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ゲーム攻略、読書感想文など。

ゲーム雑記【いただきストリートDS】

2007年06月29日 13時07分48秒 | ゲーム雑記
おととい夜勤用に買ってきてはまってる。



ゲーム内容:
昔エニックスから出たSFC版をやったことある人はわかると思うが、ようするにモノポリーをベースにしたゲーム。ただし株の使い方が勝敗を大きく分けるところがミソ。

各マップは双六のようになっていて、マップ構成は以下のとおり。

 ・銀行がスタート・ゴール地点
 ・それ以外のマスは店
 ・店は4つごとにエリア分けしてある
 ・カジノ(マップ内に1箇所)
 ・必ずスペード、ハート、ダイヤ、クラブのマスが1つ以上
 ・マップによってはワープゾーンなどの仕掛け
 ・☆マークのマスに止まると他人の店の収入の分け前が入る
 ・休みのマスに止まると次の番まで自分の店は休業になる

となっている。プレイヤー(CPU含めて必ず4人)は自分の番がきたらサイコロを振って出た目の分だけ進み、スペード、ハート、ダイヤ、クラブのマスを1回づつ通過して銀行に戻ると賞金がもらえる。それを繰り返して、目標金額に届いた人がゴールすれば終了、という流れになる。
止まったマスが持ち主のいない店または土地の場合、自分が買うことができるが、すでに誰かが所有している店だった場合は強制的にお金を払わないといけない。
また、自分の店は増資することで徴収金額を上げることができる。例えば最初は50の店が増資し続けて2000になったりする。

お金の稼ぎかたは上述の銀行と店の収入以外に株がある。
株の説明は以下のとおり。

 ・マップ内は4店舗ごとにエリアに区切られており
  エリアごとに株券が存在する。
 ・株は銀行を通過した際に購入することができる
 ・株価は誰かが大量に購入したり売ったりした際に変動する
 ・株価はそのエリアの店に増資することで大幅に上がる。
 ・エリア内で誰かが店に止まって金を払うと、株を持ってる
  プレイヤーに配当金が支払われる
 
概ねこんな感じ。ただし株とエリアの関係は非常に重要で、増資すると株価が上がるから、単純に考えれば自分が店舗を持つエリアの株をたくさん買って、店に増資すればいいわけだが、増資には限度額がある。ただし同じエリア内持つ店の数が多ければ(といっても最大4つだが)増資の限度額が飛躍的に上がるのだ。

つまり株で儲けたかったら、同じエリア内の店を独占し、そこのエリアの株をたくさん買い、ばんばん店に増資すればいい。基本的にはクリアするパターンはそれ1本といっていい。

といっても同じエリア内の店を独占するのは結構難しい。すでに他のプレイヤーが店を買ってしまっていたら、5倍の値段を出さないと買収できないし、そもそも買収するにも、その目的の店に止まらなければならない。

また、株は何も自分の店があるエリアのを買う必要もない。上に述べた法則はCPUにもあてはまるため、誰かCPUが店を独占してるエリアがあったらそこの株をたくさん買っておき、あとはCPUが増資するのを待っていればいいのだ。
特に手持ちの金があっという間に尽きる序盤はどこの株を買っておくかがわりと重要になる。

まぁ上の説明を全部読むと非常に複雑なゲームに思えるかもしれないが、やってみると結構単純。

以上が基本ルールとなる。とりあえずここまで。

アニメ雑記【鋼鉄三国志】その3

2007年06月29日 12時36分55秒 | アニメ雑記
さて、昨日は夜勤だったのでビデオに録画して見たのだが。

前回出番もセリフもほとんどなかった趙雲がやっとしゃべった。この趙雲もかっとんでいて、顔の下半分を覆面で覆っていて、意外にかっこいい。そして性格はさらにかっとんでいる。諸葛亮の居所を聞く陸遜に対し、「教えな~い」と言うのだ。
劉備に続いてヒットした。そういえば今週は劉備登場しなかったなぁ。

諸葛亮は今回も活躍というかほとんど最初から最後まで出ずっぱり。注目すべきは夜中に周瑜と酒を酌み交わしたと思ったら「鍼をいただきたい」という意味不明な要求をして、上半身裸の状態でベッドに(そもそもなんでベッドがあったのか不明だが)うつぶせ。ひょっとしてマニアにとってはサービスシーンなのか!?

