猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

島の先生

2013-05-26 | ドラマ
    


   昨日土曜日から始まった、NHKの番組「島の先生」を見た
   奄美諸島のひとつで学校の先生をしている主人公千尋を演じるのは仲間 由紀恵
   彼女自身もドラマの中では離島の学校で学んだ経験をもつ

   同じ島の中で、先生として教鞭をとりながら、複雑な事情を抱えた生徒たちと共に悩みながら
   成長してゆく物語だ

                    

   いじめや不登校に苦しむ子供たちが、離島の学校に転校し、里親の下で暮らしながら学校に通う
   「山海留学」などの制度に目を向けている

   Iターンで移住する家族も多く、都会暮らしに疲れた大人も含めて島全体が「保健室」のような
   機能を果たしている

                    

   第1回目は東京にひとりの中学生がいる
   彼はいつも弟と比較されて生きて来たが、優秀な弟の影響でまったく勉強が手につかず、
   いじめメールなどに悩みながら登校拒否状態に陥る
   そこで母親は、この島に息子と見学に来る
   本当の原因は母親にあった
   いつも比較されて嫌になった兄は母親に褒められたい、弟と平等に育ててほしいと願っていた
   しかし空回りする

   自由奔放な生き方の千尋は、自身の体験をもとに様々な行動を起こす
   自分自身で生きていくことを決心する兄は自分でこの島に残ることを母親に伝えた
   島を離れる舟に乗る日の朝、彼は土下座をして母親にはじめて自分の意志を伝えることになる

   彼はこれからどのように成長していくのか楽しみだ
   この島にIターンした大人たちもおり、様々な視点からの展開も期待できる
   都会の生活に疲れた大人にも見てほしい番組だ

                    

横浜バラクライングリッシュガーデンー2

2013-05-25 | 
   

  きのう金曜日にカミサンと久しぶりに出かけた
  横浜のバラクライングリッシュガーデンのバラがきれいに咲いていると
  新聞に載っていたから
  幸い朝早く到着して、様々な種類のバラを見て感激した
  名前もわからないが、驚いたのは小さな花のバラや地上に這うようなバラがとても美しかった
  また、色も豊富でどうやったらこんなに色がでるのだろうとも思った

  バラをからませたアーチも見事だった
  が、あまりに暑くてほとんどのバラは疲れ切っていた

                 

  特に今年は、猛暑で見頃がゴールデンウィークの5月上旬だったらしい
  桜も早かったがバラも早かった
  ほんとうに地球の温暖化が心配になる一日であった

  帰りは送迎バスがあったので乗ったらほとんどがバラを見に来たオバサン軍団だった
  このバスは隣接する住宅展示場と共同だった
  横浜駅西口に到着したら、次のバスに乗るひとたちで平日なのに行列ができていた
  こんなにもバラや花が人気があるとはおもってもみなかった

  ランチをゆっくり食べて楽しい有給休暇を楽しむことができた

  次回は蓼科の本家本元のイングリッシュガーデンに行ってみたい


                 

吉田 秀和-2

2013-05-24 | 音楽
        

   昨年悲しかったことはふたつある
   ひとつは4月に大好きな叔母が亡くなったこと
   もうひとつは5月に音楽評論家の吉田 秀和さんが亡くなったことだ


                  


   一周忌の前にNHKで以前放映した「吉田 秀和の軌跡」を見た
   90分程度の番組であったがなかなか面白かった
   吉田さんが雪の下の自宅で台所に立ち、
   朝食用の茹で卵を作っている姿などはめったに見られないものであった

   ホロヴィッツが来日した時の演奏を「ひびの入った骨董品」と辛辣な評価だったことは有名

   大相撲の大ファンとしても有名で朝日新聞にコメントも出ていた
   今の相撲を見たらいったいどんなコメントをしてくれるだろうか?
   絵画への造詣も深く、モネ、ドガ、マネ、クレーなどの評論もたくさんある
   けっこうひとなつっこいひとでもあり、
   鎌倉の街中を娘さんと歩く姿は見ていてほのぼのとするものであった
   また先に亡くなったバーバラ婦人の写真を大切にしている姿を見ると、
   幸せな人生であったのだろうと思う


                  

   なぜか一番印象に残った言葉は、
   「もともと十分準備をして原稿を書くが、
   完成して、見直しをして、削ったり、追加したりして校正するときが一番楽しい。
   仕上げが大切だ。」と語っていたことだ

   私もブログだけでなく日記なども見直し、誤っていると赤ペンで修正するクセがある
   仕上げが大切だと思う
   仕上げよければすべてよし

   彼の作品はたくさん残っているし、
   弟子もたくさんいるし、
   水戸芸術記念館は存続しているが、
   それでも悲しい
   もう一度 ご冥福をお祈りしたい


                  

  

ブラームス

2013-05-23 | 音楽
            

   先日たまたまある市民楽団のコンサートを聞くことになった
   細かいことはよしとして、そのとき感じたことを書いてみたい

                 

   なぜそのコンサートに行ったかというとブラームスの交響曲第2番を演奏するからだった
   4つの交響曲の中でも有名なほうだと思う

   もちろん小澤 征爾がサイトウキネンで数年前に演奏した時のビデオが頭から離れなかった
   曲自体は何十年間も聞いているので、よく理解しているつもりだった
   そして第3楽章と第4楽章の盛り上がりを期待して行った

                 

   結果は大した出来ではなかった
   その理由はふたつあると思う
   ひとつは、指揮者が若すぎて老齢者の多かった楽団員をうまくコントロールできていなかったこと
   もうひとつは、演奏家が一生懸命ミスをしないように演奏していたが、どうもノリが良くなく
   言葉は悪いがただ演奏しているという雰囲気がしたから

   結果聴衆に何も伝わるものが無かった
   曲の解釈がほしかった
   指揮者の解釈を演奏家たちにきちんと伝え、それを演奏家たちがきちんと答える
   そういうコミュニケーションがとれていなかった
   つまり、「借りて来たネコ」状態に聞こえた

   後期ロマン派の大物ブラームス
   「おれのブラームス像はこうだから、こういう演奏をこころがけてほしい」
   自分なりのブラームス像を展開してほしかった
   味のない演奏ほど聞いていて退屈なものはなかった
   下手くそでもいい、自分のブラームスをしっかり演奏してほしかった
   奥の深いブラームスの作品を華咲かせるのは、きっと難しいかもしれない
   でもブラームスだからこそ聞いてみたいと誰もが思うかもしれない

   あなたは「ブラームスはお好き?」

                      

「じんじん」

2013-05-22 | 映画
     

   昨日、映画「じんじん」の試写会が銀座ブロッサムホールで行われた
   この映画は、絵本が紡ぐ親子の絆を描いたもので注目している
   主演は大地 康雄さんである

                 

   舞台は北海道の剣淵町で、そこで繰り広げられる笑いあり涙ありの作品に仕上がっている

   剣淵町は絵本の町として全国的に普及させようと運動している

   この映画から生まれたのが絵本「クロコダイルとイルカ」
   原作はドリアン助川で、あべ弘士の絵がとても素敵らしい
   まだ、現物を読んでいないのでなんとも言えないが
   主人公が娘に読み聞かせる絵本らしい

                 

   大地さんが新聞にメッセージを残してくれた

   「子育てで悩んでいるお母さん、人とうまくつきあっていけない人、目先のことに振り回されて
    いる人に見てほしい。一番大事なことを、この映画を見て思い出してもらえればうれしいですね」