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ゲーム攻略、読書感想文など。

【トロピコ】その4

2005年04月26日 15時27分09秒 | ゲーム雑記
次にこのゲームの魅力を書いてみよう。

まずユニークなのが、自分のプロフィール作成。これによって住民の初期ステータスがかわり、場合によっては大学が作れないとか、選挙で不正ができない、などの制限が加わる。また権力基盤をCIAが設置した、と設定すると毎年CIAから給料をもらえるという面白い効果もある。

次にこのゲームの目的が面白い。これまでの国家育成シミュレーションだと、単純に国の発展があげられたが、このゲームの目的はあくまで権力の維持にある。無論それには住民を満足させてあげられる施策を行っていけばいいのだが、厄介なことに6つの派閥の存在のおかげで、どうやってもすべての住民を満足させることができない。また、住民は複数の派閥に所属しているから、一気に住民の半分を敵にまわす、などということもありうる。だが選挙で勝つためならなんでもありで、票の操作すらできてしまう。選挙をやらないでもいい。ちなみに選挙は数年ごとに住民から選挙の実施の要望があがってくるので、その時に行うかどうか決定する。そして選挙の実施が決まると一年後の投票日まで現在の自分の支持率が表示される。だから、その一年の間にカーニバルを開いたり減税したりして人気を一気にあげることもできる。
それ以外にも布告で選挙を行うこともできる。住民の幸福度が30台前半だとまともに勝つのは厳しい。
また、敵対派閥についてはそのリーダーを懐柔したり投獄したりして弱めることができてしまう。はっきりいって中盤以降はいかにして権力を維持していくか、という点しか考えない。そんなことを考えている間に50年くらいはあっという間に過ぎる。

逆にいうと、このゲームに派閥要素がなかったらものすごい単純なゲームになる。例えば、トロピコは農業国なため、農地を増やしておいて、後は娯楽施設と教会と住居と医療施設さえ作ってしまえば財政は安定し、住民も各パラメーターの幸福度は上がって、たぶんやることはなくなる。少なくとも共産主義はそれだけで満足させることができてしまう。
しかし実際は、どんな政策を行っても決して全住民を満足させることはできない。常に危ういバランスの上にしか権力がないのだ。

ちなみにマップはランダムで作成されるので、プレイするたびに新鮮なのだが、島の面積や海域、島の標高、植物分布、鉱物分布、住民数、派閥の影響度、経済難易度などは自分で設定できる。お金を無限にすることもできる。だからといって決して簡単にはならないのだが。
また、ランダムマップ以外にはシナリオモードもある。が、これはかなり難しい。

【トロピコ】その3

2005年04月26日 13時38分26秒 | ゲーム雑記
で、前回の続き。

【観光発展!】
次に観光業だ。島内には観光レベルがあり、建物の多いところほど観光には適していない。そこで未開発の場所にドックを建設。そこは旅行者専用ということでヨット限定にしてしまう(スタート時からあるドックは貨物船専用に)。そしたらホテルを建てるのだが、ホテルには三種類のグレードがあるので、まずは安ホテルだけを建てて観光客の入り具合を見ることにした。さらにみやげ物屋とプールとスパとビーチとカジノも周辺に建設。安ホテルの客の入りは順調だったので、次に普通のホテルを建設。さらに高級ホテルも建設。ちなみに高級ホテルは電力を消費するので、少し離れたところに発電所と変電所を設置。高級ホテルに来る客はお金をたくさん持っているため、新たに会員限定のプール、ビーチを設置しておく。さらに飛行場も設置。当然ヨットで来る客よりも飛行機で来る客の方がお金は持っているからだ。ここまでやっておくと観光業での収入は莫大なものになる。
観光地は景観がなにより大事なので、ホテル周辺に小屋が建ってしまったらただちに壊す。

