ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

通過点

2012-11-07 00:19:09 | Weblog
結局昨晩も寝落ちして、『寝ながら学べる構造主義』を読み終わらず。
どうやら風邪を引いたらしく、鼻水が止まらない。

今朝「会社を休みたいな~」と思ったのだけど、
納期が近づいていることに気がつき、頑張って行った。
やはり、中国人の部下くんは、スケジュールをまったく考えていなかったらしく、
私が指示した時間をかなり超過しているのに、
そんなこと忘れてしまっていたらしかった。
どおりで昨日、ミーティングが終わって席に戻ると、
速攻で帰ってしまっていたわけだ。

で、朝からこんな会話。
私「あとどれだけ残ってるの? どのくらいの時間がかかるの?」
部下くん「あと2本です。たぶん1本に2時間」
私「まだそんなに残ってるの? 他にもあるのに、間に合わないね。
 今日は帰れないだろうね。で、それでも今までのやり方じゃ終わらないね。
 どうしたらいいと思う?」
部下くん 沈黙の後「がんばります」
私「今までだってがんばってたじゃん。どうしたらいいと思う?」
部下くん「がんばります」
私「わかった。じゃあ、やってて、何が一番難しいと思うの?」

部下くんは、高卒ほやほや、というわけではない。29歳男性だ。

日本人との会話だったら、とっくにキレてるだろう。
でも、中国人の部下くんとの会話だと、あまり腹は立たない。
文化背景が違うから、しょうがない、と思う。

ということで、夜の22時まで部下くんの仕事に付き合ってから帰ってきた。
新しく入った、上海に来たばかりの日本人の同僚から、19時過ぎにこう言われた。
「日本人がする仕事の質ってやっぱり高いですよね。
 日本でずっと完成度を求められる仕事をしてきて、ここで満足できるんですか?」と。

「日本の仕事って、重箱の隅をつつくような仕事ですよね~。
 こいつら(愛情をこめて)との仕事は毎日が想定外。面白いですよ~」と言ったら、
そんな境地にはなれないだろうし、なりたくもない、というような反応が返って来た。

でもそのあと、その人は中国人の部下くんたちに、
「日本人と中国人がフラットな関係で仕事してて、驚いた。いいね~」と言っていたから、
まだ上海で働くことに慣れてないんだなあ、と思った。

私にとって、いまの仕事は、
結果を楽しむより、プロセスを楽しむやり方になってる。
仕事は結果を求められるものだから、これじゃいけないのかもしれないけど、
でも、結果だって、もっと長い目で見たら、単なる通過点にすぎないもの。
だから、プロセスを楽しむほうが、毎日が明るいような気がする。


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