11月7日、亡き母の誕生日より、不思議なめぐり合わせが続いている。
そして、一番素晴らしかったのは、ようやくすべてのピースが集まり1つの絵になりつつあること。
それを実感していること。
私にとって、我が家の最大の謎は、
なぜ父も母も離婚したくなかったのに、離婚したのか、ということだった。
ずっと私は、両親が離婚したのは自分のせいだと思ってた。
だから、私は自分がずっと赦せなかった。
でも、両親がいろんなときにつぶやいた一言を、いまふと思い出す。
そして、それらを繋ぎ合わせてみると、
彼らは無意識のうちに、私を守るために危険を事前に察知し、
離婚したんだと思えるようになった。
離婚してすぐに、父はすごい多額の借金を負った。
家に取り立ての人も来たけど、離婚していたから、あの家を手放さずにすんだ。
そして成人してから、最後のローンは私が返して、ちゃんと手元に残った。
母は、私が父を受け入れるまで、植物状態で14年も生きた。
その間、福祉を利用することによって、私はまがりなりにも普通の生活ができた。
そして、母は安心して逝った。
母が亡くなる少し前から、私と父は一緒にお酒を飲むようになった。
20年ぶりとは思えないほど気があって、いろんな話をした。
そして父は、いくつかすごく不思議な体験を話してくれた。
そうした父の話のひとつを、11月7日の友人との語らいで、偶然にも思い出した。
先日、バンコクの暁の寺に行き、『豊饒の海』を思い出してから、
「また会うぜ、滝の下で」という清顕の言葉が、頭の中でグルグル回っていた。
何かにめぐり会う前兆だと思った。
そんな気持ちからか、バンコクの街角では、
毎朝どこかのおじさんが丁寧にお清めしている仏像に向かって、
真夜中、自分でも気づかないうちに五体投地していた。
心から祈るというのは、気持ちがいい。
両親は、もともと私を産み育てるために一緒になって、
そして、別れてなんかもいなかった。
私たちの繋がりは、そういう次元じゃなかった。
彼らは、単に私を失わないことだけを願っていただけだったんだ。
そして、一番素晴らしかったのは、ようやくすべてのピースが集まり1つの絵になりつつあること。
それを実感していること。
私にとって、我が家の最大の謎は、
なぜ父も母も離婚したくなかったのに、離婚したのか、ということだった。
ずっと私は、両親が離婚したのは自分のせいだと思ってた。
だから、私は自分がずっと赦せなかった。
でも、両親がいろんなときにつぶやいた一言を、いまふと思い出す。
そして、それらを繋ぎ合わせてみると、
彼らは無意識のうちに、私を守るために危険を事前に察知し、
離婚したんだと思えるようになった。
離婚してすぐに、父はすごい多額の借金を負った。
家に取り立ての人も来たけど、離婚していたから、あの家を手放さずにすんだ。
そして成人してから、最後のローンは私が返して、ちゃんと手元に残った。
母は、私が父を受け入れるまで、植物状態で14年も生きた。
その間、福祉を利用することによって、私はまがりなりにも普通の生活ができた。
そして、母は安心して逝った。
母が亡くなる少し前から、私と父は一緒にお酒を飲むようになった。
20年ぶりとは思えないほど気があって、いろんな話をした。
そして父は、いくつかすごく不思議な体験を話してくれた。
そうした父の話のひとつを、11月7日の友人との語らいで、偶然にも思い出した。
先日、バンコクの暁の寺に行き、『豊饒の海』を思い出してから、
「また会うぜ、滝の下で」という清顕の言葉が、頭の中でグルグル回っていた。
何かにめぐり会う前兆だと思った。
そんな気持ちからか、バンコクの街角では、
毎朝どこかのおじさんが丁寧にお清めしている仏像に向かって、
真夜中、自分でも気づかないうちに五体投地していた。
心から祈るというのは、気持ちがいい。
両親は、もともと私を産み育てるために一緒になって、
そして、別れてなんかもいなかった。
私たちの繋がりは、そういう次元じゃなかった。
彼らは、単に私を失わないことだけを願っていただけだったんだ。