【人気取り】
ある程度進んで、国庫には使い切れないくらい金が増え、住民も800人を超えた。すごい。
娯楽施設がないと住民の娯楽満足度を上昇させることができない。そこでパブ、キャバレー、ナイトクラブ、スポーツ施設、レストランを作ってあげる。さらに住民の満足度を上げるために布告で海外スターのコンサートを行う。これは前提としてナイトクラブの設置がある。他にはスポーツの祭典、カーニバルなども行っていく。住民の幸福度は50に達し(スタート時は42くらい。これを上げるのがまた難しい)、選挙は当然楽勝。
さらに調子に乗って布告で減税を行った。最初に書いたが税金の存在しないこのゲームにおいて、減税とは何をするかというと、国民に金をばらまく行為なのだ。当然住民数に比例してばらまく金額も多くなる。はっきりいってものすごい額なのだが、とにかく国庫には金が余っているので問題なし。

【飴と鞭】
軍国主義派閥からは、住民の数に比べて兵士の数が少ないとのクレームが来た。そこで兵士の数を増やすために兵器庫と監視所をたくさんたてる。監視所は住民の暴動の発生をおさえる役割があるので無駄な出費ではない。兵器庫は指揮官が必要なのだが、ここは監視所を建てる前提として必要なのだ。兵士の数もだいぶ増えた。万が一住民が暴動を起こしても兵士が倒してくれる。だが兵士がクーデターを起こした場合はかなり危険なので、兵士の数は多いにこしたことはない。
ところが監視所の数が増えると、住民の自由満足度が減少する。そこで新聞社・ラジオ局・テレビ局を建てられるだけ建てた。ちなみにこれらのメディア機関は、それぞれ発行する新聞、放送する番組を数種類から選択できるようになっていて、それぞれ効果が違う。

なんて簡単なゲームなんだろう、とこの時は思っていた…

【崩壊】
気が付くと農地で働いている人が激減していた。教育を受けた人間は農地で働くのを嫌がる、というのもあるが、他の職業に比べ賃金が低すぎるというのもある。所得格差は300%までいってしまった。一番給料安いのがトウモロコシ農場だったのだ。そこで各農地の賃金を一気に引き上げた。他にも賃金の安かったところは根こそぎアップさせた。これが国庫にもろに影響したのだが、まぁなんとかなるだろう。
また、発電所で働く人も不足していた。おかげで空港や高級ホテルが電力不足になってきている。そこで海外から人を呼ぶのだが、すぐに他の職業に移ってしまう…。また、大聖堂、大学、病院、テレビ局なども気が付くと働く人がいなくなっている。人口が多いのだ~働き口が余ることはないと思っているのだが…。
兵器庫、監視所で働く人もいなくなってしまったため、軍国主義者の不満が増し、ついに兵士を二分するクーデター勃発。だがこれは抑えることができた。
それだけではなかった。知識人派閥との仲が最悪になったいた。人材不足はこれのせいか?仕方ないので派閥のリーダーにワイロを送ってみた。だがこれではさっぱり効果がなく、逮捕することにした。だが…なぜか逮捕されない。刑務所はあるが、ひょっとして刑務所で働いている人がいないのか、警察が足りないのか、わからん。
国庫は急速に減っていった。そこで思い切ってそこらじゅうの職場の賃金を半分くらいに値下げした。その甲斐あって所得格差は40%台まで落ちていってくれた。
気が付くとアメリカとの外交関係は悪化しており、毎年10000$以上もらっていた経済援助が1000$にまで減っていた。逆にソ連からの経済援助はアップしていた。

そしてついに暴動が発生。あまりの数の多さに兵士では対処できない。なんといっても870の住民のうち750が暴徒と化してしまったのだ。暴徒の一人をクリックしてみると、どうやら夫と息子は解放戦線で戦死したらしい。よくみると死体があっちこっちに転がっている。

で、ゲームオーバーになるかと思ったらなぜかゲームが強制終了された。そんなあほな。

【トロピコ】その2

2005年04月26日 12時13分44秒 | ゲーム雑記
では、ゲームの雰囲気を知ってもらうためにチュートリアルの様子を。

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チュートリアルでは実際にゲームがスタートされ、その中で色々な指示や運営の仕方を教えてくれ、チュートリアルが終了するとそのままゲームを続行できるようになっている。

