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銀英伝人物評36<ウォルター・アイランズ>

2004年08月23日 10時43分16秒 | 銀英伝人物評
トリューニヒトの子分として、何度か原作内で名前が登場。国防委員長のネグロポンティが査問会の責任をとり辞職した後、その後任におさまる。

トリューニヒト自身が国防委員長をしていた時から、軍需産業との癒着があり、そのおこぼれに与っていた自他ともに認める三流政治業者であった。しかし帝国軍がフェザーン回廊を通過して同盟が滅亡の危機を感じ始めた時、急に使命に目覚めてビュコックら軍首脳をバックアップし始めた。
この劇的な変化が彼の株を上げるとともに、レベロとキャラがかぶって最初の頃はあまり区別がつかなかった(OVAでは外見が似ているので)。そうでもなけりゃたぶん誰それ?で終わったと思うのだが。

トリューニヒトの子分としては、どちらかというと格下の方ではないだろうか。見逃せないのは、トリューニヒトの息がかかった政治家・軍人のうち、フルネームで登場するのはこいつだけだというところ。作者のひいきか。

帝国軍がハイネセンに襲来した時、あっさり降伏勧告を受諾しようとしたトリューニヒトを制しようとするが、ここで過去のスキャンダルを暴露されまくったのは非常に醜悪なシーンだったが、まぁこの頃の同盟の高官はアイランズに限らず、みなこうだったのだろうと思われる。

結局バーラトの和約後は引退してしまった。オーベルシュタインの草刈りにも名前が登場しない(間違いなく捕まったと思うのだが)のは残念。

ヤンがランテマリオ会戦で同盟艦隊を救ってハイネセンに戻った時、彼との会談で、ラインハルトを倒すことが唯一同盟軍が勝つ方策だと聞かされた。この時、アイランズが人生でこれほど真摯に一人の人間の死を願ったことはなかった、というようなことが書かれているのが笑った。
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1 コメント

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Unknown ( )
2019-12-14 19:00:19
この筆者原作読んでないだろ
アイランズは病床に伏したのであって、引退した訳じゃないぞ

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