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ゲーム攻略、読書感想文など。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑38:クー・フーリン(術)

2017年05月02日 03時55分48秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
ランサーの代名詞ともいえた兄貴が『FGO』序章の冬木でまさかのキャスター。過去の作品では、複数のクラス適性を持つ(という設定の)サーヴァントが多く登場したが実際に別クラスで現界した稀有な例。これに『FGO』の大きな魅力を感じたプレイヤーも多いのではないだろうか。
冬木で起きた聖杯戦争で、他の4騎のサーヴァントを瞬く間に屠ったセイバーに対抗していたところ、レイシフトしてきた主人公とマシュに同行し、序章のナビゲート役を務める。


【クラススキル】
陣地作成:B

【保有スキル】
ルーン魔術 :A ※3Tの間、自身のクリティカル威力と弱体耐性をアップ、NPチャージ
矢避けの加護:A ※自身に3回分の回避付与と、3Tの間防御力をアップ
仕切り直し :C ※自身の弱体状態解除とHP回復
神性    :B ※『FGO』ではクラススキル扱い

【宝具】
◆灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)
 ランク:B
 種別:対軍宝具
ドルイドの祭具である木で構成された巨人。体中の炎で敵に攻撃する。『空の境界』コラボイベントのCMで迫力ある姿がみられる。
敵全体へのダメージと3Tの間、防御力ダウンとやけど状態を付与。OCで効果がアップ。


【ゲーム内の性能】
序章クリア報酬で入手できる。基本的にストーリーガチャでしか入手できないため☆3にも関わらず入手難度は高め。
序盤こそ頼もしい強さを誇るが低レアキャスターにはメディアハンス・クリスチャン・アンデルセンなど、もっと頼れるサーヴァントがいるため、それなりに手駒が充実したら活躍の機会はぐっと減るだろう。何よりも宝具の威力がいまいちなところが最大のネック。
どうしても使いこなしたいなら「矢避けの加護」のスキルレベルをあげて延命に特化させ、味方のArts補助要員になればいいだろう。強化クエストで「ルーン魔術」が強化されたものの、いまいち感はぬぐえない……。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#37:諸葛孔明〔ロード・エルメロイⅡ世〕

2017年05月02日 03時54分15秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
ロード・エルメロイⅡ世自体の初出は『Fate/Zero』。時計塔の学生ウェイバー・ベルベットとして登場。
魔術師としての家系は歴史が浅く、時計塔内でも軽んじられる存在であったが、自信過剰気味のウェイバーは自身が低く評価されていることに納得できず、第4次聖杯戦争に武名をあげる目的で参加した。その際触媒に用いたイスカンダルのマントは、時計塔一級講師である師・ロード・エルメロイことケイネス・エルメロイ・アーチボルトが取り寄せたものだったのだが、手違いでウェイバーの手元にきたのをそのまま拝借した。
イスカンダルとウェイバーの関係はまさに凸凹コンビと呼ぶのがふさわしい、真逆の性格だったがイスカンダルの気宇の大きさに触れていくうちに考えもあらたまり、最後のギルガメッシュとの決戦前には令呪三角をすべて使い切り、実質的にマスターとしての権利を放棄してイスカンダルの好きにさせた。
イスカンダルがギルガメッシュに破れて消滅した後も、臣下としてその業績を語り継ぐ役割を請け負った。

ここまででも『Zero』の影の主役と呼べるほどの存在感だったが、その後時計塔に戻り、ロード・エルメロイ教室を受け継いで講師としての実績を積んだ後、ケイネスの妹ライネス・エルメロイ・アーチゾルテに無理やりロード・エルメロイの名を継がされ、ついでにアーチボルト家の負債も背負わされる。
そして時計塔に12人しかいないロードの一人として、現代魔術科を背負い、その優れた鑑識眼から数多くの優秀な弟子を育成した。ただし本人の魔術師としての実力は二流の域をでないため、弟子には次々と実力で追い抜かれていることに忸怩たる思いを抱いており、教育者として高い評価をもらっても少しも喜んでいない。

ロード・エルメロイⅡ世としてのFateシリーズへの影響は非常に大きく、主人公としてすえられた『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』をはじめ『Fate/Apocrypha』、『Fate/strageFake』、『Fate/Labyrinth』、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』等多くのスピンオフ作品に登場している。アニメ版『Fate/stay night』のUBWルートでは聖杯戦争後に時計塔に留学した士郎との会話シーンも追加された。

『FGO』では諸葛孔明を宿らせた疑似サーヴァントとなっている。いわば肉体はロード・エルメロイⅡ世で中身は諸葛孔明・・・のはずなのだが二人の話し合いの結果、人格においてもロード・エルメロイⅡ世のままで、能力だけ諸葛孔明が貸している形となっている。
イベント『Fate/Accel Zero Order』ではナビゲーター役として、かつて自身が経験した第4次聖杯戦争を再度攻略する。シナリオを描いたのが『Zero』原作者の虚淵氏だけありファンからも絶大な支持を受けた内容だった。


【クラススキル】
陣地作成:A
道具作成:B

【保有スキル】
鑑識眼:A   ※ロード・エルメロイⅡ世としての能力。味方1体に3Tの間クリティカル威力アップを付与と30%のNPチャージ。
軍師の忠言:A+ ※味方全体に3Tの間防御力アップとダメージカット状態を付与と10%のNPチャージ。
軍師の指揮:A+ ※味方全体に3Tの間攻撃力アップとダメージアップ状態を付与と10%のNPチャージ。

【宝具】
◆石兵八陣(かえらずのじん)
 ランク:C
 種別:対軍宝具
『三国志演義』において、夷陵の戦いで敗れた蜀軍を、追撃してくる呉軍から守るために敷設した脱出困難な陣。『FGO』においては敵全体のチャージ減少と確率でスタン付与。さらに確定で3Tの防御力ダウンと6Tの呪い状態付与。OCでスタン付与の確率がアップ。


【ゲーム内の性能】
ほぼすべてのクエストで必ず役に立つ超優秀なサーヴァント。スキル3種で味方のNPチャージができ、宝具で有用なデバフを数種類付与できるためである。スキル上げについてもスキル1つにつき虚影の塵が合計30個必要という点がネックだが、それ以外の素材はそれほどハードルは高くない。またスキルのNPチャージは固定のためスキルLvをあげなくても使い勝手がいい点も高評価。自分のカルデアに孔明がいるかいないかで高難度クエストの攻略難度が劇的にかわるといっても過言ではない最強サーヴァント。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#34:ウィリアム・シェイクスピア

2017年05月02日 03時52分51秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Apocripha』。
聖杯大戦において、魔術協会側が選出した赤の陣営のキャスターとして召喚された。
世界的に有名な劇作家であり、知名度補正という点では文句のつけようがないが、キャスターであるにも関わらず魔術の類は使えないため、戦闘能力は皆無。
性格は物語至上主義者で、話の展開を面白くするためなら敵味方を平気で巻き込んで騒動を起こさせようとするトラブルメーカーであり、実際、聖杯大戦序盤では赤のバーサーカーことスパルタクスに、黒の陣営の居城の場所を教えて解き放った(結果的に黒の陣営の捕虜になり逆に寝返るはめになった)。
また、宝具は本物そっくりの人物を作り出す能力があり、シロウを追撃するフランケンシュタインの前に彼女の生前の創造主であるヴィクター・フランケンシュタイン博士を作り出して足止めしたり、最終局面では大聖杯にたどりついたルーラーに、彼女があえて目を背けてきたある事実を突きつける劇を見せて一時的にではあるが精神的に陥落させることに成功した。もっとも本物のジル・ド・レェを呼び出したことにより、ルーラーの最終宝具を使う機会を作り出してしまったが。

能力面ではスキル「自己保存」によりマスターが無事な限り戦場で死ぬことはほとんどなく、実際に赤の陣営では最後まで生き残り、マスターの死亡により消滅した。
もう1つのスキル「エンチャント」は武器であれ路傍の石であれ、シェイクスピアがその対象物を、文章によって効果や威力を付与させ宝具レベルにまで昇華させるという便利なもの。シロウの持つ日本刀・三池典太をCランク宝具にした。
『FGO』でもこのスキルは対象の味方全体のBuserの威力をあげるもので、今のところ同じ効果をもつスキルはほかにない。
とはいえ、どうせキャスターを呼ぶならもっとマシな英霊を呼べなかったのだろうかという疑問はある……。


【クラススキル】
陣地作成:C
道具作成:- ※当然ながら『FGO』では未実装

【保有スキル】
エンチャント:A ※『FGO』では1T、パーティ全員のBuster性能アップ。
自己保存  :B ※『FGO』では1T、自身に無敵状態とHP回復
国王一座  :C ※『FGO』オリジナル。味方一人のNPを20%チャージし、スター発生率をアップさせる。