チュートリアルスタート時点で人口は30人。国庫は10000$。建物は大統領府と農地×4とドックと、住民が住む小屋がいくつか存在するのみ。ドックはスタート時における唯一の海外との窓口で、移民や旅行者はすべてここから国内に入ってくる。ちなみに移民は貨物船、旅行者はヨットで来る。

【農地改革?】
まずはじめに農地はすべてトウモロコシを栽培しているので、そのうちのひとつをコーヒーに変更する。コーヒーの方が収益がいいからだ。ただし作物が育つまでに1年、輸出して利益が還元されるまでにさらに1年が必要となる。トウモロコシは住民の食糧でもあるのだが、とりあえず3つあれば十分。
次にトウモロコシ農場で働いている人を一人解雇。そしてコーヒー農園の労働者を増やすために、ここの賃金を少しあげた。

【宗教改革?】
住民は皆、信仰心が篤いため教会は必須。そこで教会の建設を行うのだが、もちろん神父がいないと話にならない。ところが神父は教育を受けた人間でないとダメなのだ。そこで海外から神父を招くことに。
海外から教育を受けた人間を招くには高い金がかかる。教会以外にも診療所や病院、発電所、兵器庫、高校、大学などニーズはやまほどあるので、とてもじゃないが、それらの人員をいちいち海外から招いていられない。そこでチュートリアル終了後に高校と大学は建設した。これは何度プレイしても同じことだ。

【経済改革?】
次に布告を出す。布告の内容は「建設許可」というもので、建造物が立つ際にワイロをとることができる。この布告を出して以降はどんどんスイス銀行の口座に預金が貯まっていった。

ここらへんでチュートリアルが終わったような気がする。
さて、この後のプレイについて、書いていこう。

【産業改革?】
工業を発展させるために缶詰工場を建てた。実は農作物はそのまま出荷するよりも缶詰工場で加工した方が高く売れる。また森林に伐採所を建てる。これだけで材木の輸出ができるのだが、さらに製材所も作っておくと家具へ加工して出荷(もちろんその方が高く売れる)。また、手っ取り早く収入を得るために農地は一気に増やした。タバコ農場を作り、さらに葉巻工場を作る。

【インフラ整備】
このゲームの特徴として、輸出物はすべてドックに運ばないと輸出できずに在庫として残ってしまう。で、運ぶには運送業者が必要なので、農地や工場の数が増えるほどに運送業者もたくさん作らないといけない。また、建物を建てるにしても建設業者が必要なため、これもたくさん増やしておく。
また、住民は坂を上るのを嫌がる(山の上にある採掘所には就業者がつきにくい)ため、道路を作ってあげた。
医療不足も深刻になってきたので診療所・病院も建てる。ちなみに専門は予防・産科・介護の3つから選ばないとならないので出生率のあがる産科をメインに増やしていった。
宗教派閥からは大聖堂の建設を要求してきたのでこれも建てた。ちなみに大聖堂があると、布告で「異端」を出すことができる。これは特定の人間に異端者の烙印を押すことができ、それによりその人間の社会的影響力を無くすことができるという恐ろしい布告だ。またローマ法王を呼ぶこともできるのだが、これは宗教派閥との関係が良好でないとダメなので実現できず。
住民の住居も重要で、実は住むところがない住民は勝手に小屋を建てて暮らし始める。しかし小屋に住む人は住居満足度が低いのは当然で、アパートを建ててあげる。他にマンションや普通の一戸建て、高級住宅、別荘、飯場などあるが、安価で多人数を収納できるアパートが一番便利。ちなみにこれらの住居は家賃を設定して、それを国庫に収めることができるのだが、あえてアパートは家賃0にした。なぜかというと、家賃があると働いていない年寄りが住めなくなってしまうからだ。

長くなりそうなので、とりあえずここまで。

【トロピコ】その1

2005年04月26日 11時11分27秒 | ゲーム雑記
この間、トロピコというPCゲームを買った。

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011207/tropico.htm

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どんなゲームかというとシムシティみたいな箱庭系のゲームである。

