BLOG in Atelier.Minami

ゲーム攻略、読書感想文など。

【マンガ100選】その29 ちはやふる

2012年09月23日 05時20分15秒 | マンガ100選
もはやいわずと知れた有名かるたマンガ。


ミナミがこのマンガを知ったのはアニメ化の時なので新参もいいとこです。

このマンガの面白いところは主人公の千早がかるばバカで、幼馴染の太一の熱い視線にきづかず暴走するところとか、少女漫画のカテゴリーのはずなのに団体戦やトーナメント戦などの少年漫画の王道バトルがあるところでしょう。
と、同時に千早のかるた選手として成長していく様もしっかり描かれておりライバルたちとの熱い戦いが毎度毎度盛り上がってくれるところとか、まぁ色々です。


<ストーリー>
小学6年生の綾瀬千早のクラスにいる綿谷新が、実は幼少期からかるたを祖父に仕込まれている子だと知り、太一と3人でかるたの楽しさに目覚める。
小学校卒業と同時に実家の福井に帰った新、そして別の中学に進んだ太一と、3人は中学3年間は疎遠になる。
瑞沢高校に進学と同時にかるた部の設立を目指す千早は、偶然同じ高校に進学した太一を誘うがまったく乗り気ではない。が、いろいろ暴走した挙句、5人のメンツを集めてかるた部の設立にこぎつけた。が、その頃新は祖父の死から立ち直れずかるたから遠ざかっていたことを知る。
高校生選手権の東京都予選では全国大会の常連である北央学園と決勝であたり、接戦の末に優勝するが全国大会では千早が高熱をだし、早くに敗退。全国大会2日目の個人戦では現役クイーンである若宮詩暢とあたるも一蹴されるが、新たな目標となった。
その後部員それぞれが成長し、迎えた翌年の東京都予選では決勝で北央に敗れるも、2位通過で全国大会へ出場。
決勝戦では全国一の実力を誇る富士崎高校とあたり、これを破って創部2年目での全国優勝を果たす。
翌日の個人戦では、怪我をおしてA級で出場した千早はまたもやクイーンに破れ、B級で出場した太一は様々な困難を乗り越えて優勝し、A級への昇格を果たす。また、A級の決勝ではクイーンの若宮を、復帰した新が破り優勝した。


<主な登場人物>

【綾瀬千早】
主人公。とんでもない美女だが頭の中はかるたのこと以外になく、恋愛には非常に疎い。そのため太一の想いにはまったく気づかず、周囲をやきもきさせてる。
勉強はまったくできず、将来の進路も見えない状況だったが2年の秋になりようやく高校教師になってかるた部の顧問になる、という目標ができた。
競技者としては、天性の”感じ”の良さを生かし、素早くとるのが基本だが、師匠である原田先生の特訓や、一時期怪我した右手を封印して左手で競技をしていたこともあり、徐々にバランスのよい選手に成長していく。
が、なぜか大事な大会の時に限ってアクシデントに見舞われたりもする。


【真島太一】
千早の幼馴染。厳しい家庭に育ったため、勉強も運動も抜群にでき、性格的にもかるた部の部長にふさわしい配慮の仕方ができる大人な性格。千早に想いをよせはじめたのはおそらく小学校の頃かららしい。容姿も抜群で非常にもてるが、千早以外には興味がない。また、新を恋敵としてみており、千早が新の話題を話すと機嫌が悪くなる。
中学3年間はあまりかるたに触れる機会がなく、情熱はうせていたが、千早がA級に昇格したら一緒にかるた部を作るという約束をさせられて、仕方なく競技かるたの世界に再度足を踏み入れる。
競技者としては、記憶力のよさを生かしたかるたをするが、その記憶のよさが仇となってトーナメント戦で苦戦することもしばしば。自身には才能はないと自覚しつつもなお、才能のある人間に立ち向かう勇気を持ち、ツキのなさをみんなに認められつつも、負けたときは実力のなさと言い切る潔さもあわせもつ。
長いことB級でくすぐっていたが、高校2年生の全国大会で優勝してA級にあがり、才能が開花し始める。ちなみに高校の団体戦では負けなし。