【宝具】
◆開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)
 ランク:B
 種別 :対軍宝具
対象者を劇の世界の中に閉じ込め、与えられた役割を強制的に演じさせる。物理的な危害を加えることも加えられることもないが、相手の過去のトラウマなどをえぐる効果がある。ルーラーことジャンヌ・ダルクに対して、生前の彼女に関わった様々な人物に彼女を弾劾させ(効き目はなかったが)、とどめに彼女の死後に殺人鬼となったジル・ド・レェを登場させて心を折った。ちなみにファースト・フォリオとはシェイクスピアの死後に最初に出版された作品集のタイトル。
『FGO』では多数の劇団員による全体攻撃と確率でスタン付与となっている……正直もう少し原作準拠にしたものにならなかったのだろうかと思う。


【ゲーム内での性能】
1ターン無敵効果をもつスキル「自己保存」により敵の宝具をしのぐことが可能。またキャスターの例にもれずアーツを3枚もっているので宝具の回転率もよい。ただそれ以外に突出した能力があるわけではないので、ほかに使いたいキャスターがいなければ育てるぐらいの優先度だろう。強化クエストによりサポートスキルがひとつ増えたため、今後評価がかわる可能性はある。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#33:アンデルセン

2017年05月02日 03時51分41秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出はPSPの『Fate/EXTRA CCC』。このゲームは『EXTRA』において開催されていたムーンセルの聖杯戦争中にバグが発生したことにより参加者たちが「月の裏側」に移されてしまうところから始まる。そして『EXTRA』において主人公の対戦相手だったマスターたちと協力し、エリザベートBBを打倒して本来の聖杯戦争に戻ることを目指すストーリー。『EXTRA』と違いシリアスパートとギャグパートがあり、多くのマスター、サーヴァントたちがキャラ崩壊を起こしているのが最大の見どころ。

アンデルセンは言うまでもなく世界三大童話作家のひとりであり、クラスはキャスターであるものの魔術の素養はなく戦闘にも向いていない。自分で「最弱のサーヴァント」といってしまうほど。マスターである殺生院キアラは表向きは人畜無害な尼僧なのだが、実は己の欲望のために聖杯を手に入れようとするラスボス。主人公との闘いではキアラがメインで、アンデルセンがサポートという、本来のマスター・サーヴァントの役割が逆になっている。
また、ゲーム全体を通しての狂言回しの役割も担っている。

キャスタークラスは本来はAランク以上の魔力を持つ英霊が該当するのだが、実際に該当しているのは魔術師に限らずアンデルセンをはじめとして、『Apocripha』のウィリアム・シェイクスピアや『strange Fake』のデュマなどの文筆家、また『FGO』のモーツァルトやバベッジ、エジソンなど、芸術家、科学者、発明家もキャスターに含まれる。むしろ純粋な魔術師はメディアパラケルスス、アヴィケブロンくらいなんじゃないだろうか…。


【クラススキル】
高速詠唱  :E ※『FGO』では保有スキル扱い。NPをチャージする。これのおかげで宝具の発動が非常に容易
アイテム作成:C ※『FGO』では道具作成という名前になっている
陣地作成  :D ※『FGO』のみの設定

【保有スキル】
無辜の怪物:D ※『FGO』では3Tの間自身にスター獲得状態と防御力ダウン
人間観察 :A ※『FGO』では3T味方全体のクリティカル威力アップ

【宝具】
◆貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)
 ランク:C
 種別 :対人宝具
観察対象の相手の物語を描き、理想の人間像に成長させる。『FGO』においてはパーティー全員に対して、ランダムに攻撃力UP・防御力UP・スター発生率UPの付与と、HP自動回復(最低でも1000)の効果。オーバーチャージで500%溜めれば3Tの間、毎ターンごとにHP3000を回復できる。


【ゲーム内における性能】
回復手段の少ないこのゲームにおいてアンデルセンの宝具は非常に重宝する。サポートという1点に限定すれば☆2どころか☆4以上の活躍が期待できるあたりサーヴァント。しかも友情ガチャで入手ができるため、宝具レベル強化も容易。
スキル「高速詠唱」によるNP溜めだけでなく、他のキャスターなどと一緒にArtsパを組めばチェインであっという間に宝具が発動可能、というシナジー効果も考えたパーティー編成が常道。スキル併用と合わせれば2ターン連続で宝具をだせることも珍しくない(これは他のキャスターにも言えることだが)
ただ、HPは(☆2の中では高い方ではあるものの)敵サーヴァントの宝具どころか雑魚の攻撃でもまともに食らえばすぐに死ぬこともあるので、回避手段を使えるサーヴァントもいると心強い。
礼装は長期戦をにらむならNPアップ系になるが、ガッツ付与などで保険をかけるものあり。
6章で実装されたオジマンディアスがパーティーにいればスキル「太陽神の加護」により宝具のバフ成功率を100%にできる。

『FGO』において、マシュから人魚姫の続きを書いてほしいとねだられたところ、人魚姫は一、二を争う駄作とのこと。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#32:ジル・ド・レェ(術)

2017年05月02日 03時50分04秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Zero』。
魔術師ではない、ただのシリアルキラー雨生龍之介がたわむれに行った召喚の儀式で偶然呼び出された。もっとも召喚する前に龍之介には令呪が浮かんでいたので魔術師の家系であったのは間違いない。
サーヴァントは触媒をつかわないで召喚されるとマスターと似た精神性の英霊が召喚されるのだが、この組み合わせがその典型的な例でジル・ド・レェ自身も領内の子供を虐殺し続けた本物の殺人鬼。龍之介の殺人行為に自身の魔術で力を貸し、冬木市を恐怖のどん底に陥れた。
ジル・ド・レェは魔術師ではないため、魔術の行使はできず、宝具である螺湮城教本による無限の海魔召喚が唯一といっていい攻撃手段。

ジル・ド・レェ自身の聖杯にかける願いはジャンヌ・ダルクの復活だったのだが、セイバーをジャンヌと勘違いしたため、聖杯を手に入れるまでもなく自身の願いはかなったと思い込む。むろん、セイバーは否定するのだが、精神汚染持ちのジル・ド・レェはジャンヌの精神が錯乱しているためだと思い込んだ。
聖杯戦争にまともに参加する気がない2人だったが、拠点は見つかりづらい場所にしたあたり、それなりに聖杯戦争を戦略的に考えていたようで、この拠点は切嗣ですら見つけられなかった。
が、ライダーのマスターであるウェイバー・ベルベットの根気強い捜索により場所がばれてしまい、拠点であった工房はライダーに破壊される。
最後は未遠川に巨大な海魔を召喚し、自身もその中に入りセイバー、ランサー、ライダー相手に死闘を繰り広げるも、セイバーの宝具によって敗れた。また時を同じくして龍之介も切嗣に狙撃され死亡。

『FGO』においては軍人時代のジル・ド・レェ(剣)がセイバーのクラスで登場。こちらも☆3で同じレア度。
『Apocrypha』ではシェイクスピアが使った宝具によりまさかの登場。軍人時代の姿とこのキャスターの姿の両方でジャンヌを精神的に苦しめたが、最後はジャンヌの味方にまわってしまい、彼女の宝具である旗で守る役割になり、ジャンヌの自爆宝具が発動したのを見届けて消滅。


【クラススキル】
陣地作成:B
道具作成:- ※『FGO』では未実装

【保有スキル】
精神汚染 :A  ※『FGO』では3Tの間、自身の弱体付与成功率アップと精神弱体耐性(魅了)アップ
芸術審美 :E- ※『FGO』では1T、敵単体の宝具威力ダウン
深淵の邪視:C  ※『FGO』オリジナル。強化クエストクリアで追加。5Tの間、敵全体に恐怖状態付与

【宝具】
◆螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
 ランク:A+
 種別:対軍宝具
魔導書。これが無限に海魔を召喚できるため対人宝具しか持っていないサーヴァントにはすこぶる相性がいい。『FGO』では敵全体へのBuster攻撃。OCで攻撃力ダウン率が上がる(3T継続)


【ゲーム内の性能】
☆3キャスターの中では中程度。ただスキルがそれほど使い勝手がよくないので活躍させるなら宝具強化系の概念礼装を装備させてボス戦の露払いになるだろうか。『FGO』のストーリーでは第1章の黒幕としてでたほか、かなり多くのイベントに登場しているネタキャラ要員。
「深淵の邪視」の効果である恐怖状態はランダムでスタン付与が発動する。また、1度発動したらその時点で解除されるという性能。一応「精神汚染」とシナジー効果があるので少しだけ有用になったといえる。