ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

マニア話

2012-11-22 00:13:25 | Weblog
今日は、昼間に会った人とも、夜に会った人とも
三国志談義で盛り上がってしまった。

三国志演義に詳しいのは、中国人よりも日本人のほうで、
中国人と話そうとしても、あまり盛り上がらない。
これは、日本には三国志に関する魅力的な小説や漫画があることのほか、
あと私たちの世代だとゲームの影響が大きいと思う。

中国はその点、文革の時代に止まったとも言える。
最近ようやく、歴史に関していろいろな解釈が試みられるようになったばかりだ。

ということで、日本人の三国志マニアが語り始めると、
中国人はいっさいついてこられない。
これがまた、面白い。

私はそんなに中国史マニアじゃないけれど、
いちおう大学で勉強したし、それなりに本も読んだので、
まあ、なんとなくマニアの会話について行けるくらいだと思う。
今日は、三国志の話からの展開で「かくきょへい」と言われ、
漢字は思い出せなかったけれど、
どんな人かは、なんとなくぼんやりとイメージできる。

ちなみに、パソコンで漢字変換したら、各挙兵となったんだけど、
正しくは「霍去病」。
前漢の時代に匈奴と戦った人(だったと思う)。

なぜか締めの話題は、ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』 だった。
哲学科卒の人だったから。

ハイデガーやフーコー、あとデリダの話もちょっとして、
「いや~、変わってるね~」と言われたんだけど、
その言葉はそのままお返ししたいと思う。
上海の安い日本料理屋の座敷で、延々何時間もそんな話をするなんて。

ただ、よくよく考えると、
私にとってはよくあるシチュエーションなので、
やっぱり類は友を呼ぶんだなあ、と思う。

最後に三国志に戻るけど、定軍山には、いま何もないらしい。


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