真だけ見て名前を言うことが出来ました。
もちろんその中には、玉子だとすれば
「た**?」~~~「たま*?」などとヒントを与えるケースもありましたけれど。

僕も横に居て椅子に座っているのですが、思わず小さく拍手してしまいました。
一度壊れた脳神経もまだ健在なほかの神経に置き換えられることもあるそうですから、
写真と発語を結び付ける神経回路も再構築できるのでしょうか?
ただ、さっちゃんの場合は認知症ですから、委縮の進行と再構築との争いにもなるのでしょうね。

とは言え、嬉しいことのあった一日でした。
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昨日は言語リハビリの日でしたが、朝から夜中までいろんなことがありました

2019-04-18 14:09:03 | 言語リハビリ
さっちゃんの言語リハビリは毎週水曜日10:30~11:30なのですが、
病院には10時ころには到着するようにしています。
9:52の電車でも余裕で間に合うのですが、いつも9:31の電車に乗ります。
何が起きるか分かりませんからね。
それが昨日の朝にも起きました。
朝食も済み、薬も飲んで、歯も磨いて、髪も梳いて、いろんなことの準備も終わりました。
そして、トイレにも行きました。
久し振りの排便、でも、ほんの僅かでした。

じゃあ、駅へ向かおう、と思った時、さっちゃん、何やらトイレへ再び行きたそうです。
トイレへ入ると、再びの便意。
まあ、めでたいことでもありますし、急かせてはいけませんし、いつもの電車は即座に諦めました。

電車も降りて、病院へ向かって歩いていると、さっちゃんが僕にムニャムニャと語りかけます。
その意味不明な言葉の中に「はち」と「よん」らしき発語は何となく聞き取れました。
で、さっちゃんの見ている方を僕も見てみました。
緑色のボックスカーがいたんですが、なんとそのナンバープレートが
8888!
さっちゃんも驚いたり、珍しがったりするポイントは同じなんですね。

リハビリでは嬉しいことがありました。
いつもの写真と名札のリハビリ。
最初は「山」と「カメラ」でした。
いつも通り進むのですが、山の写真と名札を同時に見ると、「やま」と言えます。
名札だけを見ても「やま」と言えます。
続いて、写真だけを見せるのですが、いつもならさっちゃんは「やま」とは言えません。
でも、昨日は「やま」と言えたんです!
「カメラ」の方も、「かめ*?」と言えました。
続いて、「パン」と「コーヒー」、「玉子」と「椅子」でしたが、
こちらの方はいつも通り駄目でした。
でも、「山」と「カメラ」は出来ました!
とってもとっても嬉しいです!

この後、「ふるさと」や「春が来た」を歌ったり、
発声で楽しめるハチドリのゲームをしました。

電車で地元に帰って来ると、市議会議員選挙の真っ最中!
横断歩道で信号待ちをしていると、選挙カーから候補者の振られている白い手袋が見えます。
さっちゃん、即座に手を振っていました。
選挙カーからは「手を振ってくださって有難うございます。****は頑張ってまいります!」。
さっちゃんは低空で飛んでいる横田基地の米軍機にもときどき手を振りますね。

駅前の総菜屋さんでお弁当をひとつ買って、家で二人で分けて食べました。

そしてすぐに、来客が。
今日は市役所から2年ごとの要介護度認定のチェックに来る日なんです。
ケアマネージャーさんも同席してくださいました。
さっちゃんは自分の名前や誕生日や年齢や僕の名前や関係もすべて答えられません。
それ以降は僕とのやりとりでした。

それが終了すると、ふたりとも布団の中へ。
今夜は僕の所属する山の会の例会ですから、さっちゃんも一緒に参加することになってます。
帰宅は夜中過ぎになりますから、少しでも寝ておこうと。
30分ほど寝過ぎてしまい、バタバタ用意しながら出発。
途中の立川で今日出来上がった僕の眼鏡の受け取りも済ませました。

例会、そしてその後の食事会(飲み会)、いつも通りに進んで、
夜中の12:40ころに帰宅。
さっちゃんをまずは寝かせつけて、僕が寝たのは2時前ころでした。

そして今朝、僕は少し二日酔い気味。
それほど飲まなかったのにな~ぁ?
紹興酒が良くなかったんだろうか?
重い頭に鞭打って、朝食準備しました。
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素人考えかもしれませんが、これはさっちゃんには画期的な出来事ではないでしょうか

2019-03-27 22:46:08 | 言語リハビリ
今日は言語リハビリの日。
言語リハビリには僕も一緒に同行するという強みがあるんですけれど、それも絶対ではありません。
今朝も朝の歯磨きするあたりから怪しい雲行きに。
歯磨きしてくれずに、布団に潜り込んでしまいます。
デイサービスの日なら、迎えに来てくださったスタッフの方からの声掛けが強力なんですが、
「あんただけで行って来て」と言われると、なすすべなし。
まあでも、何とか起き上がってくれました。