【西田優征】
5歳の頃からかるたをしており、登場人物中では最もキャリアが長い。小学校時代に何度も新と対戦しているが一度も勝てなかった。瑞沢高校でははじめテニス部に所属していたが千早に強引にかるた部に引き抜かれる。
体格と、いつも何かを食べてるところから肉まん君とあだなされている。
B級の個人戦では決勝で太一とあたり、運命戦にもつれこみ優勝。千早に次いで二人目のA級選手となった。団体戦においては、格下相手には安定感を誇るが、いざというところで星を落したりする。
競技者としては、長年の経験からくる読みの深さが持ち味で、競技の終盤になるほど追い上げるタイプ。そのスタイルには新も感心していた。


【駒野勉】
いつも机にしがみついて勉強していることから、机君とあだ名されている。かるたにまったく興味がなく、いくら勉強してもテストで負ける太一にコンプレックスすら抱いていたが、太一の言葉に揺り動かされてかるた部に入部。実力的には一番下だが冷静な分析力でチームを支える。高校2年の全国大会でC級で優勝してB級にあがるが、まだまだ実力不足は否めない。


【大江奏】
呉服屋の娘で、和装をこよなく愛しており、古典オタク。はじめは袴が着れるという理由だけで弓道部に所属していたが、千早に引き抜かれる。百人一首にも精通しており、ところどころで和歌の解説もする。高校2年生まで千早が”ちはやぶる”の意味を知らなかったことを自身の責任ととらえるメタな発言もあった。
大会では、自分の店の袴を部員に貸し出して、袴での大会出場を強いるくせがある。
将来の夢として、競技かるたの専任読手を志しているが、条件であるA級選手という壁に悩む。かるた部の男子には千早よりも人気がある。
太一の、千早に対する想いに気づいており、かげながら応援している。

【花野菫】
千早たちの一学年下。完全な恋愛脳で、はじめは太一が目当てで入部。そのため当初は競技にまったく感心を示さなかったトラブルメイカーだったが、周囲の、かるたに対する真摯な姿勢に感化されて徐々に上達を目指すようになる。


【筑波秋博】
千早たちの一学年下。北海道で下の句かるたの強豪だったため、かるたに対する敷居は低かったが、ルールの違いにはじめは戸惑う。その後徐々に実力をつけ、駒野と同等以上になる。全国大会では駒野と交代で出場したりもした。


【綿谷新】
永世名人を祖父に持つ、かるた会のサラブレッド。小学生の頃は全国大会で優勝した経験を持つ。が、自身がA級に昇格した日に、祖父の死に目にあえなかったことから、中学時代はかるたから離れていた。
その後、わざわざ福井の自宅を訪れた千早と太一に感化され、再度かるたに取り組むようになった。高校2年の全国大会では団体戦こそ出場しなかったものの、個人戦では圧倒的な実力を見せ付けて優勝を飾る。
競技者としては抜群の記憶力と、どんな場面でも平常心を失わない強いハートが武器。そして相手より早くとる技術に長ける。作中でも屈指の実力者。


【若宮詩暢】
中学3年生で史上最年少のクイーンとなった才女。京都在住で、小学生の時からかるたをはじめるがこれという師を持たず、札とのつながりという不思議な力で圧倒的な強さを誇る。小学生の頃は新にいつも1回戦であたって負けていたため、クイーンとなった現在でも新との再戦に固執するが、熱発した状態で臨んだ高校生大会の決勝では新に敗れる。ちなみに新以外の対戦者にはほぼ大差で圧勝している。
競技者としては、取り札以外の札にはまったく触れずにとる、という離れ業をやってのける。また、札とのつながりという不思議な力にはほとんどの人間がきづいていない。


【周防久志】
現名人。大学に入ってからかるたをはじめたにも関わらずわずか3年で名人に上り詰めた本物の天才。ただし大学は留年し続けており、名人戦以外の試合には出場しないことから(というよりは自分が認めた相手以外とは戦いたくない)、かるた協会からは疎まれている。
競技者としては千早と同じく感じの良さを武器にしている。



<感想>
他にも重要人物はたくさんいるけどまぁこんなところで。
とにかく団体戦が熱い。それに尽きるといっても過言じゃない。アニメの方は原作を忠実に再現しているので、アニメから入るのもあり。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする