昨日土曜日から始まった、NHKの番組「島の先生」を見た
奄美諸島のひとつで学校の先生をしている主人公千尋を演じるのは仲間 由紀恵
彼女自身もドラマの中では離島の学校で学んだ経験をもつ
同じ島の中で、先生として教鞭をとりながら、複雑な事情を抱えた生徒たちと共に悩みながら
成長してゆく物語だ
いじめや不登校に苦しむ子供たちが、離島の学校に転校し、里親の下で暮らしながら学校に通う
「山海留学」などの制度に目を向けている
Iターンで移住する家族も多く、都会暮らしに疲れた大人も含めて島全体が「保健室」のような
機能を果たしている
第1回目は東京にひとりの中学生がいる
彼はいつも弟と比較されて生きて来たが、優秀な弟の影響でまったく勉強が手につかず、
いじめメールなどに悩みながら登校拒否状態に陥る
そこで母親は、この島に息子と見学に来る
本当の原因は母親にあった
いつも比較されて嫌になった兄は母親に褒められたい、弟と平等に育ててほしいと願っていた
しかし空回りする
自由奔放な生き方の千尋は、自身の体験をもとに様々な行動を起こす
自分自身で生きていくことを決心する兄は自分でこの島に残ることを母親に伝えた
島を離れる舟に乗る日の朝、彼は土下座をして母親にはじめて自分の意志を伝えることになる
彼はこれからどのように成長していくのか楽しみだ
この島にIターンした大人たちもおり、様々な視点からの展開も期待できる
都会の生活に疲れた大人にも見てほしい番組だ