香港の学生たちの主張を見ていて、
そういや、もとから共産党の支配下で生まれた人以外で、
「中国人民」になりたいと言う人はいないと思った。
私が知ってる上海人は、自分を「上海人」だと思っていて、中国人民とは思っていない。
外省のアホどもと一緒にするな、ぐらいな勢いだ。
ついでに、香港人は自分たちよりも「ハイカラ」なので、目の上のたんこぶくらいな感じ。
中国人民だと思うのは、抗日のスローガンを叫んでいるときくらいじゃないだろうか。
それすら、上海人はダサいからやらないだろう。
だから上海だけで独立したい、などと言い出す。
それにしても、香港の学生は、粘るし、すごいなあ、と思う。
大陸の大学生たちは、もうすっかり、あきらめきっている。
天安門事件のようなパワーの発露はなく、長いものに巻かれつつ、
もうバブルは終わった後の世代なので、とりあえずなんとなく、という感じだろうか。
バブルのツケと言うべきか、北京はすごい大気汚染だ。
今日は上海も空気が灰色だったらしい。
上海のスタッフが、灰色のことを、「北京色」または「PM2.5色」と言っていた。
それでイメージが共有できるくらいだ。
そんな昨今、日本と中国が違うなあと思うことがある。
日本では、もし首都東京が北京並みの空気汚染だったら、東京人は差別されるだろう。
日本は1945年の頃から、被爆者に対する偏見と、
原爆の被害地の人たちには言われのない差別があった。
高度経済成長期には、公害発生地区の人も。
そして、いまは福島の原発が同じような差別を生み出しているという。
でも、中国ではそういう話を、あまり聞かない。
もっとも、ぜんぜん違う差別はある。
出身地による差別は、それこそ日本よりひどいだろう。
でも、環境汚染をネタに、その地域すべてを差別する、
しかもそれが都市レベルであることは、あまり聞かない。
とにかく、汚染がひどい地域からは「逃げ出せる」人が勝ち組、
逃げ出せない人は負け組、くらいな違いだ。
だから、一番は、中国という国から逃げ出せる人が勝ち組だ。
香港の人たちとは、自分の生まれ育った土地に対する愛着心が全然違うと思う。
だからこそ、中国人が日本に対して抗日運動をやると、
最近はすごく猜疑的に眺めてしまう。
あんたらそこまで、愛国心あるっけ? 自分の故郷に愛着あるっけ?と。
でもそれは、実際に抗日戦争を戦った人たちの想いとは違うと思う。
あの時代の人たちは、どこの国の人たちも、
自分の国のために一生懸命戦ったと思う。
日本も、中国も、韓国も、そして他の国の人たちも。
それは、否定されるべきことではないだろう。
そういや、もとから共産党の支配下で生まれた人以外で、
「中国人民」になりたいと言う人はいないと思った。
私が知ってる上海人は、自分を「上海人」だと思っていて、中国人民とは思っていない。
外省のアホどもと一緒にするな、ぐらいな勢いだ。
ついでに、香港人は自分たちよりも「ハイカラ」なので、目の上のたんこぶくらいな感じ。
中国人民だと思うのは、抗日のスローガンを叫んでいるときくらいじゃないだろうか。
それすら、上海人はダサいからやらないだろう。
だから上海だけで独立したい、などと言い出す。
それにしても、香港の学生は、粘るし、すごいなあ、と思う。
大陸の大学生たちは、もうすっかり、あきらめきっている。
天安門事件のようなパワーの発露はなく、長いものに巻かれつつ、
もうバブルは終わった後の世代なので、とりあえずなんとなく、という感じだろうか。
バブルのツケと言うべきか、北京はすごい大気汚染だ。
今日は上海も空気が灰色だったらしい。
上海のスタッフが、灰色のことを、「北京色」または「PM2.5色」と言っていた。
それでイメージが共有できるくらいだ。
そんな昨今、日本と中国が違うなあと思うことがある。
日本では、もし首都東京が北京並みの空気汚染だったら、東京人は差別されるだろう。
日本は1945年の頃から、被爆者に対する偏見と、
原爆の被害地の人たちには言われのない差別があった。
高度経済成長期には、公害発生地区の人も。
そして、いまは福島の原発が同じような差別を生み出しているという。
でも、中国ではそういう話を、あまり聞かない。
もっとも、ぜんぜん違う差別はある。
出身地による差別は、それこそ日本よりひどいだろう。
でも、環境汚染をネタに、その地域すべてを差別する、
しかもそれが都市レベルであることは、あまり聞かない。
とにかく、汚染がひどい地域からは「逃げ出せる」人が勝ち組、
逃げ出せない人は負け組、くらいな違いだ。
だから、一番は、中国という国から逃げ出せる人が勝ち組だ。
香港の人たちとは、自分の生まれ育った土地に対する愛着心が全然違うと思う。
だからこそ、中国人が日本に対して抗日運動をやると、
最近はすごく猜疑的に眺めてしまう。
あんたらそこまで、愛国心あるっけ? 自分の故郷に愛着あるっけ?と。
でもそれは、実際に抗日戦争を戦った人たちの想いとは違うと思う。
あの時代の人たちは、どこの国の人たちも、
自分の国のために一生懸命戦ったと思う。
日本も、中国も、韓国も、そして他の国の人たちも。
それは、否定されるべきことではないだろう。