ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

身のほど

2011-06-18 22:46:09 | Weblog
昨日は、むがーっと叫びたくなるミニコンサートに行き、
私はなんと心がせまい人間なのかと思った。
せっかくの時間と場所が、もうもったいない!
あなたの自己顕示欲を満たすために私はいるのではない!
と、一度思ってしまうと。
その場でそこそこ楽しもう、という感覚が消え失せる。
ピアノコンサートなのに、耳を塞いだ。

いや、そこまで嫌う必要はないのだけど、
そう、合わないところが気になってしまうと、もうダメなんだな。

この潔癖性をどうにかしたいと思ったことはあるが、
いや、あまり真面目にどうにかしようとも思っていないのか。
どうして、それが、私にとって、むがーっなのかを
そのあと考えることは、それほど無駄なことではない。
・・・ような気がする。

とりあえず、私の夢想を遮るような、
強い演奏が好きなのではない。
いや、そこまで強いのならば、突き抜けていた欲しいと思う。
すべてをねじ伏せるほどの、何か突き抜けたもの。
そこまでの力量がないのなら、
謙虚な演奏であってほしいと思う。

そして、私も、身のほどをわきまえなければ・・・、と思う。