舞台となるのはカリブ海に浮かぶ島国「トロピコ」。プレイヤーはこの国の大統領となって数十年間の統治を行う。
で、やることといえば

1.建物を建てる(住宅、農地、工場、教会、娯楽施設、観光施設etc)
2.布告を出す(ポイ捨て禁止、減税、識字率向上、軍・警察再教育etc)
3.金額設定(住宅の家賃、農地や工場などの給料)

大雑把にいうとこれらを延々とやっていくわけだ。
また、このゲームの特徴としては

・税金が存在しない。そのかわり家賃や産業の収入はすべて国庫に入る。
・住民一人一人に名前、年齢、職業(具体的にどこの農地で働いているかなど)、満足度(住居、仕事、宗教etc)、派閥(というか思想)、家族構成などが決められている。ちなみにゲームはスタート時は数十人規模で、どんなに発展しても1000人にたどり着くのは至難。
・1950年がスタート年。外交はアメリカとソ連の二国のみ。このどちらかと外交関係が悪化すると軍艦を差し向けてくる。外交関係は国内の資本主義派閥・共産主義派閥との関係によって決まる
・政治派閥がある(後述)
・食糧は自給自足なので必ず農地を国内に作って人口に見合うだけの生産量がないと住民が餓死する
・プレイヤーには初期設定として権力基盤、出身、欠点、長所などがあり、これらが統治に影響してくる。またスイス銀行に個人の財産を貯めておくこともでき、この金額をゲームのクリア目標にすることも可。
・選挙があり、これを行わないと住民の暴動が起きる場合もあり、アメリカとの外交関係も悪化する。ただし選挙は不正を行って勝つこともできる。
・住民は職業選択を自由に行う権利を持っている。教育を受けた人間は農地で働くのを嫌がり、同じ職業でも給料の高い方が人気がある。また一部の職業は教育を受けていないと就けないが、海外から招くことができる。しかし、招いた人間がすぐにその仕事を辞めてしまう場合も多々ある。

ゲームは政治派閥というのがあり、これらのバランスの調整が最大のネックとなっている。
派閥は

1.資本主義者…工業や観光業によって国を発展させないと怒る。この派閥との関係が良好だとアメリカとの外交関係も良くなり、アメリカからの旅行者も増える。
2.共産主義者…賃金に格差があると怒る。また教育を受けた人間が収入がいいのが許せない。この派閥との関係が良好だとソ連との外交関係も良くなる。
3.軍国主義者…兵士を多くしないと怒る。ちなみに外国との戦争はないので、兵士の役割は暴動の鎮圧、住民の監視など。ただし兵士がクーデターを起こすこともある。その場合は大統領側と反乱側に分かれ、大統領側が敗れるとゲームオーバー。
4.知識階層…国内の教育レベルが低い(大学が未設置など)と不満を抱く。
5.宗教者…国内に教会や大聖堂がないと不満を抱く。また不道徳な布告を出すと怒る。
6.自然保護主義者…エコロジスト。環境汚染が進むと怒る。

こんな感じで、彼らすべてを満足させるのはほとんど不可能に近い。

とりあえずここまで

真・三国無双4

2005年04月15日 15時33分39秒 | ゲーム雑記
Lv4武器は曹丕と張角以外はゲット。
曹丕は何度やっても失敗する。張角はやる気もおきない…

それにしても今回は3や2に比べてだいぶ簡単になった気がする。
貴重品をとるときに輸送隊がいなくなったのもあるし、全キャラが使いやすくなったのもあるかな。
それに弓攻撃をくらってもそんなにダメージ食らわない。

不満だったのはシナリオが短いこと。8ステージあるのが劉備、曹操、孫堅、左慈だけだもんなぁ

次回作で登場させて欲しい武将は、魏だと賈詡、夏侯覇、荀、呉は魯粛、諸葛瑾、蜀では蒋琬、馬岱、王平、周倉、その他では献帝、公孫讃あたり。