陸遜とのラブラブも全開。陸遜と一緒にいる時間を「至福の時」と言ったり、愛とか言ったり・・・どう考えても諸葛亮に対する冒涜に違いないのだが、口でいうほど陸遜を愛してるのかどうかがいまいち不明な素振りだったりするので複雑怪奇。

結局今回は諸葛亮の殺害を決意した周瑜だったが間一髪で陸遜が逃がすというオチで終わった。てゆーかそれすらも見越してんじゃないか諸葛亮。

さて、今回は魯粛もちょっとだけ諸葛亮と会話。孫権よりも美しいと、頬を赤くしながら諸葛亮を褒め称える魯粛…そもそも美しさを比べるのがおかしいのだが。で、そんな魯粛に何か(短刀?)を渡した諸葛亮。「判断に困ったときに使ってください」ってこれは何かの伏線だな。意外に芸が細かい。

最後に凌統。一緒に食べるはずの晩飯をキャンセルして諸葛亮に会いに行った陸遜に焼もちをやく。おかしいだろ、それ。

【読書感想文】夢・出逢い・魔性

2007年06月27日 03時56分31秒 | 読書感想文
Vシリーズ第4弾。今回は珍しくすっきり解決。




『夢・出逢い・魔性』
作者:森博嗣

ストーリー:
紅子、小鳥遊、香具山の三人はクイズ番組出場のために東京へ訪れる。それに便乗して保呂草も同行した。テレビ局に勤める友人からディレクターの柳川が脅迫されていて、その脅迫相手を突き止めたいという話を聞き、知人の探偵・稲沢を紹介する。さっそく局内で柳川と会うことになった稲沢だが、柳川は局内の密室で何者かに銃で撃たれて死んでいた。銃声らしき音を聞いた保呂草と稲沢だが現場には花火のような匂いがしていた。そして柳川は銃で二発撃たれていた。また、紅子たちは音の聞こえる前に、柳川が死んだ部屋からタレントの立花亜裕美が出てくるのを目撃していた。
偶然トイレで立花に出会った小鳥遊は車で逃がしてくれるよう頼まれ、彼女のマンションまで送る。柳川と関係のあった立花から聞いた話によると、柳川は夢の中に若い頃に事故で死なせた女性が出てきて、自分を狙っているという。
そしてその夜、テレビ局に現れた犯人と思われる女性は、小鳥遊の履歴書を盗んでいった。
一方、警察や稲沢の調査から、事故死した女性は確かに死亡していることが確認された。果たして柳川を狙っているのは何者なのか・・・

感想:
今回は真犯人の意外性というよりは心理的盲点を突いたうまさが光る。また今回も小鳥遊が色々ひっかきまわしたりするのだが、だんだん許容できるようになってきた・・・。また、保呂草は稲沢と組んで色々活躍。その稲沢は最後に意外な正体が明らかに。
前作に比べると不条理に感じるところは少なく、トリックもそれほど複雑ではない。でも犯人の動機は相変わらず複雑。


【読書感想文】月は幽咽のデバイス

2007年06月26日 05時32分33秒 | 読書感想文
Vシリーズ第3弾。色んな意味で難解。



『月は幽咽のデバイス』
作者:森博嗣

ストーリー:
篠塚家が住む家は狼男が出ると噂されている、通称月夜邸という大豪邸。紅子と保呂草は篠塚家の令嬢・莉英に誘われて彼女の婚約披露パーティーに参加した。総勢10名のパーティーは和やかに行われていたが、途中から姿が見えなかったファッション・デザイナーの歌山佐季がパーティーの部屋の隣にあるオーディオルームで死体となって発見された。オーディオルームに入ったのは莉英だけであり、その後、いつの間にか鍵がかかっていたため、オーディオルームは密室状態になっていた。
しかも佐季の死体は何者かに引きずりまわされた跡があり、部屋には大量の水がこぼれていた。果たして犯人はどんな意図でそんなことをしたのか・・・。

