内之浦宇宙空間観測所
12月20日、内之浦宇宙空間観測所からイプシロンという打ち上げコストの安い国産新型固体燃料ロケットが発射され、地球を取り巻く強い放射線帯の謎を調べる小型探査衛星「ERG(エルグ)」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
イプシロン2号機
日本のロケットといえば、1955年に東大の糸川博士がペンシル型ロケットを打ち上げて以来、地道な研究と実験を重ねて今日の実用ロケット開発にたどり着いた。
ペンシルロケット
近年、種子島や内之浦でのロケット打ち上げを見るため、たくさんの人が押し寄せるなど年々関心が高まっているようだ。
そうした中、前々から気になっていたJAXA調布航空宇宙センターの展示室を覗いてみた。
調布航空宇宙センターは、JAXAの中で航空技術の研究を推進する唯一の拠点として、日本の航空産業の成長に貢献してきた。
さらに、将来の宇宙プロジェクトを先導する先行的な宇宙技術の研究や、新しい航空宇宙技術を創り出すための基礎的・基盤的技術の研究を進めている。
その他、風洞設備や航空エンジン試験設備、実験用航空機、スーパーコンピュータなど日本有数の大型試験設備が整備されている。
また、これらの設備の維持・向上や試験法、解析法などの開発を行い、航空から宇宙まで多様な研究開発のニーズに応えている。
展示室にに入ると、まず次世代実験用航空機が広いスペースいっぱいに展示されていて度肝を抜く。
詳しいことは全くわからないが、胴体の細さと長さからみてスピードを優先する機体なのだろうと思う。
一方、将来の月面探査・惑星探査などを想定した小型着陸機と説明映像を見ることもできる。
前段で、将来の宇宙プロジェクトを先導する先行的な宇宙技術の研究や、新しい航空宇宙技術を創り出すための基礎的・基盤的技術の研究を進めていると説明したが、そのために新素材・機体構造など多岐にわたる研究が欠かせない。
STOLとは短距離離陸垂直着陸機のことで、すでに米国ではオスプレイをはじめハリアーなどの垂直離着機(VTOL)が実用化されている。
さらに現在では、 F-35ライトニングⅡというステルス戦闘機が実戦配備されつつある。
私の住む隣町鳩山町にも地球観測センターJAXA宇宙航空研究開発機構があります。
よく分かりませんが見学に行きました。
日本の宇宙ロケット開発は素晴らしいです。
地のつながりのある所に、基礎研究を引っ張って行っていただきたく思います。
さっそく調べてみますと、上空からの俯瞰画像が出てきました。
静寂な森に囲まれた施設は、人工衛星からの電波を正確に受信し、それを処理して各方面に送るにふさわしい場所と思いました。
科学の進歩が人類の幸せに貢献していくことを、心から願ってやみません。
今年もいろいろお世話になり、ありがとうございました。