そんなわけで、駅までもさっちゃんは重い足取り。
いつでも引き返すぞ! ってな雰囲気満載。
でも、駅で一緒に多機能トイレに入り、病院の駅で降りるころには普段の感じに戻ってました。

10分くらい早めに始まった言語リハビリ。
いつもと同じようなリハビリ項目が続きます。
その中の、写真と名札のリハビリ。
椅子、カメラ、コーヒー、箸、・・・・
さっちゃんは椅子の写真だけを見て「いす」とは言えません。
「いす」と書いた名札を見てなら「いす」と言えます。
再度、椅子の写真だけを見せてもやっぱり言えないんです。
それが、玉子の写真が机の上に置かれた途端、さっちゃんが「たまご」と言ったんです!
ひらがなの名札、漢字の名札、どちらでも「たまご」と言うことが出来ますが、
再度、玉子の写真だけを見せても「たまご」と言えたんです!
見た物の姿がその名前と結び付かなかったさっちゃんが、玉子に関しては結び付いたんです!

僕は内心、感動しちゃったんですけど、そのリハビリはそこで終了。
先生はどう思ったんだろう?

その後、木でできたおもちゃのような遊びがありました。
9つの鳥や動物の絵が描いてあって、その絵の部分だけ穴を掘ったように引っ込んでいるんです。
その引っ込みにちょうど合うように、同じ絵の木の板がはまるようになってます。
その9つを全部はめる遊びなんですが、さっちゃんはほとんどできません。
先生にほとんど手伝ってもらいながらやっています。
その中にウサギさんの絵があったんですが、さっちゃんが「うさぎ」って言うじゃないですか!
絵を見てすぐに自分で名前を言うことも初めてです。
今日は、何故だかさっちゃんは言葉がよく出ていた気がするのは、僕だけでしょうか?

その後、第九の映像を見ながら口ずさみ、「春が来た」を何度も歌って、この日は終了。

帰宅して昼食後、録画していたNHKのアニメ『ピアノの森』を観たんですが、
そのエンディングテーマの曲を一緒に口ずさんでいましたね。
もっと普段から音楽を流そうと思ったりしましたね。
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朝は超バタバタ! 言語リハビリでは歌ったり口ずさんだり

2019-03-21 09:58:57 | 言語リハビリ
昨日は言語リハビリの日。
ただ、同じ病院での別の用事があったので、いつもより1本早い電車で行くことにしてました。

自宅から駅まで昔のさっちゃんなら徒歩20分と言うところだったしょうか。
でも、今は25分はかかると思います。
それに、駅でトイレへ入るかもしれませんから、
他のあらゆる予期せぬ事態に対応するためにも40分前には家を出ることにしています。
まあそれでも、実際は良くて35分前、30分前になることも多いですね。

それが昨日は順調に準備が進んでいたにもかかわらず、突然予期せぬことが!
ちょっと前にトイレで小用を足したばかりなのに、何やらムニャムニャ。
最近はトイレに行きたくなった場合の様子の変化が読み取りにくくなっています。
さっき行ったばかりではありますが、「トイレに行きたいの?」と聞くと、
「何で分かってくれないのよ」と言わんばかりの怒ってるムニャムニャが返って来ました。
慌ててトイレに連れて行くと、排便!
1日あけてのさっちゃんとしては順調な排便!
便秘解消かなっ? てな嬉しい排便!
(排便ネタは扱わないと言ったばかりなのに、ご免ねさっちゃん)

それはいいんですが、出かける直前の出来事で予定が大幅に崩れました。
今日乗るつもりだった電車を諦めることも考えたんですが、時間は残り23分あります。
頑張ってみることにしました。

さっちゃんの手を引っ張るような感じで急いで歩き、1分前に駅に到着。
別の用事も余裕を持って済ますことが出来、言語リハビリには普段通り入れました。

言語リハビリはいつもと同じように進行します。
さっちゃんは実物とその名前とが結び付いていません。
例えば、カップに入ったコーヒーの写真と「コーヒー」と書かれた名札があります。
さっちゃんは名札を読むことはできますが、写真を見てコーヒーとは言えないんです。
写真と名札を同時になら言えます。
名札だけでも言えます。
ただ、写真だけを見せた場合にはコーヒーと言えないんです。
脳の言語野のどこかが委縮して働かなくなってるんでしょうね。

昨日は歌でたくさん声を出しました。
第九の1万人コンサートの映像を見ながら口ずさみました。
「春が来た」の唱歌を1番から3番まで歌いました。
ハチドリが花の蜜を吸うパソコンゲームで、高い声やら低い声を長い時間発し続けました。
さっちゃんは笑顔を浮かべながら楽しんでリハビリしています。
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