感想:
今回はいつものすっきりしたトリックではなく、かなり色々難解だったりする。篠塚邸の構造を理解することが重要なのだが説明を読んでも全然頭に入らなかった。

最初から読み直すと伏線があちこちに張ってあるのだが、まぁそれでも真相はわからんだろう。

前作でVシリーズのある特徴に気づいたのだが、それは何かというと、事件の真相を全部語っていないまま話が終わってしまうということ。これが作者のスタンスなのかいまいちわからないが、今回も実は解かれていない謎がひとつある。もっというと真相が別にあってもおかしくないまま終わっている。
そういえばS&Mシリーズでもそんな感じのはいくつかあったなぁ。

紅子と七夏のいがみあいもヒートアップ。というか林って無神経だよ、どう考えても。
あと小鳥遊練無が今回活躍。
前作で登場した森川素直は阿漕荘に引っ越してきて出番は多いのだが、明らかにまわりからどうでもいい奴的扱いをうけてるのは泣けた。

幽咽ってどういう意味だろう。
タイトルの意味は最後の方で明かされるが、まぁトリックとかにはあまり関係ないかな。

【読書感想文】人形式モナリザ

2007年06月22日 04時44分28秒 | 読書感想文
Vシリーズ第2弾。今回は珍しく速攻解決。



『人形式モナリザ』
作者:森博嗣

ストーリー:
小鳥遊練無のバイト先である長野県のペンションに遊びに行った紅子、保呂草、そして香具山紫子の三人。そのペンションを経営している大河内家には複雑な血縁があり、近くの人形館を経営している岩崎家、そして美術館に絵を寄贈した中道家にもからみがあった。
美術館へ保呂草と紫子が美術館へ行くと、美術館に飾っていた絵が盗まれたという事件がおきていた。一方、人形館へ行った紅子はそこで岩崎家がやっている伝統芸能の乙女文楽を鑑賞した。
翌日、みんなで乙女文楽を鑑賞していると、舞台上で演技をしていた岩崎麻里亜が血を吐いて倒れた。あわてて人形館を閉じると、今度は舞台にいた祖母がナイフで刺されていた。
岩崎家には2年前にも同じような殺人事件が起きており、今回凶器で使われたナイフがその事件と対のものであることから、同一犯によるものと断定された。
果たして犯人は誰なのか…。


感想:
今回は登場人物がやたら多く、人間関係を覚えるのが大変(というか寝ぼけながら読んだので全然覚えられなかった)なのだが、これがわからないと事件の真相が読めない。紅子と保呂草は最初の段階で犯人を特定できており、実は真犯人を当てるだけなら難しくはない・・・らしい。ミナミはわからなかったが。

ただし最後の1行で大どんでん返しが待っており、これはさすが森作品だなぁと感心する。でも登場人物がきっちり頭に入っていたらもっと面白かっただろうなぁ。

また、今回は前作にもましてぐちゃぐちゃな会話(ほんとに意味のない会話)が多く、そこは正直言って好きになれない。もっとスタイリッシュにしてほしいと思った。それさえなければ傑作なんだけどなぁ・・・と個人的には思ってる。
あと、紅子のエキセントリックな性格についていけないっていうのが一番きついなぁ。

林の愛人の祖父江七夏が初登場。紅子との顔合わせの時は大人しい女性っぽく描かれていたが、そのあと思いっきり期待を裏切られた。

タイトルの意味は最後の方でやっと明かされる。