猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

志望動機

2012-01-31 | 日記
         

  私はときどき大学に行って3年生・4年生・大学院1年生・2年生に就職相談をするときがある
  先週行った国立の大学で素敵な留学生に会った

                      

  彼女は上海の大学で海運ロジステイックスを学び、コスコという大手の海運会社に入った
  ところが自分のやりたいことではなかった
  たまたま大学4年生のとき日本の大手海運会社から奨学金をもらい勉強してきた
  コスコで3年間勤務してから退職し、勉強して日本の国立大学の大学院に入った
  そして、その奨学金をいただいた日本の大手海運会社をめざしてエントリーシートを書いた
  その内容を添削するということであった

                      

  初めて会ったひとのエントリーシートを添削するのは時間的にも大変きついものがある
  彼女は中国語・日本語・英語が達者であったが、日本語の文章には若干不安があった
  つまり助詞の「て、が、の、は」など日本語の微妙なところが誤っていた

  時間が足りなくなってしまい、宿題にして冷静に添削してあげることにした
  ほぼ完ぺきな日本語の志望動機が完成したので、印刷して読みあげてみた
  800字の字数制限がありとてもしんどいものであった

  しかし、読み返してみると会社の方針や自分の5年後、10年後にやりたいこと
  最終的には中国と日本の架け橋になりたいという壮大なテーマが浮かび上がってきて
  すばらしい志望動機が完成した

  彼女はM1(修士1年生)でこれからが就職活動の本番だがきっと良い結果を残すであろう
  日本人だけでなくほかの国の学生の就職支援に携わることができ、自分の視野も広がったようだった
  添削後自分自身がとてもよい気分であることに気がついた

                      

ラフマニノフ

2012-01-30 | 音楽
        

  1月28日の土曜日の午後3時
  楽しみにしていた渋谷オーチャードホールに出かけた
  ピアニスト小山 実稚恵さんのリサイタルを聴きにいくために

                 

  毎年2回開催されている12年24回リサイタルのちょうど12回目
  テーマは「音の洪水」であった
  今回も前奏曲と練習曲であったが、驚きの連続
  シューマン、ラフマニノフ、ショパン、ラフマニノフの順に6曲ずつ演奏された
  聴きたかったのは最後のラフマニノフの練習曲集「音の絵」より6曲だった

  スタインウェイと3年寝かした岐阜のひのきの新しい舞台床
  絶好調の小山さんの演奏
  すばらしいラフマニノフだった

                 

  いつもの通りアンコールは3曲
  リストのため息
  浅田 真央が滑るときの音楽だったラフマニノフの「鐘」
  荘厳な鐘の音だけでなくやさしさ弱さなどピアニシモの魅力が光った
  そして最後は大好きなヴォカリーズ
  ピアノ生演奏は初めてだったがすばらしい演奏だった
  こんなにもラフマニノフを自分の曲にしている人はいないと思って調べてみたら
  小山さんは大学院の修士論文のテーマがラフマニノフだったんですね
  ますます、小山さんとラフマニノフが好きになった土曜日でした

                   

ルーブル美術館 巡回展

2012-01-29 | アート
      

  1月27日の読売新聞に出ていた
  東日本大震災の被災地支援の一環としてルーブル美術館が考えていたこと
  それは、東北3館で順番に所蔵品の巡回展示を行うという

  フランス側は、独自の調査で安全を確認してから、企画を実行したという
  日本にも提供してほしいものだが

                   

  テーマは「出会い」
  古代エジプトを始め様々な形で人間の絆を描いた彫刻や絵画など24点の出展となる
 
  自分たちに何ができるかの結果、こういう形にしてくれたことはありがたい
  そして、地元にもお金が落ちる

  岩手、宮城、福島の美術館
  時間を作っていずれかに行きたいと思う

                   

夜明けのスキャット

2012-01-28 | 音楽
    

   先日、NHKで由紀さおりのアメリカ公演のライブを見た
   例のピンク・マルテイーニというJAZZバンドとの共演であった

                

   久々に由紀さおりの声や表情をありありとみると面白い
   思ったよりも低音でアルトの声域なんだなとか
   思ったよりも口を大きく開けないんだなとか
   落ち着きがありさすがだなとか
   身振り手振りが豊かだなとか
   顔がのっぺらぼうだなとか
   衣装がきれいだなとか・・・・・

   マシュケナダ
   ブルーライト・ヨコハマ
   真夜中のボサ・ノヴァ
   パフ
   などとてもよかった
   でもやっぱり
   聴衆を驚かせるイントロの夜明けのスキャットが印象的だった


   
   (アルバムジャケット)

   ラーララララー
   ルールルルルー
   パン、パパパパンー
   長調に転調したときの晴れやかなこと
   意味深な歌詞とメロデイーがとても調和している
   由紀さおりの堂々とした、しっとりとした歌い方がまたよい
  
   お姉さんとのデュオの童謡も大好きだが、歌謡曲もなかなかよい
   永く歌い続けたいという彼女のインタヴューが伝わってきた番組だった
   CD「1969」を買って聞いてみるか

                
     

お弁当

2012-01-27 | 日記
         

  朝日新聞のコラム「ひととき」は読者が書いたものだ
  先日のタイトルは「息子に最後のお弁当」というもの

  高校3年生の次男に作ったお弁当が最後となるが
  長男が中学に入った時からすると計9年間お弁当を作り続けてくれた母親
  次男の最後のお弁当には大好きな「のり弁2段、おかずは鶏のから揚げ・卵焼き・野菜のきんぴら」にした

                 

  帰宅した次男は
  「お弁当おいしかったよ!今日のがお弁当の王道だね!・・・6年間、ありがとうございました」
  と恥ずかしそうに言った
  思いがけない言葉に、胸がジーンとした

                 

  私は最初の会社を辞めて早5年が経過した
  そして、カミサンがお弁当を作り続けて5年になる
  いつまで続けてくれるのかわからないがほんとうに感謝している
  カバンは重くても、心は軽い
  毎日通勤電車で、カバンを持ちながらこんなことを考えている