ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

留学中とは違う

2011-09-25 20:06:07 | Weblog
最近、留学中とは違うなあ、と思うことがある。

上海に来て、もうすぐ3ヶ月。
いろんな日本人と出会ったけど、上海に来ている目的は様々なので、
留学中のように、みんなが中国語を話せるようになろう、と
努力しているわけではない。

だから、最近よく、
「中国語を話せる人と一緒だと安心だから、今度一緒に出掛けよう」と言われる。
上海は都会とはいえ、まだまだ暗黒大陸のような印象の人も多く、
また、「中国語を話せないことがこんなに不便だとは思わなかったし、
漢字もこんなに読めないとは思わなかった」と、驚いたように言う人も多い。
ローカルのお店に入ったり、小旅行にも行きたいけど、正直言って怖い、
だから、話せる人がいると安心だから連れて行って、と。

私にとっては、天国のように便利になった上海なんだけど・・・、
同じ日本人でも、受け止め方は様々なんだなあ、と、つくづく感じる。

友だちとしてすごく好きで、ぜひ一緒に上海を歩きたいと思う人は、たくさんいる。
その場合は、その人がまったく中国語を話せなくても、喜んで出掛ける。
でも、相手が上海に住んでいる人で、まだそれほど親しくない人だったり、
知り合ったばかりの出張者だと、まず最初に「ちょっと面倒だな」と思ってしまう。

当然、私も仕事で疲れていることが多いわけで、
誰とも話したくない心境のうえ、特に中国語は面倒!というときはある。
しかも週末はほとんどがそんな気分だ。

もともと、日本でも休日は家に引きこもっている方だったし、
仕事でないときは、まずもって団体行動ができない。
出掛けた先で、「○時にあそこで集合ね、それまで自由行動!」と
気兼ねなく言える人でないと、一緒に出掛ける気になれない。

ただ、中国での外食は、大人数があたりまえの食事になっているから、
何かを食べるために集まるのは、嬉しいし楽しみだ。
誘ってもらえてありがたい、と思う。
ただ、それを超えて何かを一緒にする、というのは、身構える。

というのも、日本人の場合、
相手にドップリお任せになる人が多いので、まるでタダ働きのツアコン状態になる。
それに、予想外のことが起きたときに、その人がどんな反応をみせるか、すごく不安だ。

あと、面白いと思うポイントは人によって違うわけなので、
私が行きたいところに、納得するだけ時間がとれるとは限らない。
得てして、自由に動ける立場の人のほうが、相手に合わせることになる。

特に私の場合は、庭園に座ってボーッとするのが好きなので、
それほど親しいわけではない人が一緒だと、安心してボーッとできない。
相手が日本人だからといって、安心できるわけではないし、
逆に、何を話しているかわからない中国人の中にドップリつかっているほうが、
よほど自由な気持ちになれることも多い。

なので、やっぱり一人がいいなというのが、これまでに学んだこと。

私は私で、上海歴の長い先輩たちに、いろいろ助けてもらっているわりには、
あまり他の人の役に立とうと思っていないわけで、非常に自分勝手だという自覚はある。

まあ何と言うか、日本人は団体行動ができる民族だけれど、
それはイコール「誰かに付いて行く」という文化でもあるわけだから、
当然、その際の安全とかいろいろなことについて、
先導役はかなりの責任を感じるわけで、何かを仕切る役目は大変だ。
何が起きても、私のせいじゃない、と思えればいいんだけれど、
日本人だから、どこかで責任を感じたり、申し訳なかったと思ってしまう。
ということで、仕事以外は一人でいたいと思うんだろう。
欧米の人って、どんななんだろうなあ。


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